はーい、げんきです。

遠くにいる友達に私的トピックスの紹介。話題はその時その時いろいろ。

地球以外の惑星を訪ねる

2007-06-21 22:40:30 | book
 先週、芝居観に行った時に、芝居の前に行った本屋で一目惚れをし(人には滅多にしないが、本には年中する)たものの、大きくて重いので取りあえず諦めた本が届きました。
            
 2003年に打ち上げられて、火星たどり着いて以来ずっと探検をしている2台のローバー、オポチュニティーとスピリット。
 任期90日を遙かに超えて、現在も活動中です。
 そんな頑張っている彼らの本。
 火星からのメッセージ/ジム・ベル

 表紙はオポチュニティーが114火星日目に撮った写真。
 彼らの周りには誰もいないので、彼らの撮った写真には、彼ら自身は写っていません。
 写っていたとしても、太陽電池パネルの端っことか、自分の影とか、足跡だけ。
 だから写真の全ては、彼らの目を通して見た景色です。
 つまり、私達は、彼らを通して、火星を見ます。
 彼らと同じ視点で。
            
 この本は、写真集というより、彼らのドキュメントでしたね。
 地球で彼らと共に働いているジム・ベル氏が代わりに書いた冒険記とでも言いますか。
 彼らの日記を読みながら写真を見ていると、写ってないんだけどね、機械なんだけどね、独りぼっちで頑張っている姿が思い浮かんで、思わずがんばれっ!と応援してしまいますね。
 砂に足を取られて動けなくなった時の様子とか、webで見てたんですけどね、あらためて読むと、大変だったけど、みんな結構、慌てず、気長に対処してたんだなあ、と。
 大変な時ほど、落ち着けってことね。
            
 もちろん、それだけじゃなくて、彼らが火星で発見した事もちゃんと掲載されてます。
 火星は何にもないけど、実に様々なものが存在してるみたい。
 地球と似ている風景もね。
 本に載ってる写真は、すべてweb上で見ることができます。
 でもネット上のものは、いつ消えてもおかしくないでしょ?
 だから本として持っておきたかったの。
 内容とデカさの割に格安です。
 たったの4,750円!
 買いです。
            
 今日のタイトルは、実はこの本の裏側に書かれている言葉そのままです。
 さらに「この写真集を通じてスピリットとオポチュニティーを訪ねる皆さまへ、そしていつの日か実際に彼の地を訪ねる皆さまへ、旅の安全と多くの発見の喜びを祈りつつ」という序文の一部が添えられています。
 それを読むと単純な私は、いつか彼らを激励?に行く自分の姿を想像しちゃったりするわけです。
 そんなこんなで、彼らの撮った火星の風景と、彼らの足跡の写真に、存分に癒されています。
            
 あ。
 左端にこっそり写ってる本は、一緒に買ったナショナルジオグラフィック別冊「宇宙探査の50年 SPACE スプートニクからカッシーニまで」です。
 これもまた、私の大好きな写真満載。オススメです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする