泣くネイマール

スーパープレイヤーが受けている国民からの「重圧」というのは、想像を絶するのだろうなあ。ブラジルのレベルが落ちているんじゃないの？と思えるほど、コスタリカに苦しめられた試合のアディッショナルタイムに、ようやく点数をあげたブラジルが、続けざまにネイマールも2点目をあげることができて、勝った。

絶好のチャンスにシュートが外れて、得点できなかったのとき、ネイマールはウエアを首から引き上げて、顔を隠して嘆いていた。あの姿と、試合が終わった時、芝生に座り込んで両手で顔を覆って泣いている姿は共通する思いがあるのだろう。

思わずこっちももらい泣きしそうになるから、不思議な感動を共有する。それだけ、彼の重荷と緊張はすごかったのだろうなあ。

さあ、プレッシャーとは無縁な老人は、焼き鳥例会に出かける準備をしよう。いつの間にか外は小雨が降っている。足元が涼しい。