くるねこ 価格:¥ 1,050(税込) 発売日:2008-01-15 |
その言葉とともに友達が貸してくれたのがこの本でした。
Amazonの商品紹介メール(購入履歴などをもとにこっちの好みそうな商品紹介を送ってくる)などで知ってはいました。たぶん猫の里親探しをしている方のエッセイまんがなんだろうと。
でも、実際読んでみると思った以上に猫好きにはツボにくる内容。ちょっとゆるーい感じのユーモアと、あったかさと、それからちょっと胸にくる悲しさも。
その中で特に印象に残ったのは売れ残りのスコティッシュホールドもんさんと、先住猫にやさんとのエピソード。
スコ猫なのに耳が折れてなくて、しかも顔が怖いので売れ残ってたもんさん。ほだされてくるさん(作者。くるねこ大和、というペンネームが洒落だってことに気付いたのも本を貸してもらってから)が買ってきてしまったのを、ちょっと怒りながらもあたたかく迎えてくれたにゃさん……。胸にくるエピソードでした。
そんな怖い顔の仔猫だったもんさんもやがて大人になって、オッドアイがチャームポイントの立派な女王様に。くるさんは『美輪のもんさん』とニックネームをつけてましたが、それだけでどんな雰囲気か伝わってきて可笑しくなったり。
でも、先日『くるねこ大和』ブログを拝見したら、思いがけないもんさんの旅立ちのエピソード。
本の中だけで、実際には会ったこともない猫さんだけど、思わずハッと胸を突かれました。
やっぱり一昨年逝ったウチの老猫、あやの最期を思い出すし……。
でも、とても素敵なその日のエッセイコミックでした。もんさん、幸せだったんだろうな……。
もんさんのご冥福をお祈りします。きっとにゃさんが迎えてくれたことでしょう