菅首相の記者会見を見ていると、とてもこんな難しい政治経済を背景にした時代の、これまた豊かで危機感のない拝金主義に心の底まで汚染されて、2代目、3代目として育ってきている、わがままで、甘えた大勢の国民を抱え込んだ日本国家のトップ指導者とは思えない。田舎の村の区長さん、と言った方が早いけれど、外国人の目から見たら、おそらく、これこそ、まさに「日本人」と見えるのではないだろうか?
中国の習国家主席と緊密な電話会談、などとNHKや民放が報道するけれど、そんなものは報道各社のデスクのお飾り報道、フェイクニュースみたいなものだ。犯罪に近い「言葉」に過ぎないが、誰も咎めない。あんな電話は、単なる外務官僚が頭を下げて段取りしただけの「首相就任のご挨拶」に過ぎない。小国日本が、大国中国の国家主席に、首相就任のご挨拶をしたのだ。「今後とも、よろしくお願いします。」と。
もちろん、真っ先に、トランプに「ご挨拶」の電話をしたのは言うまでもない。だから、それがどーなんだ?
と言われたら、今日の平和を願うばかりの小国国民としては、別に目くじらを立てることもない。武力大国と、わざわざ争うこともないし、国家のプライドなど腹の足しにはならない。
それでも、平身低頭しながらも、刀を磨き、武術の鍛錬と情報収集は怠ってならない。正確な情報収集と分析能力は、極めて高い人間能力を有する組織と技能からしか得られるものではない。脳味噌の溶けたような、事なかれと危機感不足の官僚組織では、なかなか、有能な上司が生まれない。それは、長く続いた江戸時代と、今のアメリカの官僚組織を研究すれば、自ずと判明することだろう。その点、中国は、かなり手強いと思った方がいいのではないかと、想像する。
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