あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

とても気持ちが分かるそうで。

2010-04-01 22:31:08 | テレビ番組
今日、『アメトーーク』のSPを観ました。
目当ては“家電芸人”でしたが、そのあとの“人見知り芸人”と“町工場芸人”も続けて観ていました。
そうして、“人見知り芸人”のあまりの人見知りに、
「私も人見知りの方だけど、これほどじゃないなぁ」と言ったら、
母は、「でも、気持ちは分かる!」と言いました。
私はハッとして、思わず言いましたね。
「そうだった、母さんって人見知りだったよね!」
ほんとに、母は極度の人見知り、というか、なんにせよ、冒険するのがダメな人なのでした。
以前、美輪明宏さんのコンサートに母と行ったとき、前の方の列に高校の時の先輩を見つけて、
「あ、先輩だ。ちょっと挨拶に行ってこよう」
と行きかけたら、
「やめて!私も挨拶しなきゃいけないかもしれないから!」
と必死な顔で止めるんです。
結局行くのはやめましたが、とにかく、知らない人と挨拶したり、なにかしら世間話をしたりするのが嫌らしい。
初めてのところに行くのも嫌だし、そもそも出掛けるのが嫌なの、と言ったりして。
私も似ているところもありますが、人見知りな一方、新しく人と知り合うのが面白い、という気持ちもありますし、スイッチが切り変わることがあるんですね。
自分でも無意識に、急に大胆になったり、積極的になったりする。
母は男兄弟のまんなかで育ったので(長姉がいるが年が離れている)さっぱりしているところもあるし、意地っ張りで気が強いところもあるのですが、こういう部分を見ると、“ほんとうはデリケートな人であるのだな”と思ったりします。
芸人さんの人見知りエピソードを聞きながら、
「うん、うん。わかるわかる」
と言っている母を見て、複雑な気分になった夜でした。
(母に育てられたせいか、うちは猫まで人見知り&猫見知りです)


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2 コメント

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江戸の女性の気持ち、ちょっと分かる気がしますね。 (雨ふり猫@管理人)
2010-04-01 23:48:02
江戸の女性の気持ち、ちょっと分かる気がしますね。
相手が聞いてほしくないことは、まず聞かない、ということですね。
そのうえで、相手に心を開いてもらいたい、と思ったら、まずこちらから開いて、自分、っていうものの素を見てもらおう、ということかなぁ、と思いました。
それは、自分のことばかり話す人と一見は同じようでいて、根っこはまったく違うものなのですね。
相手への思いやりと礼儀なのですね。
現代人の私には小粋にやるのは難しいでしょうけれど、見習いたい気がしました[E:confident]
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かつて杉浦日向子さんが雑誌に書かれたエッセイで... (エラティト・シン)
2010-04-01 23:12:35
かつて杉浦日向子さんが雑誌に書かれたエッセイで、とても心に残っている件りがあります。

江戸の女の、人付き合いのマナーとして…
「歳を聞かない、家族を聞かない、出身を聞かない」と、いうのがあったのだそうです。
その代わり、自分の事は色々話すのだと…

今の時代ですら、初対面の人間同士の会話のきっかけに使われるネタを封じて、江戸の女達は、まず自分を知ってもらおうとする…

数年前、会社近くのカフェで、地域親睦を目的としたライヴが行われまして、誘われたので参加してみたんですね[E:coldsweats01]
私より遥かに若い人達ばかりで「わ、モロ場違い[E:coldsweats02]」と後悔したんですが、更に拍車をかけたのが…
とにかく、その場にいた若い男女は、相手の年齢ばかり聞きたがるんです[E:coldsweats02]
自分と同じ年代ならば良し、そうでないなら、自分とは違う世界のヒト、という感じで他人を見ているのかなぁ(こういうのも、人見知りの変型かも?)、それって世界が広がらないんじゃないかなぁ[E:coldsweats02]、やっぱり、杉浦さんの書いてた江戸の女の交際術は正しいかも、と思いましたね…
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