茶っCの育児と温泉 たまに山と釣り

子供が生まれてから山と釣りは自粛中です

キャンプ

2007年10月27日 | キャンプ
先週末は寒波の南下で山形県内は生憎の空模様。
山では降雪の恐れありとの予報に、
久々にキャンプしてのんびり過ごすことにした。
霞城公園近くの肉屋で山形牛の極上カルビを入手し、
県南に車を走らせた。
向かったのはキャンプ場とは名ばかりの、
トイレも炊事場もないワイルドなところだ。
到着すると、キノコ採りが目的と思われる車が数台駐車してあったが、
人気はなく、今宵は貸し切りで利用できそうだ。
林間に適当なスペースをみつけ、早速タープをはることにした。
久しぶりの設営に少々手間取ったがなんとか設営。


次いで焚き火の準備に取りかかった。
辺りには木の枝がたくさん転がっており薪の調達には困らない。
石組みのかまどに拾ってきた枝を積み上げ着火。
枝は雨で湿っていたが、着火剤のおかげで、
盛大に炎が立ち上がった。


火が炭火状態となったところで網をのせ、
明るいうちからルービ片手に焼き肉。
いい気分です(^◇^)
ジャガイモやサツマイモをアルミホイルに包んで焼き芋をつくる。
時々加減をみないと表面は黒こげになってしまうが、
中までしっかり火が通りホクホクして美味しい。
焚き火で暖をとりながら楽しくやっていると、
農家のおじさんが軽トラに乗って現れた。
周辺は松茸の産地で、どうやら密猟の監視にやってきたようだ。
なまりが強くて正直言っていることの半分も理解できなかったが、
我々が密猟者でないことはわかったようで引き返していった。
夜が更けるとやることもなくなり早々と就寝。
この日はテントを張らずにタープの下にマットをひいて寝たが、
結露もせずに快適に眠れた。

2007.10.14龍山

2007年10月14日 | 山形の山
折角の好天の週末であっても
仕事の都合で携帯圏外へ外出できない哀れな山好きに
打ってつけのナイスな山を見つけた。
それは山形市街からほど近い龍山である。
先日、西蔵王放牧場から登った山ではあるが、
西蔵王から登ると電波の入りの弱いところがあり、
一抹の不安があった。
そこで、今回は蔵王温泉側から登ってみた。
自宅から蔵王温泉まで車で約30分。
蔵王スカイケーブル前の駐車場に車を停め、
軟弱にもゴンドラで一気に標高1280mまであがることにした。
物見遊山の客で混雑しているのではと危惧していたが、
以外にも朝9時の駐車場はがらがらで、
片道料金700円を支払い、一人ゴンドラに乗り込んだ。
あっという間に標高を上げてゆくゴンドラの窓からは、
色づいた木々の錦絵が広がり、期待で胸がふくらんだ。
ゴンドラを降り、


見晴らしのよい砂利道を左手に進む。


少し歩くと龍山登山口の標識が現れ、


やっと登山道らしい道を歩くようになる。
爽やかな秋空の元、


Tシャツ一枚だけでは少々肌寒いくらいの陽気だ。
灌木に覆われあまり見通しのきかない道を歩いてゆくと、
正面に龍山が姿を現した。


緩やかにアップダウンを繰り返す稜線を進み、
蔵王温泉への分岐に到着。


龍山の山肌を覆う紅葉が美しい。


ここからようやく登山らしい急坂となり


山頂目指し一歩一歩あがってゆく。
次第に眺めがよくなり、
2週間前に登った山形神室が存在感ある山容を見せている。


ここまで、誰にも会わず静かな山歩きを楽しんでいたが、
ゴンドラ終点から1時間ちょっとで到着した山頂は、
老若男女入り乱れて総勢40人くらいの人々で埋め尽くされていた。
中高年の団体と、子連れの遠足の団体とが鉢合わせしたようである。
ゆっくりくつろぐ雰囲気ではなかったが、
360度ひろがる素晴らしい展望を写真に収め

蔵王


山形神室


上山市街


山形市街


喧噪から逃れ、蔵王温泉へと下ることにした。




木々の間から温泉街を見下ろしテンポ良く下ってゆく。


下山口はスキー場となっており、標識はあるものの、


こちらから登るとなると
初めての人は登り口がわかりずらいと思われる。


空には鱗雲がひろがり、
季節は秋まっただ中となったことを実感した。
このコースは終始アンテナ3本と電波状況良好で、
緊急の呼び出しにも対応OKです。
帰りは蔵王温泉共同浴場「下の湯」に寄って、
強烈な硫黄泉で汗を流した。
入浴後の火照った体を冷ましてくれる秋風が
なんとも心地よかった。

