雨の日

携帯電話のアラームが5時30分に鳴ったが、布団から出られないまま、
2度目のアラームが6時に鳴った。📱
寒っ‼︎‼︎
布団の暖かさから、抜け出せないまま、10分が過ぎた。
イケナイ！イケナイ！
やっと起き、窓を開けると、冷えるはずだ！外は雨が降り、
明るい朝の陽射しは無く、灰色の空と、景色が、肌寒さを一層増長させている様に感じた。

昨晩は、老猫（父と同じ歳ぐらい）に、何度も起こされた。
猫も寒かったのだろうか？
それとも、シンシンと雨の降る闇の静けさが、不安だったのだろうか？
妙な鳴き声で、私を呼んだ。
その度に起き出し、少し餌をやったり、牛乳を飲ませたり…
自分が食べたのが分からなくなっているのだと、父は言うが…。

そんなことを言い訳にして…
急いで身支度を整え、神棚や仏壇の水を変える事から、私の1日が始まる。
父の3度の食事と、掃除、洗濯を終え、特別な用事が無ければ、自分の事が出来る。
今日は、1日雨の様だ。
外には出られない。
先日、解いた母の着物をワンピースにリメイクしようか？
デザインは決まっている。
本の型紙を写し取って、今日中に裁断しよう！

雨の日は、熟した柿の実を啄ばみに来る鳥の鳴き声もしない。
し～～んと静かに、時間が流れていく。
そんな中、私だけがセカセカ、バタバタと、静けさを壊して走り回っている。

傍から見ると、結構滑稽だと思う。
ゆっくり出来ない性格は、ずいぶん損をしているのかも知れない…と、思う時もあるが…。
じっとして居られない貧乏性は、治らない。
さぁ～今日もスケジュール通りバタバタ動くぞ‼︎