こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[究極のプレゼン]

2018-07-09 19:19:19 | 紙芝居
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分新明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸とします。そして、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

■夏休み無料紙芝居イベント

★ベジ&アートフェスティバル
7月29日(日) 
(高津区民祭同時開催)
二子会館
13:30~16:30
無料で紙芝居
100円でタングラム作りのワークショップ

★夏祭り@ノースポート
紙芝居イベント
センター北ノースポート6階
8月19日(日)
8月26日(日)
10:00~14:00
無料で紙芝居
100円でタングラム作りのワークショップ

○7月・8月は、塾の無料体験はお休みします。

■夏休み作文(読書感想文)教室
夏休みの作文または読書感想文を書くコツお伝えします。
授業は50分。一コマ4名まで。2000円です。
開催場所 神明神社(武蔵中原駅徒歩15分)
開催日7月24日・31日8月21日・28日
全て火曜日
時間によって対象学年が違います。詳しくは、ホームページまで。
ホームページ小学生の国語作文塾 in 川崎 こくごレストラン

こくご食堂今日のお話は[究極のプレゼン]

昨日、沼津に行ってきました。
今日は、ニッポン全国街頭紙芝居大会in沼津を観覧しました。。

第7回ニッポン全国街頭紙芝居大会IN沼津
フェイスブック

ホームページ

昨日は、外国人の方による紙芝居を紹介しました。

今日は日本部門です。6会場で紙芝居を展開していました。その中で、プレミア部門で参加しているプロの紙芝居士さんは、3公演しています。3公演の演目は全部違います。ですから、同じ紙芝居士の方を三回みたくなる人もいるでしょう。私は、三橋とらさんの紙芝居で、前前から演目を聞いていた、「耳なしほういち」と「注文の多い料理店」を見る予定でした。

紙芝居はオリジナルで、どちらの作品も絵は違う方が書いていました。「注文の多い料理店」では、あまり表情のでない人物と、外国の雰囲気がでている絵。
「怖い話だよ。」
と前説明してから読み始めましたが、数人の女児は紙芝居から少し離れてスタンバイしていました。キャーと叫ぶ怖さというよりも、後からジワジワくる怖さがありました。演劇就寝のとらさんの迫真の演技に、大人も子供も引きこまれました。


「みみなしほういち」この話を初めて知ったのは、アニメ「日本昔話」でした。市原悦子さんと
常田富士男さんがナレーションをしており、毎週土曜日の19時から放送していた番組です。この「みみないほういち」は常田さんが1人で担当していたように思います。怖い話です。耳を切らなくても・・とらさんの紙芝居は北海道の美術の先生に書いていただいたそうです。この絵画がとても素晴らしかった。そして怖かった。そこに「語り」が入ると、紙芝居の絵が動いてきそうでした。そして、「みみなしほういち」が琵琶を奏でる場所が、平家の安徳天皇の墓前と初めて知りました。天皇が代々受けつぐ三種の神器(鏡・玉・剣)とともに、海に沈んだ安徳天皇。源氏に追い込まれた平家一門とともに、海の底に沈んだ三種の神器は、ここで一度失われるのです。なんて、歴史の学習を思い出しました。

プレミア部門では、8組プロの紙芝居士が出演していました。その中に、マットくんがいました。彼は、飛脚です。今回の作品は、「ありがとう」がいえないお爺さんのお話でした。紙芝居の途中で笛がでてくるのですが、この笛の音を聞くと、子供たちがシーンとなり聞き入っていました。
各会場、一回の持ち時間が20分で、そのうち半分くらいクイズをします。このクイズ客を温めます。マットくんは、なんとなく「おねえ」キャラで勧めており、クイズに答えるプレゼントを配布していました。

そして、今回優勝した大坂のがんちゃん。彼の紙芝居はテンポと笑いがあります。最初のクイズで配布するのも、ポケモンをもじったシール・ガンチャンブロマイドなど、工夫とお笑いたっぷり。大坂の方なので、「オチ」がしっかりしています。そして意外性。私がみた回では、「まんじゅうこわい」という演目でした。子供も、大人も「知っている」と言いました。しかし・・・ここでネタばらしはしませんが、とにかくまったく違う「まんじゅうこわい」なのです。インターネットでがんちゃんの紙芝居を見たときは、とても攻撃的な人なのかと思っていました。しかし、現場にいくと違います。質問に答えて手をあげて、差された後意見をいえないちびっこの所までいって、その子が話すまで待っています。とても暖かく、子供が好きなことが伝わります。それは他の紙芝居士の方も同じです。そと

マーガレット一座の「きむちゃん」は女性の紙芝居士です。彼女は、まわりのみんなを巻き込む話術が素晴らしい。クイズは、全員が答えられるようにヒントを出し続けます。そして、みんなが答えて満足する。これって、私も塾の授業でも使っていました。わかるようにヒントを出し続ける。わかると、みんな共感できるのです。


梅ちゃんの紙芝居は、絵に工夫がありました。「いなばの白ウサギ」でしが、赤いうさぎが白いうさぎになる演出は「ほー」と声を出してしまいました。そして、途中でお客さんを舞台に挙げて、戦う。この演出も観客を飽きさせません。

「なっちゃん」は、またまた、この方もインターネットの動画では、とてもにぎやかで少し苦手かなと思っていました。しかし、ライブでみるとまったくイメージが違いました。思っていたより小柄な方で、女性的でした。にぎやかにしていますが「うるい」ということもなく、全力で紙芝居をしている姿に胸を打たれました。

プレミアム部門では、「とど すずき」の紙芝居だけ、見ることができませんでした。残念です。

歌手の歌声、演劇、絵画鑑賞、紙芝居。これは、なんでも一度ライブ体験したいものです。文字より映像。映像よりライブです。特に紙芝居は、観客の反応も楽しみの一つ。クイズで珍回答をするお子さんの発想の豊かさに、舌をまくことがあります。そして、その答えにどう対応するか?究極のコミュニケーションです。究極のプレゼンテーション。

見ているのも楽しいですが、やはり私は紙芝居をやりたいと強く決心しました。

インスタグラム動画
第7回ニッポン全国
街頭紙芝居大会in沼津を観覧していきました。
その様子をアップしました。
masasayama こくごレストラン
https://www.instagram.com/masasayama/?hl=ja
フェイスブックhttps://www.facebook.com/kokugoresutoran/