自分史 物怖じしない国際人を育てるヒント集

近現代史に触れつつ自分の生涯を追体験的に語ることによって環境、体験、教育がいかに一個人の自己形成に影響したか跡付ける。

脂質異常症を克服/為せば成る

2021-12-07 | 生活習慣病闘病記

コロナ感染拡大後、新たに「高血圧症」「脂質異常症」「糖尿病」「脂肪肝」「肥満症」などの生活習慣病と診断された人が増えた、と報道にある。私は心臓冠動脈手術(2005年)後ながらく脂質異常症(高コレステロール血症など)の薬剤を服用してきた。また内臓脂肪たっぷりの肥満(腰回り103cm)であった。
報道に見られる世間の傾向とは逆に、私の場合、一昨年脂質異常症を脱し、今年肥満を改善した。以下体験を記して参考に供したい。

処方されたバイアスピリンいわゆる血液さらさら薬とパナルジン抗血栓薬を欠かさず服用した結果、時間がかかったが、一昨年LDLコレステロール数値の安定(120前後)が得られた。HDLは45前後。そしてコロナ禍の昨年、中性脂肪の数値も平常化した。
コレステロール数値の正常化は薬剤だけでは難しいように思う。私の場合、引退による生活様態の変化が助けになった。5年前に過労とストレスから解放されて自分の健康について考える余裕ができ、食習慣を見直すことができた。
早食い、過食を改めた。普通これはなかなか実行できないが、私の場合は23年前の舌癌手術の後遺症で逆流性食道炎となり、炎症を抑えるために小食を続けるほかなかったので、いつのまにか胃が小さくなって、人並みの食事量が取れなくなった。不幸中の幸いである。
食事の内容も変えた。朝食は、私なりのスムージーに黒パンを一切れ浮かべた。他に一皿(カマンベールチーズ1切れ・オイルサーディン小2尾・人参ジャム少々)と甘酒と豆乳で1カップ。

私なりの定番スムージーのレシピを掲げておく・・・。
【食材にかんする基本思想】
白米は米+白=粕である。穀類は全粒粉を多用する。食材はできるだけ皮も種も、根も葉も食べる。精製糖を避ける。塩分量表示を確かめる。目安1日6グラム。
食品添加物、農薬はできるだけ避ける。ミクロの化学物質は人類の再生産に悪影響を及ぼしている(不妊、脳・神経の異常、etc)。環境ホルモン(BPA→プラスティック等)、グリホサート(除草剤→農畜産物)、ネオニコチノイド系殺虫剤→昆虫・魚類(ミツバチ・ワカサギetc)の減少、これらは自然災害とあいまって遠からず文明を脅かすと考える。基準値内は安全、という推進者サイドの説明は、因果関係不明、と容易に置き換えられて責任逃れに利用されるに決まっている。
【自家製スムージー】ミキサーで処理 下処理不記載
牛乳または豆乳 軟骨またはすじ肉 鉢植えで年中採れるオカワカメ・金時草・マロウ  アミエビ ショウガ キムチ(味付け)
【出来上がったスムージーに振りかける粉状のもの】
すりゴマ・エゴマ、小麦胚芽・ふすま、はったい粉、オートミール、きな粉、あおさ粉、減塩こんぶ粉、魚削り節、茶葉・桑葉・紫蘇の粉
下線の食材は生命力が強く、我が家の数坪の庭で、自然繁殖している。

これでコレステロールの数値は安定したが、肥満解消には更なる取り組みが必要だった。今年の春、1998年の舌癌手術以来定期検査を受けている*内科所属の若いDrに病名をたずねたら「脂肪肝」と即答された。数値は平常だが上腹部がぽっこりだから納得した。
*私はその時発見されたB型肝炎ウイルスのキャリアなのでウイルスが消えるまで定期検診を受けることになっている。
内臓脂肪を落とそうと考えて昼食・夕食の食事の内容をおかず中心に変えた。ご飯はおかずを食べるための添え物になった。代表例がカレーライスである。
さらに、日常活動のルーティンを決めた。
ガーデニング(車庫スペースを庭にして栽培) 散歩 自転車でスーパーマーケットへ 軽い体操(エクササイズ)=ゆっくりと負荷をかけるレジスタンス-トレーニング= 腕立て伏せ・スクワット・腹筋運動それぞれ10回 ウオーキングは3千~5千歩。それ以上は変形性膝関節症のせいで無理。
これで、四肢の筋肉量が増え、下腹部のポッコリが消えた。心臓への圧迫が減り胸痛が少なくなった。内臓脂肪は落としやすいという話は本当だった。上腹部はまだ膨れている。やはり脂肪肝なのだ。現在腰回り100センチ。
また、食事を一皿(五から四に)減らしたことにより夜中に空腹を覚えるようになった。朝食までの数時間、内臓脂肪が燃えていると想像しながら、あと1キロの減量を目標に空腹と食事を楽しんでいる。間食もしていない。
私は上記のような食事に満足している。もともと喫煙、飲酒をしないし、グルメでもない。朝刊折込のスーパーの広告で食材を見て、昼食はこれにしよう、夕食はあれにしようと、食べ物のバランスを考えるのが日課になった。
バランスといえば、日毎の「肉と魚」のバランス、一週間の各栄養素の過不足の均衡にも目を配るようになった。私にとってチラシはレシピ本よりも役に立つ。

次の減量対象は皮下脂肪である。目標は腰回り97センチ、体重77キロ。減量の公式  摂取カロリー<消費カロリー  を疎かにしないように心がけてルーティンを続けたい。

 出典 LION ウェルネスダイレクト