虹の翼(つばさ)〜多次元へと羽ばたく

タロット&数秘、
直感ワーク

愛と気づきに満ちた世界は、笑いがいっぱいの世界♪

福島からの詩

2011-05-07 | 日々の出来事

5・7原発やめろデモ!!!!

http://57nonukes.tumblr.com/

賛同メッセージのなかに、こんな一文がありました。

とっても打たれたので転載します。

 

いまも毎日安達太良山の上にはほんとの空が出ています。
わたしは毎日それをながめています。
うちの庭からはとても美しい景色が見えるのです。
それがわたしのささやかな自慢。

あの日の前も、あとも
おんなじ空です。
おんなじ山です。
おんなじ川です。
ほんとにおんなじ?

ほんとのことをいえば、十日くらいは山を見る余裕なんてなかった。
子どもと一緒に遠くへ逃げてみたりもした。
でもいまはずっとここにいると決めました。
とりあえずのびのびと楽しく暮らそうと思っています。

福島にも遅い春がいつもどおりにやってきました。
いつもの春なら遠くからのお客さんでいっぱいの花見山
ひとりじめするのを楽しみに次の一週間を過ごします。

うらやましいでしょう。
うらやましくないでしょう。

いまとは違う美しい未来への道の敷石になれるなら
そんな人生もいいかもしれないねと子どもと話しました。

 
よしだけいこ(福島市在住)

 

故郷を愛する人たちにとっては、慣れ親しんだ山も川も、木も森も自分の一部なんだよね・・・

この方は、もうかなりお年をめしてらっしゃるように思います。

 

もうひとつ― 

武田邦彦さんのブログhttp://takedanet.com/より

 

 子らよ・・・

父は剣をとって敵と戦い、武運つたなく斬り殺される. そして君もまた父に殉じる.
爆弾が頭上に落ちるとき、母は君を胸に抱いて爆弾に背を向ける. そして母は焼け焦げ君もまた命を落とす.

何も出来なかったじゃないかと言わないでくれ.

それで良いのだ. 君は父と母の愛のもとで眠る.

・・・・・・・・・

郡山の父、伊達の父は校庭の表土を除いた。君は26ミリシーベルトから8ミリシーベルトになった。

君は父を尊敬するだろう.

母は君を抱いて走った。知らない土地、辛い仕打ち、乏しい財布、その中で必死に逃げ、そして今、郷里に帰った.

母の心は痛んでいる. もう少し逃げたかったが・・・それは出来なかった. だから君の母は自らを責めている. 

君は母を愛するだろう.

人は万能ではなく, 人には出来ないことがある. 君もそれは承知だ.

人ができること、それは爆弾が空から降ってこようと、目に見えぬ放射線が体を貫こうと、愛する子のために我が身を犠牲にすることだ.

・・・・・・・・・

私たちには希望がある. それは全力を尽くした後に、子らが私たちを見つめる感謝の心. 

私たちは、決してくじけることもなく、決して自らを責めることもない.

私たちは、爆弾に背を向ける母のように全力を尽くすことができ、それで子らは満足する. 

(平成23年5月3日 夕暮れの郡山にて)

 

覚悟を決めた人たちの透明な美しさ・・・

 もう何も言えんよね・・・