2007.10.6-7朝日連峰(三面コース)4

2007年10月13日 | 朝日連峰
翌10/7朝、6時半に小屋を出発。


空高くに雲は見えるが、まずまずの天気だ。
右手に月山を眺めながら、北寒江山へと登っていく。


眼下に見える狐穴~天狗小屋までのコースは昨年同じ時期に歩き、
素晴らしい紅葉に魅了された。


北寒江山の山頂で以東岳に別れを告げ、


昨日登ってきた道へと歩みを進めた。
正面には朝日を浴びた相模山が龍の背のような
存在感のある山容をみせている。


遠方には飯豊連峰が雲海の上に浮かんでいる。




三方池を通り過ぎ、


相模山を目指して歩く。


このあたりも笹の緑の中に浮かぶ島状の紅葉が見事だ!




ピークのはっきりしない相模山を越え


展望のよい稜線を歩く。




道は上り下りを繰り返し大上戸山へと連なる。




大上戸山へ向かう途中、登ってくる7-8人の団体とすれ違った。
道陸神峰の避難小屋内にテントがはってあったので、
ここに泊まったようだ。
大上戸山で小休止したのち、
道陸神峰へと下る。


尾根は色づいているが、紅葉の下限はこのあたりのようだ。


道陸神峰へ至る途中、登ってくる女性二人連れとすれ違った。
この方達は、昨晩は三面小屋に泊まったのだろうか?
以後、この2パーティー以外に誰一人会うことなく、
三面川の吊り橋まで下った。


川の中には10月というのに溶け残った雪渓の固まりが転がっていた。


三面小屋を通り過ぎ、


ブナの散歩道を歩き


恐怖の一本丸太の吊り橋をクリアして、
14時には無事登山口にたどりついた。
駐車場には自分の車のほかに、
すれ違った2パーティーのものと思われる車が停車してあるのみであった。
紅葉の盛期にもかかわらず、訪れる人は少なく、
静かな秋山を楽しめる素晴らしいコースであった。
唯一の難点は、一本丸太の吊り橋であろう。
高所恐怖症の人は絶対わたれないと思います。

2007.10.6-7朝日連峰(三面コース)3

2007年10月11日 | 朝日連峰
思ったよりいいペースで登ってきて、
日暮れ前には狐穴にたどりつけるのが確実となったので、
大上戸山から先はのんびり景色を楽しみながら歩くことにした。


道は刈り払いされており歩きやすい。
相模山まではアップダウンを繰り返す見晴らしのよい尾根道が続く。




右手には袖朝日岳が間近に見える。


相模山の山頂にはこれといった標識もなく


寒江山がぐっと近づいてみえる。


遠目にみると紅葉はまだまだ稜線付近に留まっているようだ。
相模山を越え下っていく


一面の草紅葉を前景とした以東岳が素晴らしい。




チングルマの枯れ穂が風に揺れ、


花の時期も素晴らしいに違いない。


青空に映えた紅葉がまぶしい。


三方池に近づくと、主稜線上にようやく狐穴小屋がみえてきた。


北寒江山から三方境にかけては、紅葉が見頃を迎えていたが、
生憎曇り空のもとで鮮やかさは半減。


登山口から8時間半でようやく今宵の宿に到着。


小屋で早々と夕食を済ませ、外に出てみると、
いつのまにか空は晴れあがっていた。


カメラを持って北寒江山へあがってゆくと、
あたりは夕方の斜光をうけ紅葉が一層輝いてみえた。




北寒江山頂からは、
主稜線の最奥に大朝日のピラミダルなピークが目を惹く。


夕景の月山を眺め、小屋に引き返した。


この日の小屋は30人くらいの宿泊者がいたが、
幸い超満員というほどではなかった。
もっとアクセスのいい以東、竜門、大朝日小屋などは
3連休+紅葉もあって超満員であったのではなかろうか。


2007.10.6-7朝日連峰(三面コース)2

2007年10月10日 | 朝日連峰
道陸神峰の避難小屋を過ぎ、
ブナ林の中を登る。


ここまで登り初めから誰一人会うことなく、
一方、辺りからは大型獣の叫び声や藪を揺らす音が聞こえ
なんとも薄気味悪いので、熊鈴をつけることにした。
さらに標高をあげてゆくと
木々の間から、以東岳がみえるようになった。


