安居楽業

神奈川県小田原市を中心に活動している工務店です。
 建築をはじめ、趣味のものなど紹介していきます。

インスパイア

2023-04-28 18:02:38 | 





      




またしても少し前になりますが。

以前ベンチを作成させていただいた、松田町のフレンチレストラン「la table de rire 」(ラ・ターブル・ド・リール)さんからの依頼で背もたれをつけたいとのこと。
ボックス席のようにしつつ、背面にレコードなどやフライヤー、フリーペーパーなどをディスプレイできるようにという要望でした。






    
実はこのようなLP、CDをディスプレイできるような家具は20代のころからよく作っていて、そのきっかけは友人からの贈り物でした。

当時、大手のハウスメーカーの社員大工だった私は、社員寮に住んでおりました。
配属されて1年ほどだったので、仕事についていくのがやっと。

そんな時に同期の「つかちゃん」が、私の誕生日のプレゼントにとCD10枚ほどをディスプレイできる壁掛けを作ってくれたんです。
材料は現場の端材だと言っていましたが、仕事を覚えるので必死な中で昼休みを使って作ってくれたんだと、心を打たれた覚えがあります。
それから現在まで、同じようなデザインのものを変化させつつ取り入れているというわけです。

器用で細かい造作が得意だったつかちゃんも、私がメーカーを退職する前後に退社。
今では大工をやめて畑違いの仕事についているそうで、疎遠になりましたが。

社会人になって一番大変な時期を支えあった仲間の存在を、この種の家具を作るたびに思い出します

つかちゃん元気かな~

リールさんに出かけた際は「あ、これつかちゃんのね」と思ってください
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休まるということ

2023-04-26 21:17:50 | 





先日、秦野のお菓子屋さん「丹澤講房」さんでお仕事させていただいた折、店主さんから一冊のフリーペーパーを頂きました。
「フリースタイルな僧侶たち」というタイトルで、宗教、宗派の垣根を超えたお坊さん?ご住職?達が刊行しているものだそうです。

しかもテーマが「休む」という回ということで、個人的にはタイムリーなテーマでした。

休むということが難しい経済情勢に反し、働きすぎはブラックな印象を与えてしまう世の中で、体裁上努めて休むように努力して見せているような気がして、それで本当に身も心休まっているのだろうかと疑問に思ってしまいます。

紙面冒頭では、「休む、または降りる」という表現を使っていて、読んでいてとても腑に落ちたところがあります。
日常を生きていて、ふと素の自分に戻る瞬間。

本を読んでいるときでもいい、ゲームをしているときでもいい、車内で音楽やラジオを聴くときでもいい。
瞬間的に生業から降りる場面を作ることを意識するようにしてみては、というような書き方をしていた。

実は私は、このいつでも降りることのできる瞬間を多々持ち合わせています。
なので、連勤が続くときであっても日常的に開放される瞬間を使ってリフレッシュしているのだと思います。

今ちょうどハライチのラジオでも、個人的なユートピアを紹介するコーナーがあるけれど同様の意を感じてとても共感できる。
忙しい毎日かもしれない、休日を返上しているかもしれない、ストレスの多い職業かもしれない。
でもそんな毎日のほんの少し息継ぎのする場所を作れる自分であれば、世間で思われるほど疲弊せずに済むように思います。

フリースタイルな僧侶たちを読んでみたい、応援したいという方はぜひ検索してみてくださいね。
それからハライチのターンも聴いてみてください。
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再開

2023-04-23 18:09:09 | 
しばらく間が空いてしまいました。
理由があって更新しないようにしているというようなことは、以前にも書いていたかと思いますけれど。

「このまま更新しなくても特に何があるわけでもないな」というような気持になっているところに、息子から嬉しくなるような言葉を投げかけられまして。

子の成長は、親の思う数倍速いのです

まだ自分の父親がブログを書いているとは思いもしていない子が、数年後にその存在に気づき、父達の活動の記録や当時の思いみたいなものを遡って読むことができるというのも、ひとつの子育ての形かもしれないと仕切りなおしてやっていこうと思った次第です。

仕事自体は今年が始まってからずっと忙しくさせていただいてますので、ネタには事欠かないんでね。
また少し頻度を上げて更新していきたいと思います。
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