![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/86/1643ff44b920ce15cd8050983dfb1bdc.jpg)
作業場に沢山の材料が入っております。
こちらの杉で、高さ2mの板塀を作成して行きます。
夏に近づくので、窓を開けっ放しにしたいので目隠しの塀を作ってほしいという依頼でした。
当初、耐候性に優れた材料とこちらの杉と2パターンの御見積りをお出ししました。
勿論、雨に強い材の方が高価な訳ですが「大工さんが傷みにくい材料を選んでくれてるのは分かるけれど、20年も持たなくてもその頃には私達の方がどうにかなってるわよ。」と奥様。
自分達のライフスタイルに合わせて必要以上に手を掛けないと言うのも一理あり。
御理解いただいた上で、御客様にとって最善の選択をして頂けるのが一番です。
そんなわけでの杉チョイスです♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/8f/171ffb1e8a47340a2891952014ce5990.jpg)
ここでもう一つ。
一口に「杉」と言いましても等級があります。
皆さんが普段食べているお肉にも等級がありますよね?
木にも同じ事が言えると考えて下さい。
写真の杉はどれも同じ等級の杉材を取り寄せています。
節だらけの物もあれば、全く節のないものもあり、色の赤い物や白いものまで全て同じ等級区分の杉です。
一般的に木材は、節の少ないものほど等級は高くなります。
注文している節の多い等級の材に、時折まぎれている節の少ないものは、所謂「当たり」みたいなものなんです。
よく施工の途中に、「この節のある奴取り替えてよ!」と言う方がおりますが、御見積りしている材料によっては節のある木がメインとなりますのでご注意を。
木も人と同じように考えてほしい。
曲がってたり、見た目が整っていないからと言って除けものにしていいのか・・・
その子の特性を考えて一番活きるところで、みんなと一緒に混ぜてあげてはどうでしょうか?
損得抜きに考えても節は節で結構味わいのある物ですよ♪
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