きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

11月の染色教室

2015-11-15 23:25:16 | 染色
今日は染色のお稽古日
朝から、結構しっかりと雨が降っていた。
皆んなが来てくれるのに、雨では大変。
何とか私の力で、雨を止められないものか?…と、思っていたら、
雨がやんだ。

今日は、HYさんとMNさんとOさんが来られた。

Oさんは、着物のリメイク
着物を解いて、洋服に仕立て直すそうで、
見頃の部分は縫い絞り、
襟と袖は無地に、ブラックで染められた。


とても丁寧に縫い絞っているので、
木目絞りが綺麗に染まっている。


どんなお洋服になるのでしょう。
とても楽しみ‼︎

MNさんは、先月、顔料で色差しをしたブラウスの地染めをされた。
スレン染料の、グレーで染めた。
落ち着いた良い感じになっている。


スレン染料は、堅牢度が良いので、
洗濯の頻度が多い物の染めには、よく使っている。
それに、仕上げの蒸しが要らないので、一手間省けて大助かりなのだ。

HYさんは、先月染めた暖簾の手直しをされたが、
思っていた様な模様に染まらなかったので、
もう1度、手直しの手直しをするそうだ。

何度でも、手直しが可能なのも、染めの良いところかな。

先月染めたTシャツも、両脇を紺色で染めて、手直しをされている。


もう今年も、来月1回のお稽古で終わりになった。

来月のお稽古は、忘年会を兼ねて、ワイワイ楽しく1年の締めくくりをして、
終わりたいね。




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気晴らし

2015-11-08 17:59:41 | 田舎日記
お昼前に電話が鳴った。☎️
Mちゃんの声で「買い物がなくても、気晴らしに“きむら”に行かんで?」と。

“きむら”とは、香川の白鳥のスーパーきむらの事だ。

1週間前に、きむらに連れて行ってもらい、
大量に食料品を買い込んで帰っていたので、
まだ、使いきれず残っていたが、
「気晴らしに」と、誘ってくれたのだった。

正直、1日置きにお願いしている入浴介護の準備や、
訪問リハビリや通院の世話に、心は疲れていた。

そんな私の気持ちを見抜いた様な、タイミングの良さに、ビックリ‼︎

父の昼食を済ませ、1時に迎えに来てもらった。

1週間前に、同じ道を走ったが、まだ山肌は黄色がかり始めたばかりだったが、
1週間で、結構、山肌に鮮やかな朱色や黄色が目立ち始めていた。




買い物の帰りに、遠回りをして、山間の道をドライブをしてくれた。

昨年の今頃は、剣山に紅葉を見に連れて行ってもらったっけ…。
そんな事を、今朝も思い出していたが、
痴呆の始まりかかった父を一人残して出かける事も出来ないし、
ましてや、遊びなどは、以ての外だと、
自分に言い聞かせていたのだ。

そんな私のモヤモヤを
「介護は気長に、気晴らしをしながらせんとなぁ」と言ってくれる
Mちゃんの言葉と、
夏の猛暑にも台風にも耐えて、鮮やかに色付こうとしている紅葉に癒された。

お天気は曇りだったが、
久しぶりに晴れ晴れと、私の心に優しい陽が差したのを感じていた。











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壊れていく

2015-11-07 12:20:41 | 田舎日記
昨夜の事である。

父が珍しく私の部屋に入って来て
「テレビに雑音が入るんや」といってきた。
自分の部屋のTVに雑音が入るので、
私の部屋のTVにも雑音が入るか?どうかを確かめに来たようだ。

ちょうどTVを見ていた私は、
TVに雑音など入っていないので、
父の部屋に見に行ってみると、
父の好きな時代劇が写っていた。

画面も綺麗、雑音も聞こえて来ないが…⁇
父は「テレビと違う声が聞こえて来る」…と言う。
何処かで混線しているのか?

