インド洋の長い航海が始まった。
赤道を越えたが思い出はない。
上甲板では赤道祭りが行われていた。
2等船客の我々には無縁でちょっと覗くとプールがあり乗客はリッチな白人
ばかりだった。
若い船員たちの部屋に遊びに行っていきなりH写真を見せられた。
それ以上過激なものは想像できない交接シーンだった。
絵葉書大のそうした写真は船乗り達の必需品でだれしもが所持しているに
違いない。
束で渡されたが1枚目をみて驚いて放り出し一目散に逃げ帰った。
裸が不道徳視され一般人の目から遠ざけられたのは文明開化によってで
ある。
幕末までは銭湯は混浴であり普通そこでは性が意識されなかった。
当時日本に滞在した外国人は雑貨屋の軒先に浮世絵が並べられていて
子供の目にもさらされていることに喫驚している。
ブラジルの密林で裸族の社会制度と風俗を研究したレヴィ=ストロースの
名言:
羞恥心は社会制度である。
わたしは明治の教育制度の枠内に入ったことはないがその影響を強く受
けて育った。
最新の画像[もっと見る]
-
フランス革命下の一市民の日記5/ラス・カサス インディアスのジェノサイドと戦う 1週間前
-
フランス革命下の一市民の日記5/ラス・カサス インディアスのジェノサイドと戦う 1週間前
-
フランス革命下の一市民の日記4/トゥーサン・ルヴェルチュールとハイチ革命 1ヶ月前
-
フランス革命下の一市民の日記3/フランス革命とハイチ黒人反乱 3ヶ月前
-
ジョウビタキと「会話」/難聴者の孤独をいやされた 4ヶ月前
-
フランス革命下の一市民の日記2/戒厳令とシャン・ド・マルスの虐殺 8ヶ月前
-
イエズス会グアラニーミッションが遺した精神文化 8ヶ月前
-
イエズス会グアラニーミッションが遺した精神文化 8ヶ月前
-
イエズス会グアラニーミッションが遺した精神文化 8ヶ月前
-
イエズス会グアラニーミッションが遺した精神文化 8ヶ月前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます