築30年近い賃貸マンションです。
年数は経過しているとは言え、空室も少なく、人気のマンションなんですが、日当たりのせいかこのお部屋だけ傷みがひどい状態です。
いつもは借主の入れ替えに伴い修繕を行うだけですが、今回は大掛かりに治します。
日本の住宅は築年数と共にどんどん価値が下がります。
一戸建てに限らず、このような賃貸物件も年数と共に賃料は下がる一方。
借り手が変わるたびに、ゼロに戻す作業にも限界がありますよね~
どれだけ費用をかけても最新の状態にはできないわけですから、改修の仕方も考えていく必要がありますよね。
住んでいる方が出て行きたくなくなるような、愛着の持てるお部屋作りをご提案していかなくては。
「どれだけお金を払っても自分の物にはならないわけだから」
とよく聞きますが、本当に気に入ったお部屋であれば賃貸のまま、そこが終の棲家になることも十分あり得ますよね。
年末年始の冬期休暇を少し削って、改修を進めている別件です。
まだ未完成で、今後の方針もまだ決まっていない状態ですが、こちらも貸しスペースとして展開していく予定です。
いろいろなことができる場所なので、いろいろな方との交流が生まれそうです。
八百屋さんが野菜を売る。
魚屋さんが魚を売る。
ひとつの専門業種が、ひとつの専門店を維持することが難しい世の中です。
専門家、専門店、そういった形態がそもそも無意味なのかもしれないですね。
結局のところ、人と人とのつながりが一番重要で、その仲介をお店がやってくれていたわけなんですが、今やその窓口がお店だけに止まらなくなってきているんでしょうね~
年始のご挨拶に、先日伺った大井町のcafe38さん。
この日も、特別メニューのカレーうどんを戴いて参りました。
残念ではありますが、この2月をもって現店舗での営業を終えます。
先ほどもお話しした通り、お客さんとの接点がお店だけではなくなってきています。
38さんのように、イベントでの出店やご家庭でのホームパーティーで使われるケータリングなど、店主がお店を飛び出していくスタイルも需要が増えています。
勿論、実店舗には実店舗の良さがあり、そのお店を維持することこそが生命線なのですが、お店の維持に捕らわれるあまり目的が変わってしまっては、何にもならないです
自分の活躍できる場を見出して、変化を求めるということもまた決意のいる事ですよね~
38自体は無くなりませんが、現店舗で料理が楽しめるのは残りわずかです。
前から言ってみたかったという方、暫く言っていなかった方などいらっしゃいましたら、ぜひご予約の上お出かけくださいね
私も工務店業に対する葛藤はありますが、それを踏まえた視点でまだまだ人のお役に立てると思いますので・・・多分
まだまだ頑張らなくては~