ラジオでは、局にきちんと合わせていなかったら、
他局の声が聞こえて来ることは、よくあるが…。

見た感じでは、混線しているようでも無いが…。

父は、TVのチャンネルをパチパチと切り替えては、
変な雑音が入るのだと、しきりに私に訴える。

「お父さん、雑音は聞こえてないよ」

父は、真顔で真っ直ぐ私を見て
「最近、夜中にも声がするんや」…と言った。

「ヘェ~外で誰かが話しているんかな?」
家の裏は、パチンコ店の駐車場である。
そういう事が有るかも…と、私は思った。

そして、こう続けて、
「テレビを消しているのに、テレビから声がしてくるんや」と、
父の真っ直ぐで、少し怯えた目が、私に訴えた。

それを聞かされた私は、
頭を殴られたような、大きな衝撃を受けた。

痴呆の症状の幻聴では無いか?
恐れていたことが、こんなに早くやって来るとは…。

昨年の今頃は、丹精込めて育てた菊の鉢を、庭や玄関に並べて、
来る人に自慢していた。
その菊の鉢は、手入れをされないままのみすぼらしい格好で、今咲いている。
その菊の花のように、たった1年で、こうも違ってしまうとは…。

痴呆は坂を転げ落ちるように、進んでいる。

「今、テレビに雑音聞こえないでしょう。大丈夫だから、雑音が聞こえたら、私を呼んでね」
…と、興奮気味の父を落ち着かせた。

父は珍しく「変なこと言って、ゴメンね」と、他人行儀な言葉を言って、
私の不安を増長させておきながら、
何事も無かったかのように、TVの前の椅子に座って、
また、好きな時代劇の画面を見つめていた。

父から、手も目も離せなくなる日が、そう遠く無いのを感じ
大きな不安に、私は、寒気を感じていた。


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可愛い父の嘘

2015-11-03 20:07:25 | 田舎日記
昨日は、入浴介助の2回目🛁

父の怪我の傷口がなかなか治らず、血や膿が出ていたので、
看護師さんに相談して
午前中に病院で診察を受けて、
午後から入浴介助をお願いすることにした。

診察の結果は問題なく、入浴も大丈夫とのことで、
私は、ホッとしたのだったが、
父は、病院から帰ってくると、「疲れた」と、機嫌が悪く
「毎日毎日は、疲れてしんどい
「もう、チョット動くだけでも、しんどいんや」…と、
私に向かって、悪態を吐く。

少し動くと息切れしてしんどそうなのはわかるが…
父が言うように、毎日毎日通院や訪問などの予定は無い。
今は、怪我をして入浴介助に来てもらっているが、
それは、気に入っているはずだが…?

父の我儘なのか? 少し痴呆なのか?
私にも分からなくなる。

「2時に来てくれるからね。まだ時間があるので、休んでおこうね」と、宥めて休ませた。

2時になり、看護師さんが来てくれた。
「今日は朝から病院で、疲れたなぁ」と、声をかけてくれると、
父は「疲れた!」「疲れたと言ったら娘に怒られた」❓❓❓

「お父さん、怒ったのはそっちで、怒られたのは私でしょう‼️」
子供のような嘘に、喉まで出掛かった言葉を飲み込んで、
私は、ただ苦笑いするだけ…

そんなことは承知の看護師さんは
「ヘェ~怒られたんでぇ!」と、父の嘘にも上手に付き合ってくれる。

最近の父は、誰かに気をかけて貰おうと、
今日のような嘘を言ったり、
やたらと体温計を出して、熱も無いのに熱があると言ったりする。
可愛らしいといえば可愛らしいのだが…。

入浴介助も2回目になると、父もリラックスして、自分から浴室に歩いて行った。
浴槽に入っている間に、髭剃りもしてもらい、
「今日は合格‼︎」と、看護師さんを採点して上機嫌。

先ほどまで、娘には不機嫌だったのに、
看護師さんの前では「ハイハイ」と素直な父になる。

あ~ぁ ‼︎
参ったね お父さんには…。







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