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仲の良い職人さんから久しぶりに電話があった。
内容は仕事の話ではなく、身の回りで起きていることだった。
身近で白血病に侵された方が偶然にも続いたそうで、白血病における知識や現在の医療状況などを調べ、患者の為、その家族の為に何かできることが無いかと思案しているそうだ。
実は数年前に私も骨髄を提供する側として、その一部を実際に体験している。
個人的な経験談を話すことで、偏った先入観を与えてしまうと協力者(ドナー登録者ね)が減ってしまう事があると聞き、なるべく話題にしないようにしてきた。
しかし、そういったリスクの部分は何となく隠し、善意の部分だけを押し出していくこと自体、協力者を増やすには少し無理があるのかもしれない。
そこに自分でたどり着いた彼は、自分の勤める会社を巻き込んで何かできることが無いかと呼びかけようとしているのだそうだ。
個人でできることに限界があることを踏まえて、そこからどうしたらいいか建設的に考えようと言う姿勢に感心した。
身近な人の生き死にと言うのは、その人の考え方を大きく変える出来事になる。
正しい行いであるかどうかは別としても、とりあえず死に直面している人が居たら何とかしてあげたいと考えるのもまた、人だと思う。
気持ちを風化させず、何かに結びつけられたら素晴らしい。
次の電話が楽しみになってしまった。