新築物件に新しい建材が♪
こちらの木材は、「ベイスギ」と言う材種の木で特に雨風に晒される外部で使用されることが多いです。
最近ではウッドデッキに使用される事も多いですね~。
元々含有されている香成分が、虫の嫌う匂いを発していることから、シロアリにも強いらしいです(こういうのは眉唾)
今回はこちらのベイスギを外壁の一部に使用します。
天然の木を使用したいと考えている方の多くに質問される事を説明して行きたいと思います。
まず、色柄。
写真のように梱包されていた材をバラして立てかけると、同じ材種の木でも風合いや色味が違う事がお分かりですか?
人によって「一様でない。」と言う事を指摘する方が居りますが、ちゃんと同じ樹種の木であります。
分かりやすい所で例にとりますと、食卓に並ぶ魚。
中の身は全て一様ですか?血合いと言われる個所は黒味ががっているはずですし、骨に近い部分と皮に近い部分でも色や模様は異なるはずです。
木も同じように理解して頂きたい。
今回使用しているウィルウォールと言う材料は、防火地域でも使用できるよう防火薬剤を充填している材料ですが、表面は粗く仕上がっておりその風合いを楽しむための品です。
このラフな木肌もまた人によって全く受け付けない事がありますので、注意が必要です。
材料の幅や厚みもまちまち、割れも出やすいですし雨に強いと言っても痛みは出て来ます。
小さな子供を「無垢」と言うように聞き分けがなく、ねじれたり暴れたりしますが、特性を上手く活かして使うのが職人です。
「ダメだから使わない」と言うのは世の中の大人の悪い風潮そのものです。
そこも愛せる人だけ天然木の仕様を検討して下さい。
・・・と言うメリットともデメリットとも取れる「良い塩梅」を兼ね揃えた無垢材ですが、今回の新築物件は「長期優良住宅」です。
国のガイドラインに触れない部分であるとは言え、継続的な手入れをすることで長期的維持が可能な家づくりをテーマとする必要があります。
今回は雨の影響をうけない部分に、この無垢材を使用します。
そんなわけで、ガレージ内の外壁に貼ります♪
ここだけ見るとアーリーアメリカンな雰囲気ですが、この後保護材を塗装し、メインの壁を塗り壁で塗り仕上げると、全く違う表情を見せてくれるはず
車好きな方は勿論テンション上がるかと思いますが、興味のない方も屋根の掛ったガレージは車の傷みが少ないはずですから、車目線でも長期優良
元々割れの入った材などがある為、割り増して材料を仕入れましたので残れば別の個所にも施工する予定です
仕上がりが楽しみな場所のひとつです
個人的には暴れん坊の無垢材大好きです♪
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