午前中に3カ所、離れたところを駆けずり回った。さすがに「師走」だと思いながら、友人の医者のところから、薬をもらってくるのを忘れたし、車で福井市の半分ほどをあちこち。
その間に、朝ほどの快晴は薄らぼんやり曇ってきた。あっという間だ。
まあ、それにしても、2、3日前の新聞だったかに、エアコンでの暖房が安くて、一番効率がいい、などと書いていて、石油ストーブは一番「あかん」とか。まあ、電力会社から、どんな援助をうけている学者か何か知らないが、よう、油に火をつけて燃やすのが、一番効率が悪いなどと、科学の知識がゼロ以下で、原稿料を貰って、嘘情報を書き流しているのだから、この世は恐ろしい。
単純に考えれば、火力発電所では、重油や石炭を燃やす。物を燃やした時の熱エネルギーは、一番直接的で、大量に出る。その熱を利用して、水を沸騰させて、高温の蒸気にして、それでタービンを回して、発電する。電気に変わるのは、せいぜい半分以下。それ以外は逃げる。で、めでたく電気エネルギーに変わっても、それが家庭に届くまでに、送電ロスと言って、これまた、かなりの量が逃げる。最初に燃やした時の熱エネルギーの3分の1くらいになって、家庭に届く。その上、電気エネルギーを、また熱にするのに、ガクンとパワーがいるので、20%くらいになってしまう。
エアコンの暖房で、「大量に熱が生じる」などと書いていた。はあ?無知ほど恐ろしいものはないが、どこで熱が、しかも「大量」に生じるって?!!!!!!
1カロリーだって、発生する要素はない。要素でなくて、エネルギー保存則だ。
エアコンの心臓部をヒートポンプという。空気中の熱を汲み上げて部屋に放出する(暖房)か、部屋の熱を汲み上げて、外に放出するか、その仕事をする。冬場は零下に冷え込んだ大気をせっせと集めて圧縮する。圧縮すると、空気は温度が上がる。その熱を部屋に流す。夏は、外に吐き出す。
地球環境を考えたら、寒さを防ぐには物を燃やすのが、一番効率が良くて、エコ。エアコン暖房なんて、焚き火から見たら、千倍は環境破壊に貢献している。原則を知った上で、エアコン暖房を勧めて「電気代が安い」などとほざいているのだろうか?
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