昨日は新築物件の上棟日だったのですが・・・。
連日の疲れと無事上棟した安堵感から、帰宅後ぱったりと眠ってしまいましたので今日記録しておこうかと思います。
今回の新築物件もお手製の幣串をこしらえました。
いつも新築物件は特別な思いで臨みますが、今回はまたちょっと別の思いも込めておりますがそれは後ほど説明するとしまして
毎日毎日飽きもせずに雨が続く中、なんとこの日は朝から曇り空!
長雨の梅雨に暑すぎず、雨も降らずと好調な滑り出し。
今回の手人は大工、鳶合わせて7名。
頼りになる先輩方、同級生、後輩君と気心知れた皆さんで頼もしい限りでした。
材木屋と設計士さんが付きっきりで居てくれましたので現場は賑やか
午前中は絶好調でしたが、小雨が落ちてきて昼休み。
上棟日は私も手人の一人として作業する為、昼食の準備をする暇がないのですが・・・。
今回は大雄山駅前の「cafe fun」さんがお弁当の仕出しを快諾してくださったので助かりました
職人さんも大満足の味とボリュームでした。
アッキーさんいつもありがとうございます!
とまぁ、そんなこんなで無事に上棟した訳なんですが
御客様との経緯をひとつお話しておきたいと思います。
今回の案件は、亡き父の営業物件です。
御客様のお父さんと私の父が友人関係にありまして、お父さんの推薦がありこの度新築のお手伝いをさせて頂くことになりました。
元々50年ほど前の建築業界は、町場の工務店さんが主流でハウスメーカーは今ほど台頭していませんでした。
親から子へと代が変わるタイミングで工務店からハウスメーカーへと乗り換える世帯が殆どで、今となっては当時と逆転して町場の劣勢は目に見えていると思います。
そんな世の中でお父さんのアドバイスで、子世帯が工務店を選んでくれるという選択は本当にうれしく思います。
父は早くに亡くなりましたが、まさかこんなお土産を残していてくれるとはなぁと感慨深く思いました。
器用な生き方ができない人でしたが、ごく稀にでもそんな姿を見ていてくれる人が居るものなんだな~
今となっては一緒に仕事もできないですが、父が使っていた鑿を脇に刺して上棟に臨みました。
喜んでくれてると良いんだけど。