きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

日傘の型染めを始める

2018-09-08 19:12:43 | 染色
昨日も雨…激しく降ったり止んだり。
今朝も雨…昼過ぎから雨は止んだが、
明日も雨らしい。

ベランダから見ると、台風で屋根瓦が飛ばされた家が数軒見える。

こう雨が続くと、雨漏りは、
大丈夫なのだろうか?

今日は、11月の展示会の出品用に、
日傘を染めた。

TVの、台風や地震の映像を見たくなかったので、ラジオをつけた…のに、

ラジオから流れる
柔らかな女性アナウンサーの声が、

「今日は、母の死についてお話しします」と、
妹さんと2人で、90歳のお母様を介護され、
看取られた時のお話を始められた。

母と、父の違いはあるが、
90歳と95歳、歳も近いし、

妹と2人で介護していたのも
私と同じ、

思いがけないラジオからの話に、
父の最後を思い出し、
また泣いた。

クヨクヨ メソメソ…忙しいこっちゃ

気を取り直し、染色を始める。

日傘を骨から外し、
先日、型紙を準備していたので、


浸染用防染糊を塗布した。


型染めは、柿渋用紙を使うが、
ステンシルにも使えるように、
透明のステンシルシートに彫った。

ステンシルシートは、厚みがないので、
浸染用防染糊の塗布量が少なくなる。

それが少々心配だったので、

浸染時間を通常の半分、5分に短縮した。

グレーのスレン染料で染めた。


乾燥を待って、この後、もうひと工程あるが、
今日はこれで、終わり。

この後の一手間…
これが楽しい!

どうなるか?
どうするか?

いつも、計画なしの、一発勝負!

それは、それで
思いがけない良い作品が出来たりする事もある。

その反対もあるけど…


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一歩前に進んだ

2018-09-08 08:05:06 | 日記
台風の恐怖が、拭いきれず、
1人になると、不安になった。

いつもなら、すぐに片付けられた、
ベランダの植木も、
部屋に入れたまま…

でも、片付けなければ、
植木だって
明るい陽や、風が欲しいだろうに…

部屋だって、乱雑で、余計に心が落ち込む。

片付けようと、立ち上がるが、
体とは反対に、心は、それを拒否する。

また、あれ以上の台風が来るのではないか?

鉢を持ちあげようと出した手が震え、
気分が悪くなり、目眩がした。

それでも、誰も、助けてくれる人はいない。
自分がするしかない。

フラフラしながら、重たい鉢をベランダに出す。
大小合わせて、13〜4個ある。

植木のためには、素焼きの鉢がいいのだろうが、重たい。
プラスチックの鉢にすべきなのか?

ゆっくりと運び出し、また、元のように並べた。
いつの間にか、目眩も、吐き気も無くなっていた。

5時間かかり、家の中も片付いた。

部屋が、台風前の状態に戻って、
心も落ち着いたようだ。

引きずっていた恐怖から抜け出し、
少し、前に進めた気がした。

木彫りも頑張った。


23年前の震災の時も、
水道も、ガスも、鉄道も、寸断され、
不安に苛まれながら、
黙々と木を彫っていた記憶が、蘇ってきた。

何かに熱中する事で、
一歩前に進める。
そんな気がする。







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