自分史 物怖じしない国際人を育てるヒント集

近現代史に触れつつ自分の生涯を追体験的に語ることによって環境、体験、教育がいかに一個人の自己形成に影響したか跡付ける。

生ゴミで野菜作り/実験結果の報告

2023-04-03 | エコロジーLife

  ジョウビタキ  オス 山田池で孫娘が撮影

春分の日の翌日、ウチの「菜園」に可愛いお客さんが訪れた。ガラス戸越しに観られているとも知らずぴょんぴょん跳ねて餌をあさっていた。ネットで調べてジョウビタキのオスとわかった。ほかにスズメ、キジバトがよく来る。鳥が来るほどにわが「エコ菜園」の実験は成功した、と自負している。
まず季節の野菜が、種蒔きしたものはすべて収穫できた。ターサイ、サニーレタス、ブロッコリー、カリフラワー、ネギ、ミズナ、セリ、イタリンパセリー、クレソン。さらに夏野菜のタマネギ、ソラマメが順調に育っている。

浅いプランター、浅鉢は避けたほうがよい。深いプランターと10号以上の鉢が望ましい。クレソン、パセリのように小振りの野菜なら8,9号鉢でOK.
深い容器70個ばかりの内2個で、糠を入れ過ぎたため固い糠の層ができて通気、排水が阻害され、生ごみがヘドロ化して腐敗臭を放った。それでも、ターサイは根が浅いため収穫には影響なしだった。ほかの容器では生ごみは発酵して土に還っていた。

夏野菜の植え付けに向けて容器をひっくり返して、土壌を乾燥消毒した。これからまた、牛糞、鶏糞、苦土石灰と自家製木灰を加えて、前作と同じ手順を踏むことになる。
連作障害は考慮しない。トマトの後に今年もトマトを植える。生ごみを土に還し肥料を追加しているから必要成分はもれなく循環しているはずだ。これに前世紀のように糞尿も利用できたならパーフェクトなんだが・・・。
鎖国下の江戸百万都市は糞尿肥料「下肥」のお陰で持続できた。今の日本では、都市の下水汚泥、焼却灰は、重金属を分離する技術とインフラが開発できていないため肥料に利用できない。
食糧自給率実質10%!  都市化した日本は経済封鎖に耐えられない。肥料だけでなく飼料、燃料の欠乏が食糧生産のネックになる。


生ゴミで野菜作り/失敗と命拾い

2023-03-18 | エコロジーLife

  蕾をつけたターサイ

日課の一つ、露天車庫に容器を並べた野菜作りについて綴る・・・。
我が家では20年ほど前から生ごみをいっさい収集に出していない。ぼかし肥料にして季節の野菜を作っている。
プラスティックの大きなゴミ入れを五つ買って生ごみと米糠を交互に入れて蓋をしておく。冬場はいいが夏場は蛆がわいて悪臭に悩まされ続けた。今にして思えば、土をかぶせておけばよかった。
昨秋、思い付きで、プランターと鉢に直接生ゴミを入れて糠、土をかぶせ、続けざまにターサイの種を蒔いた。生ゴミが醗酵して野菜が取れなくても、蛆に悩まされずに肥料と土づくりが同時にできる、と踏んでの実験だった。
結果は上々、ターサイが出来すぎて困っている。ターサイは白菜と同科の寒冷に耐える中国野菜、この冬の積雪にもびくともせず生長し、春到来を待っていたかのように蕾をつけている。自家用で毎日一株消費しているが追いつかない。とうが立ちはじめた。配布先も尽きた。明日から菜の花をゴマだれで食べるとするか。

昨年の春はネギの出来過ぎで事件が起きた。近所とこども3家族に配ったが、処分しきれなかった。自分がネギ漬けになるほかなかった。わたしは、もったいなくて捨てられない、そんな性分である。
やがて前からあった倦怠感を伴った胃の膨満感が下腹部にまで広がった。我慢できず病院で検査するとポリープで大腸が閉塞していた。内視鏡がどうしても上行結腸に入らなかった。 
ネギを食べ過ぎて食物繊維が大腸に詰まったことで大腸癌の早期発見につながった。失敗のお陰でギリギリのところ、ステージⅡで癌を発見できて転移に至らないで済んだ。