乙女日和 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2005-05-18 |
でもただ漠然と散歩するのではなく、その月ごとにテーマを決めているのが楽しい。
4月はお花見日和で、これは定番ですが、洋館日和とか噴水日和、ホテル日和なんていうのもあります。
7月バカンス日和は、空想の中の旅で、“そもそもお散歩していないじゃないか”と突っ込みたくなりますが、バカンスほんとに行っちゃってもお散歩じゃないしね。
私が特に魅かれたのは自分の理想の映画館プログラムを作る映画日和。それから、食いしん坊の私としては、おいしいもの日和や、朝ごはん日和なんていうのも、魅力的でありました。
この本を読んでいると、自分なりのテーマで、お散歩してみたくなる。
友だちとのおでかけは、楽しいですよね。会話もできるし泊りの場合は夜も淋しくない。友だちの一言や行動から、新たな発見があることもある。
でも、案外解っていない、自分という存在と寄り添ってみるのが、ひとり時間の楽しみでしょうか。
ひとりであてもなく歩き回ってみるのも、けっこう悪くない、と思わされる本です。
自分では自分の事を、ズボラな人間だと思ってたんですが、チェックアウトの時間、電車に乗る時間、飛行機に乗る時間、そういうのをかなり意識して、キチキチ段取りして動くタイプなんだ、と分かり、「割とつまんないわね~[E:coldsweats02]」と思ったり…
時間を忘れて風景を眺めてボーッとするのが難しい、飽きっぽいタイプなんだと分かって、ちょっと悲しくなったり…[E:weep][E:coldsweats01]
自由気ままな一人旅でも、自分で予定を作ってそれに従ってしまう、というのは…[E:coldsweats01]
でもきっと、人と合わせるのはイヤ[E:angry][E:dash]って部分は多々あるんでしょうね[E:coldsweats01]
美術館では自分の好きな絵の前でずーっと立ち止まっていたっていいし、疲れたらすぐ休めるし。
でもその一方で、友だちとの旅は思い出が多彩、って感じもする。
複数の旅とひとりの旅、楽しみはまったく違うものなのでしょうね。
人に合わせるのがそんなに苦ではない私ですが、意外な自分が発見できる、ひとり旅に興味が出てきたこの頃です。
シンさんほどきっちり出来そうにないですけど[E:coldsweats01]