自分史 物怖じしない国際人を育てるヒント集

近現代史に触れつつ自分の生涯を追体験的に語ることによって環境、体験、教育がいかに一個人の自己形成に影響したか跡付ける。

東日本大震災/原発大事故/危険ランク隠しから子供をまもる会

2011-04-19 | NEWS/現実認識

東電、保安院、政府の数ランク低めの危険ランク設定に警鐘を鳴らしてマスメディアに忌避されている異端インテリ達を紹介して自己判断の材料にするよう記事を書いて来た。
個人的には汚染度が4つの地域に色分けされている南相馬市の高齢者支援に最も関心を寄せてきた。
福島県の学校、幼稚園等が再開されるにいたって関心の対象を福島県の子供を被爆から疎開させることに広げる。
チェルノブイリの子供たちの悲劇を繰り返してはならない。
「ふくろうの会」の警鐘を聴き届けよう。
放射線チェックを実際におこなって学童疎開を訴える保護者たちの会だ。
そこに寄せられた子を持つ親の悲痛な叫びに応えよう。
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2011/04/svh-652a.html

2011年4月5日から7日にかけて 、福島県内の幼稚園・保育園・小中学校などの校庭1600箇所以上で系統的に測定された 地上高1mでの放射線線量率の地域分布 http://t.co/ZavKCIv

明日は我が身だ。
大阪北部は原発銀座から80km前後しか離れていない。
大阪の水がめ琵琶湖にいたっては20km!

権力、メディアは嘘をつくか真実を隠すかするものだ。
なぜガイジンは即逃げ帰り来日を控えるのか?
かれらは日本からの情報の信頼性を問うことすらしない。
かれらは自国の歴史体験から最高安全を選んでいるだけだ。
日本人はお上に従い最低安全から始めて未曾有の国難まで行く。
その代わり日本人は歴史体験をすぐ忘れて革新することに優れている。
鎖国→黒船→近代化
開戦→敗戦→経済大国
原発国策→FUKUSHIMA →自然エネルギー大国?


東日本大震災/原発大事故/高汚染水ドレイン

2011-04-11 | 子育て



高校時代、必須だった物理が一番の苦手科目だった。
だから今回のテーマは身の丈に合わない。
エネルギー保存の法則により原子炉から出た放射性物質は永く始末に終えない。
空中に拡散させるか海洋に排出するか、地下に貯蔵するしかない。
どの処理法をとっても地球は汚染され続ける。
ウラン鉱を掘り出して悪魔のエネルギーを手に入れた時から人類はこのジレンマにみずからの運命を託すことになった。
質、量の程度の差はあるが、原発所有国は、ヴェントとドレイン(流し出し)を行って
来たし、今後も行う。
ソ連は日本海に排出し続けた。
西ドイツは、25年前のウクライナ・チェルノブイリ事故のどさくさにまぎれて溜ま
っていた放射性物質を放出した。
今後日本は放射性廃棄物の処理をどうするのか?
下北半島の六ケ処村に埋め続けるのか?
そこが天災か戦争で破壊されたら東日本と太平洋と沿岸諸国は大変なことになる。

この問題は1970年代東海村原研に親友Mを訪ねたとき気がつくべきだった。
所内の道路沿いに核廃棄物入りのドラム缶がずらっと無造作に並べられていた。
「目は見ることができない、ものを見るのは精神である」
という、ドイツ哲学をまたしても噛み締めている。

マスメディアが排除して来た学者、研究者とジャーナリストの名をあげて読者の的確な判断に資するよう心がけてきた。
今回は、マスメディア、政党の枠からはみ出して真相を探求する反省グループを紹介する。
知識音痴のわたしより読者の方がよく知っていると思う上杉隆記者が代表を務めるグループ「自由報道協会」である。
海外メディアがどう報道しているか、放射線汚染濃度に関する世界基準が日本の基準より1ランク厳しいことをを知ることができる。
日本は海洋汚染犯罪国家として賠償を求められる状況に近づきつつある、という予想が外れることを願う。
日本は国難のたびに、井の中の蛙、を思い知らされる。
http://uesugitakashi.com