寒くなったので、石油ストーブを出しました。
ストーブを出すと、この5月に逝ったうちの老猫のことが思い出されてなりません。
ストーブがとても好きな猫でした。
毎年、秋にストーブを出すとそれが何なのかちゃんと覚えていて、“あっ、これこれ!”って顔になりました。
そうして、スイッチを入れる(音楽が鳴るタイプ)と、嬉しそうに手に頬ずりしてきて、ストーブの前にころりと寝そべりました。
寝そべっているうちに気持ちよさそうにのびをして、その伸ばした足の裏の肉球を私がふにっと指で押すと、目を細めて、“ああ、幸せ”って顔をするのを見るのが好きでした。
だから、ストーブの前にあやがいないのが、しみじみ淋しいのです。
折しも、猫を飼っている先輩から悲しい知らせが届きました。
うちの老猫は18歳でしたが、それでも逝ったときは後悔がありました。
まして、先輩のところの子は、まだ1歳だったのです。どんなにか悲しまれているだろうと思うと、こちらの胸もつまりました。
長い時間がたてば少しずつ受け入れられるだろうと思っても、ふとした瞬間に思い出すこともあります。
先輩が少しずつ元気になること、それからその猫ちゃんが安らかであることを祈りたいと思います。
それから、うちの老猫あやのことも。
ストーブつけたよ、戻っておいで。
つい、そうつぶやいてしまう日々です。
猫ちゃんたち、大切にしてあげて下さい[E:confident]
私も、もっと抱きしめればよかった、って今も後悔しますもの[E:despair]
時間がかかるでしょうが、ゆるゆる元気になって下さい[E:shine]