これは、偶然にも震災の少し前に買った本です。
コミックいわて 価格:¥ 735(税込) 発売日:2011-01-25 |
私は北関東生まれの北関東育ちですが、両親が岩手出身ですし、私にとっても岩手県は懐かしい場所です。
それに、『とりぱん』のとりのなん子氏のファンなので、氏の短編目当てでAmazonで購入しました。
でも、実際に読んでみると、一番気に入ったのは『メドツ日記』というカッパについてのストーリーでした。ほのぼのしてて、カワイイのです。
それと、さんさ踊りがテーマの『幸来来』(さっこら)に出てきた、岩手県民の性格については笑った。
“マジメ、単純、見栄っ張り”――私も見事にあてはまるので
他、吉田戦車氏の『0歳児北へ』や独特の味わいの『ひで次くん山へ!』も面白かった。
帯に『岩手県知事責任編集』とある郷土愛にあふれたこのコミックスは、口絵部分にいわて漫画マップがあって、こんなに岩手出身漫画家がいたのかと驚いたり。
ところが、読後すぐ、あの恐ろしい震災です。
岩手在住作家の方は無事だったのか。それに、漫画の舞台になった地域(陸前高田市とか)の美しい景観は失われてしまった……。と思うと、素朴なこの本を違った感慨でながめることになってしまいました。
でもまたこの本の第二弾が出て、再生した岩手を描いているのを見たい!とも思うのです。
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