今日は厳しい暑さが予想され、家に籠もるのが賢明とは思われたが、
日の出前からセミが騒がしく鳴き、二度寝を楽しむ雰囲気ではなかったので、
熱中症覚悟で大朝日へ行ってきた。
日暮沢に車を駐め、まずは竜門山を目指し登って行く。
登り始めが7時と出遅れたこともあり、照りつける日射しで汗が噴き出す。
ただ、水場を過ぎると風が吹くようになり、一息つく。
主稜線に近づくと次第にガスが増えてきて、
最初は有り難かった風も体をよろけさせる程の強さに。
ガスと強風のなか、タイムトライアルモードとなり黙々と先を急ぐ。
幸い、中岳を越えたあたりで青空が顔を出すようになり
大朝日のピラミダルなピークを拝めた。
左手には小朝日岳
途中、金玉水に寄り道
流れは細いが冷たい水が湧き出ている。
水場付近の湿地にはキンコウカが咲いていた。
大朝日小屋周辺はお花畑となっており、
タカネマツムシソウやナデシコなど沢山咲いている。
大朝日山頂から小朝日方面を見下ろす。
帰りは古寺経由で下山。
登山道を彩る花は少なく、
目立っていたのはアキノキリンソウやオヤマリンドウといったところ。
飛び跳ねるバッタを踏みつぶさないように慎重に歩く。
ハナヌキ峰から日暮沢方面へ下る。
地面でもがいていたセミを拾い上げ、ブナの幹に留めてやる。
登り初めから7時間20分で登山口に戻ってきた。
このコースは水場が豊富で持ち歩く水が最小限で済むので助かる。
山中出会ったのは、3人連れの一グループのみ。
紅葉シーズンの到来までは静かな山歩きが楽しめそうだ。