長州に棲む日日

[PC推奨]直参と萩藩士の子孫で長州在、でも幕府海軍・箱館海軍松岡磐吉大好き。
★最初に【まず必読】をご覧下さい

小説の中の松岡「東郷平八郎」

2012年02月15日 | ★松岡磐吉・旧幕府海軍・箱館等
あんまり創作には関心がない方で、同人誌買ったりとかはありえない私なんですが、プロの小説家の幕末ものは、まあまあ読むようになりました。

それも最近なんだけど。
以前は司馬遼太郎だけでいいやって(別に信者ではない。読んで面白いと思うだけ)。

で、その中でマイ・ライフワーク(…)松岡磐吉が登場するものを、時々紹介しようと思います。
ただのうわごとになる公算が高いけどな。

一発目は金魚だと思うでしょw
いえ、穴場から行きます。




「東郷平八郎」 真木洋三 文春文庫 1988年


明治2年5月11日、箱館湾海戦のシーンがですね、
松岡がめっちゃかっこいいんですけど!!!! 


ただ一隻だけ動きまわる敵艦の蟠龍は修復を終えて、進出と退却が自由自在で、みごとな操艦ぶりをみせた。
艦橋で戦死した甲賀源吾とともに旧幕海軍の双璧といわれる松岡磐吉が蟠龍を操っていた。
蟠龍が放った一弾は朝陽の右舷を貫いて火薬庫で爆発した。

(略)

春日は蟠龍を追ったが、蟠龍は海岸近くまで退いて猛然と反撃してきた。
いったんここは退いて、つぎの砲撃戦に備えようとしていた赤塚のところへ、平八郎は
「撃たしてください!もっと蟠龍に近づいてください!」と進言した。
「おはんがそういうなら、いっちょうやるか」

赤塚は春日を蟠龍に近づかせた。予想以上に蟠龍の反撃は鋭かった。
丁卯らも加わって砲身も焼けよと蟠龍に猛撃をあびせた。蟠龍の艦体に穴があきはじめた。
松岡艦長はこのまま艦とともに沈むよりは敵の包囲を破って自ら艦を焼く決意を固め、白波を蹴立てて春日らに突進し、春日がよける隙に砲台の下まで航行し、陸岸の近くで砲を海に投じ、機関を破壊し、艦に火を放った。



だいたい史実通りなんだけど、ちょっとずつちょっとずつイイ感じに「かっこいいスパイス」がかかってますwww
東郷さんとほとんど関係ないっつのに…真木さんったらステキ(知らん人ですw)


甲賀源吾とともに旧幕海軍の双璧といわれる松岡磐吉
甲賀源吾とともに旧幕海軍の双璧といわれる松岡磐吉 
甲賀源吾とともに旧幕海軍の双璧といわれる松岡磐吉 
甲賀源吾とともに
   旧幕海軍の双璧といわれる松岡磐吉
 


  ↑ クレッシェンドで、最後フォルティシモで。




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