あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

誰の言葉だったか……?

2009-12-21 00:38:06 | 日記・エッセイ・コラム

好きな言葉、とはちょっと違うのですが、心に留めておかなければならない、と思っている一節があります。

 “過去は、甘い腐臭を放つ死体にすぎない”

という言葉。

ある程度の年齢になると、つい、言ってしまいがちなセリフってありますよね。

“自分はかつて勉強ができた”“結構人気者だったのだ”“昔は、美人だった”……etc.

そういうことを言って嫌味にならないキャラの人もいるし、冗談や、憎めない見栄くらいならいいのですが、これって危険を秘めていると思う。

こういうことを言い募ると、つまり、今の自分には何もないのだ、と言っているようなもの。

今、自分が何ができるか、どんな人間かの方が、ずっと大事なのに。

私は見栄っ張りの方なので、つい、そういう傾向になってしまいそうな時がありますが、上記の言葉を思い出して、戒めにしたい、と思っています。

けれど、誰の言葉だったのか、実は忘れてしまったのです。

ご存知の方いないかな……。

ちょっとドキッとする生々しい言葉だけど、ゆるい私にはこのくらい厳しい方ががいい、と思っています。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 危険メニュー。 | トップ | 安くあげても、安っぽくない! »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ちょっと違うけど、私もいつも自分の戒めのように... ()
2009-12-21 00:59:51
ちょっと違うけど、私もいつも自分の戒めのようにしている格言があります。「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」というのです。誰でもつい過去を悔いてしまいがちだし、他人の言動が気に障るものです。でも、そんなマイナスな感情は振り捨てて、気持ちを切り替えて、今までの後悔を踏んで立つような気構えで、新しい自分を作りより良い未来を切り開いていくことが大切なんだと自らに言い聞かせています。
返信する
Hさん、コメントありがとうございます! (雨ふり猫@管理人)
2009-12-21 01:15:23
Hさん、コメントありがとうございます!
“今までの後悔を踏んで立つような気構えで”って、ああいいなぁ、と思いました。けれど、私はなかなかそこまで強くなれないかも。
でもたしかに、他人を変えようとするより、自分を変える方がずっといいはず。
ヘタレな私ですが、教えていただいた言葉も心に留めて、もう少し精進したいです。
返信する
管理人さんの気になる言葉…古いフランス映画とかに... (エラティト・シン)
2009-12-21 21:05:49
管理人さんの気になる言葉…古いフランス映画とかにも出てきそうですね[E:confident]

私のここ15年ほどのモットーは…“背負えない荷物は背負えない”なのでした[E:coldsweats01]最初は“…背負わない”だったのですが、ある友人に話したら「“…背負えない”って方が、正しくない?」と言われ、そうかも[E:coldsweats01]と考えて、現行のものになった、という、ゆる~いにも程があるものなのでした[E:coldsweats01]
『魔女と巫女のあいだ』に投稿しようと思ったんですが…
今は亡き脚本家の佐々木守さんが、ある座談会で発言された言葉も、私にとっては大切なものなのでした。「…誤解を恐れずドグマチックな言い方をするならば、差別の無い社会に、ドラマは生まれないと思う」
自分とは違う他者を認め、受け入れるのが、現実社会においては理想[E:confident]
…しかし、そう出来ない業や、そうする上での葛藤や哀しみ、怒り、そして、喜び…そういうものを描き、反面教師となるのが、優れたドラマの役割なのだ…と、おっしゃりたかったのではないか、と[E:coldsweats01]
返信する
人が、何かを創作する理由には、いくつかあると思... (雨ふり猫@管理人)
2009-12-22 00:42:55
人が、何かを創作する理由には、いくつかあると思います。
“誰かにあてたラブレターだ”というロマンチックなことを言う人もいれば、“愛について書く人間はたくさんいる。だから自分は、死を書く”といったホラー作家もいる。
満たされない思いや、自分の欠けたところを埋めるため、というのもある気がする。
そうして、差別に対する怒りや葛藤もまた、ドラマを生むエネルギーになるのですね。
そういえば、松本清張作品を“ルサンチマンの文学”と評しているのにハッとしたこともありました。
差別を嘆くばかりでなく、抵抗のエネルギー(それも芸術に昇華して)って、意気地無しの私には無い考えでした[E:coldsweats01]
でもちょっと勇気出ますね。
返信する

コメントを投稿

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事