先日コーナンで、メタルエンボッシングの体験講習を受講したとき、
先生から、北野の異人館の中の一つ、ライン館で展示会をしていると教えてもらっていた。
今日は、天気も良く気温が20度にもなった。
少し外を歩くので、寒いと困ると思って着こんで来たのだが、
北野坂を上っていくと汗ばんだ。
方向音痴の私一人で行くのには不安だったので、会うのは久しぶりの友人を誘った。
西宮生まれの西宮育ちの友人を頼りに付いて行ったのに、
異人館に行くのは初めてだって????
途中、道に迷って、ずいぶん歩く羽目になったが、
最近運動不足だったし、久しぶりの友人との時間は楽しかった。
それほど広くない会場に入ると、メタルの繊細な模様に目を奪われた。
アンティーク加工がされたメタルの輝きは、落ち着いた重厚さと、豪華さを感じさせ、
中世ヨーロッパの貴族の部屋に、タイムスリップしたかのような錯覚を感じた。
メタルエンボッシングの展示会は初めてだったが、
素晴らしい!の言葉以外の言葉が出てこない。
ここまでの作品が作られるまでの、
時間や努力、強い集中力や根気…。
同じ物作りをする者として、分かり合えるものがあり、
今日、会場でお会いした先生と、電話番号を交換して帰宅した。
10年前、興味をもったメタルエンボッシングへの思いが、
切れそうで切れないまま、今日の展示会まで繋がった事や、
人との出会いをもたらしてくれた事に、
不思議な縁を感じた1日だった。