自分史 物怖じしない国際人を育てるヒント集

近現代史に触れつつ自分の生涯を追体験的に語ることによって環境、体験、教育がいかに一個人の自己形成に影響したか跡付ける。

生ゴミで野菜作り/失敗と命拾い

2023-03-18 | エコロジーLife

  蕾をつけたターサイ

日課の一つ、露天車庫に容器を並べた野菜作りについて綴る・・・。
我が家では20年ほど前から生ごみをいっさい収集に出していない。ぼかし肥料にして季節の野菜を作っている。
プラスティックの大きなゴミ入れを五つ買って生ごみと米糠を交互に入れて蓋をしておく。冬場はいいが夏場は蛆がわいて悪臭に悩まされ続けた。今にして思えば、土をかぶせておけばよかった。
昨秋、思い付きで、プランターと鉢に直接生ゴミを入れて糠、土をかぶせ、続けざまにターサイの種を蒔いた。生ゴミが醗酵して野菜が取れなくても、蛆に悩まされずに肥料と土づくりが同時にできる、と踏んでの実験だった。
結果は上々、ターサイが出来すぎて困っている。ターサイは白菜と同科の寒冷に耐える中国野菜、この冬の積雪にもびくともせず生長し、春到来を待っていたかのように蕾をつけている。自家用で毎日一株消費しているが追いつかない。とうが立ちはじめた。配布先も尽きた。明日から菜の花をゴマだれで食べるとするか。

昨年の春はネギの出来過ぎで事件が起きた。近所とこども3家族に配ったが、処分しきれなかった。自分がネギ漬けになるほかなかった。わたしは、もったいなくて捨てられない、そんな性分である。
やがて前からあった倦怠感を伴った胃の膨満感が下腹部にまで広がった。我慢できず病院で検査するとポリープで大腸が閉塞していた。内視鏡がどうしても上行結腸に入らなかった。 
ネギを食べ過ぎて食物繊維が大腸に詰まったことで大腸癌の早期発見につながった。失敗のお陰でギリギリのところ、ステージⅡで癌を発見できて転移に至らないで済んだ。