母ともども、『相棒』をいつも楽しみに観ています。
『相棒』、というと社会派のイメージ強いですが、今回のストーリーはちょっとユーモラスなところもある小品で、こういうのも大好きです。
重い話、やるせない話、憤りを感じる話もあるけれど、その中にふとユーモアもあり、また、今回のようなちょっと軽めのストーリーが織り込まれるのもいいところだと思っています。
また、かつての杉下右京氏の相棒亀山薫くんも良かったのですけど、今の神戸尊くんもお気に入りです。勝手に、亀ちゃんは犬的、尊くんは猫的だなぁ、と思ったりして。
右京さんが「~して下さい」と言うとき、亀ちゃんだったら理由なんて聞かなかった。「ハイッ!」とすぐに走り出していって、骨身を惜しまず働いて、右京さんを信じ切ってた。千切れそうに振る、しっぽが見えてきそうでした。
一方尊くんは、文句いうし時に逆らうし、必ずしも忠実ではないですけど、演じる及川氏が『ほめてもらいたくて頑張る、可愛いところもある』というとおり、なんか憎めない。
前回の話かな、「このバルサミコのソース、美味し~い!」とか言ってる様子に、「ギャルかっ!」と突っ込みたくなりましたけど、甘え上手だなぁ、とも思います。彼のキャラを活かしたちょっとユーモラスな話も、もっと観たいなぁ。
ところで、公開中の劇場版は完全社会派ですけど(しかも、衝撃の結末は看板に偽りなし)、去年の年末母と観に行ったとき、後ろに、叔母さんらしき人に連れられた小学生女子3人組(5、6年生くらい)が座ったので驚きました。
叔母さん(?)が「ヤマトがよかったのに~!絶対感動するんだから~」と言うのへ、「ヤダ。相棒がイイの。ウチのクラスにも好きな子他にもいるよ」と言いかえしていて、渋いなぁ、と思いました。
叔母さん(推定)が、「〇〇ちゃんて、ホントは45歳くらいなんじゃない?」と言ったのは、まさにそのあたりの年代の私はちょっと苦笑。
観終わってから、『こんな重い話で大丈夫だったかなぁ』と思いましたが、叔母さんと話してた子が「これからどうなっていくんだろう。早く続きが観たい!」と言いながら颯爽と出て行ったので、変わった小学生もいるんだなぁ、と感心。
まぁ、私の小学生の頃を考え合わすと、ひとのことは言えませんけど……。
あの頃の水谷さんは、純情だけど、それだけが取り柄(ヒドい[E:coldsweats01])のチンピラ役が、妙にハマっていて…
世故たけた、イヤらしさも併せ持ったオトナを、岸田森さんがおやりになっていました…[E:confident]
年月が経って、こんな風に役者は面変わりするんだなぁ[E:confident]としみじみしてしまいます[E:coldsweats01]
警察のレギュラーとして、片桐竜次さんが出演されているのを見ると、つい笑いそうになります[E:sweat01]
犯罪者役で一世を風靡した役者さんが、ねぇ…[E:coldsweats01]という事で[E:coldsweats01]
今回の劇場版「相棒」も、かなりのクォリティに達しているらしいですね[E:happy01]
チャンスがあったら、観に行きたいです[E:note]
もっとも、寺脇氏の亀山君も、及川氏の神戸君も、ちょっと地に近い部分があると思うんですけど、水谷氏の右京さんは、すごく作り込まれていて、実際の水谷氏とはかけ離れているのかな、とも思いますけれど。
それと、映画といえば、國村隼氏が警察幹部の役で出てらっしゃるのですけれど、氏が水谷氏に「バンパイヤの頃から観てました!」と言ったら、苦笑されてたそうです。
なんかわかる気がする……[E:coldsweats01]