インドの旅は毎度、ビザを取るところから始まる。
これがまた、知る人ぞ知る、独特の情緒なのです。
忙しい人には、ただのイライラだろうけど、これを楽しめるかどうかが、旅の明暗を分けるというか
さて、そんなわけで、私は年明け、張り切ってこの儀式に参加すべく申請センターに向かったのでした。
1月12日は日本は祝日、だけど、インドではそうではないので、この日はきっと空いているからということで狙い目の日。
数年前から、ビザ申請にも近代化の波が押し寄せ、手書きから、PCで情報を入力後、それをプリントアウトして窓口に持参という手順に変わったので、用意を整えいざ出陣、私にとっては、2年ぶりの申請。
そして、まずは結果がどうだったかというと、たしかに待合室はガラガラ、とっても空いていてラッキー
が、職業欄の記入が間違っていると、書き直しを命じられることに。
が、がーん、嘘でしょ
「この、同じビルの4階にコンピューターありますから、そこでやり直してきて」
すったもんだのあげく、彼女のその言葉に従うしかないと了解した私は、
しぶしぶ4階に向かうこととなりました。
扉を開くと、数台のコンピューターが横並びになっていて、みんなせっせと書類を書き直している。
空いている椅子に座った私に、係のインドの兄ちゃん、
「どうぞ~。プリントアウトまでで1000円です」
と告げた。
えーーーーー、それって、あんたたちの小遣い稼ぎなんじゃないの
なんて意地悪い想念なんかも浮かんできたりしながら、とりあえず1行だけ入力したんだけど、
3ページもの情報を入力するのに、何度も保存しそこねて(サイトの不具合ー恐るべし、インド)は、最初からやり直した暗い記憶がよみがえってきた私は、
「やっぱりやめます」
と早々と席を立つことになったのでした。
まだ旅まで1ヶ月以上あるからね、
訳のわからないビルの一室でガシガシPCに向かいたくないもんね。
そんなわけで、家に帰って書類を作り直し、
昨日、再申請に行ってきました~
普通の日だからね、混むのを予想して、窓口がオープンする1時半ちょっと前に到着。
案の定、すでにかなりの人が待っている。
が、番号札もなにもない
って、日本人にとってはすでにすごい驚異なんだけど~。
待っている人に尋ねてみたら、インド方式に、窓口が開いたら、とにかく早いもん勝ちで押し寄せたらいい、
とのこと。
あはは、インドでの記憶が蘇るよ~
しかし~ 観光ビザの窓口は、待てど暮らせど開かない~
商用ビザ、その他のビザという窓口だけが開いてて、旅行会社の人たちの名前が次々に呼ばれて、彼らはそそくさとビザを受け取って帰っている。
その流れの中で、ふと、後から来た人が、窓口に書類を提出しているのを目撃した私、
なるほどね~~~~
職業欄は要注意です。
私は、その他っていうカテゴリーを選択して、セラピスト(まあ、翻訳家でも通訳でもよかったんだけど)って書いたの。そしたら、カテゴリーの中に自営業っていうのがあって、それを選択して、役職がセラピスト、っていうのが正しい記入法だとのこと。
この、自営業というカテゴリーに気づかなかったのが敗因でした。
どうぞお気をつけくださいね~
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