1時間ほど登り、見晴らしのよい場所に到着、
この三面コースを開拓した人を称える石碑が設置してあった。


大上戸山まではまだまだ先のようだ。


途中、もう少し早い時期であれば水場があったであろうと思われる所を通過


この時期、水たまりがあるだけで、水は流れていなかった。
背丈ほどの灌木帯を抜け、
見晴らしのよい尾根道となった。


大上戸山に近づくと、紅葉した草木も混じり、


標高1400メートルあたりまで紅葉前線が降りてきているようだ。
大上戸山の手前の岩場と越え、


左手には相模山、


左手後方には以東岳を眺めがら、


ようやく見晴らしのよい大上戸山頂に到着。


ここまで登山口から5時間。
我ながらなかなか良いペースで登ってきた。

2007.10.6-7朝日連峰(三面コース)1

2007年10月09日 | 朝日連峰
朝日連峰はほとんどのコースを歩いたが、
三面コースだけはまだ未踏であった。
superdioaf27さんのブログhttp://blog.livedoor.jp/superdioaf27/を
参考に、この三連休に狐穴小屋一泊で
三面コースに挑戦することに決めた。
山形の自宅を3時に出発。
小国から蕨峠経由であさひ湖奥の登山口へと向かい、
2時間ちょっとでまだ夜の明けぬうちに登山口に到着した。


車道終点の登山口は舗装され20台近くは停められそうな
駐車スペースがあるが、この日停まっていたのは
沢登りもしくは釣りが目的と思われる車一台のみであった。
あたりが明るくなった6時に出発。


少し歩くと開けたススキの野原を歩くようになり


茂った草におりた朝露が足下を濡らす。
直にブナの森となり、


川沿いの見事なブナの森を40分ほど歩くと
噂に聞いていた最大の難所、一本丸太の吊り橋に到着。


足場は一枚の板きれで、その上に張られたワイヤーを手すりに
10メートルちょっとを渡らなければならない。
足下は深さ10メートル以上はありそうな渓谷で
落ちたらただで済みそうにない。
正直かなり恐いです。
おまけに朝露で板が湿っていて、
ワイヤーを握る手にかなり力が入りましたが、
なんとか渡りきって一安心。
その後は、先ほどと落差の大きい鋼鉄製の橋を渡り、


登山口から1時間半で三面小屋に到着。


小屋そばには水場もあり


なかなか居心地がよさそうです。
水を補給後、三面川にかかる立派な吊り橋を渡り、


眼下を流れる三面川は非常に清く


釣りを目的にここまで来る人も多いのではないかと思います。
橋を渡ると


いよいよ道は本格的な上り坂となり、


神室や飯豊を思わせるかなりの急坂を登るようになります。
10月にはいり夏を思わせる陽気は過ぎ、
順調に高度を上げ、
三面小屋から1時間20分で、道陸神峰の避難小屋に到着。


小屋は屋根だけで閉鎖空間ではないものの、
雨をしのぐには十分で、解放空間なだけに
小屋の中でたき火をすることも可能で、
かえって居心地はよさそうである。
小屋の直ぐ手前には水場あり、


雰囲気はあまりよくないが、冷たい水が流れていた。

2007.9.29山形神室

2007年10月01日 | 山形の山
午後から職場の芋煮会があり、
午前のうちに近場の山形神室に行ってきた。
自宅から登山口のある笹谷峠まで車で20分程度。
9時過ぎに到着したら既に駐車場は9割方埋まっていた。
気軽に尾根歩きを楽しめるとあって、
多くの登山者で賑わっていた。


登山口を出発し、最初は駐車場を眼下にゆるやかに登ってゆく


直に見晴らしがよくなり、山形市街も遠望できるようになる。


みはらしのよい尾根道をすすみ、


右手眼下には宮城方面も見渡せる。
太平洋までは見えなかったが、太白山の特徴的な山容が望めた。




はまぐり山山頂には、はまぐりの貝殻を板に打ち付けた
愛嬌ある標識が倒木に吊されていた。


道沿いにはナンテンが赤い実を結び、
紅葉の始まりを告げている。


眺めのよい尾根道をすすむ


山形神室山頂からは、山形市街方面しか展望できず
仙台神室と清水峠への分岐まですすみ


二口山塊を眺め
帰りは蔵王を眺めながら元来た道を引き返した


市内から30分とかからず手軽に山歩きが楽しめるとあって
紅葉の盛期にはさぞ賑わうことでしょう。