こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[手に汗]

2018-04-26 20:28:34 | 朗読教室
はじめまして。2018年4月。川崎市中原駅徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分、神明神社で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[手に汗]

今日は二回目の朗読教室でした。

教室のメンバーは、短い方でも3年通っておられる方々。そして、ここでは、最年少です。先月まで通っていたアナウンサー教室ではダントツの最年長だったので、このギャップにまだ慣れないでいます。

さて、前回は詩の朗読でしたが、今回の文章はジャンルで言うとコラム・エッセイです。
「最初の印象」大倉曄子。このタイトルを読むところから、ご指摘を受けました。「の」でつながっている言葉は一つなので、区切らないで読む。それと作者は「おおくら はなこ」と読むのですが、ここも平板で、ファーストネームが目立ちすぎないように読むのです。ベテランの生徒さん達はないのですが、私はそんなことも初めてです。

どんなお話かご紹介します。作者の大倉さんは作家です。有名な江戸川乱歩先生に初めて会う時に、様々な噂を聞きます。緊張してお会いすると、噂とは違ってとても気さくな方であった。そして、とても優しい方でその逸話も入っています。

一回目は、全体を4つに分割した一部を読みました。そして二回目は全文章を読みます。A4で4枚になる原稿です。皆さんとても上手なのですが、私の前に読む方が特に上手な方なのです。そしてとても優しい語り口でとてもいい声です。文書の中になる情景が、目の前に浮かぶような素敵な読み方です。前の方の発表に聞き入りながら、次は自分の番であるため、手のひらには汗がでてきました。

私の順番になりました。途中まで、細かいイントネーション、文章の立て方を意識していました。すると文章を読む流れが止まってしまいます。そこで、間違ってもいいから読みとおしてみようと心を決めました。読み終わると、
「指示後を読むときに、その指示後のさす言葉を想像して読んでください。」
と先生がおっしゃいました。そうか、それは頭にありませんでした。私の後の生徒さんの発表を聞いていると、指示後では感情をこめて読んでいます。全員の発表が終わると、何回くらい読む練習をしてきたかという質問をされました。みなさん3回から5回でした。私も先週5回くらい練習をしました。アナウンサー教室でもそうだったのですが、あまり自分の世界観で読みこんでしまうと、先生のご指摘を受け入れ慣れないくらい癖がついてしまうのです。すると、私と同じ意見の方がいました。私は深くうなずきました。

そして、クラスの中での緊張と、読むということに対する緊張が抜けず、授業が終わるとどっと疲れがでました。

こくごの塾では、生徒と一緒に朗読をする時間、また私が読む時間を持ちたいと思っています。その時の為に、沢山学んでいきたいと思っています。

来週は、童話です。とても可愛い文章です。朗読一年生、頑張ります。


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