きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

佐竹由美追悼演奏会in高松

2024-03-03 18:41:00 | 染色
香川での朝散歩は、孫達の愛犬あこちゃんと…。

➖1℃の畦道は、頬が裂けるように痛かった。

昨夜は息子のところで一泊した。


一年前から、計画していた大イベント、

佐竹由美追悼演奏会が3月3日に
高松のレグザムホールで行われた。



その準備のため、2日の朝から、
私は高松に来ていた。


なんて運がいいのでしょう。
2日とも、穏やかな天気になった。

佐竹由美さんが亡くなられて2年、
娘さんが亡くなられた一年後に、
後を追うように、
佐竹先生が亡くなられた。

先生は、生前、声楽家の娘さんの為に、
数多くの舞台衣装を染められて来られた。

その舞台衣装も、会場に飾られた。







先生が丹精込めて染められた衣装は、
ずいぶん着て舞台に立たれたのでしょう。

所々にほつれや破れがあった。

娘さんが亡くなられた後、
先生から聞かされた言葉。

「娘には可哀想な事をした。
買えばもっと素敵な衣装が有るのに…
娘は、私の染めた衣装を着てくれる
優しい子だった」…

娘のことを思う母親の愛情と、
それを素直に受け止める娘さんの優しさに、
また、胸が熱くなった。


追悼演奏会は、素晴らしいメンバーで行われた。
娘さんのご主人の、声楽家 辻秀幸さんの指導と指揮のもと、

親交のあった音楽家仲間の人たちが参加し
由美さんが愛した
ヘンデル オラトリオ「メサイア」を演奏された。


会場には、佐竹由美さんを偲ぶたくさんの人が来られ、
由美さんの早すぎる死をいたみ、
残された素晴らしい実績を讃える声を
たくさん耳にした。

先生は、娘さんの追悼演奏会を楽しみにしておられたが、
それは叶わなかったが、

きっと喜んで、何処かで観ておられただろうな…

すっかり暮れた高速を走る帰りのバスの中で、
私は、一つの安堵と、 

これから一人で頑張って行く決意を

胸の中に、そっとしまった。














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