茶っCの育児と温泉 たまに山と釣り

子供が生まれてから山と釣りは自粛中です

2009.9.30 大東岳

2009年09月30日 | 宮城の山
トレーニングもかねて近場の大東岳へ行ってきた。
まずは杉の植林地帯を登ってゆく。


森の中はキノコが一杯。
ホコリタケの群生


ブナハリタケ


ツキヨタケ


ブナハリタケは代表的な食用キノコだが、
登山道脇の目立ったところにあるにも関わらず、全くの手つかず。

沢沿いを抜けるとブナの森を登っていくようになる。






水場では岩の間から清らかな水が湧き出ていた。


2時間程度で山頂に到着。


弥吉ころばしの降り口まで移動し、小休止。
高曇りだが、周囲の山々は展望できる。


山頂付近は紅葉が見頃だ。
晴れていればもっと鮮やかに見えただろう。


急坂の弥吉ころばしを下ってゆく




じきに避難小屋が見えてきた。


小屋近くの水場。


あとは川沿いの道をくだっていき、


4時間半で駐車場にたどり着いた。
朝は少し肌寒いが、
虫もいなくなり、山歩きしやすい季節になった。

2009.9.25 障子ヶ岳

2009年09月28日 | 朝日連峰
天気予報は悪くなかったので、
久しぶりに8の字コースを歩こうと、
泊まり道具を持って大井沢にむかった。

まずは南俣沢出合から紫ナデ経由で障子ヶ岳に登る。




登山道脇の岩の上では
ヒラタクワガタが遠方を見つめ物思いにふけっていた。


ガスが多く展望は不良だが、紫ナデより上は紅葉が綺麗。




一時晴れ間が顔を覗かせることもあったが、
これ以上よくなることもなく・・


やっと到着した山頂は羽アリの大群が飛び交い、
ゆっくり休憩する雰囲気ではなし。




天狗小屋で休憩することにした。


小屋の回りは紅葉が盛りで、
窓から眺める紅葉はまるで額縁に飾った絵のようだ。


水場は沢水で流れは細いが利用可能。


午後になってもガスって曇りがちの天候は回復することなく、
なんだか体調も今ひとつで、
結局この日は天狗小屋泊まり。

翌日は主稜線は見渡せるものの、高曇りの空模様。




紅葉見物しながら早々と下山した。

三面コースの水場

2009年09月22日 | 銘水・水場
下山時に覗いたところ、
道陸神峰シェルター近くの水場は、
流れは細いが、利用可能。


下の写真は三面小屋前の水場。


今回の山行では、山小屋での騒ぎの他もう一つ後味悪いことあり。
なんと、大上戸山~道陸神峰の間の登山道の真ん中に
フレッシュなうん○が放置されていたのだ。
猿の排泄物と思われるものは途中何度かみかけたが、
こいつはご丁寧にティッシュペイパーで覆われており、
恐らくすれ違った中高年の団体の誰かが放置していったものであろう。

我が家の猫でさえ排泄後は砂をかけて隠すのに、
人間が後始末もできないとはなんとも情けない話だ。
グループのリーダーには野糞のやり方もしっかり指導してもらいたい。

2009.9.19-21朝日連峰(三面から以東岳へ)3

2009年09月22日 | 朝日連峰
狐穴小屋で一休みののち、
まだ陽も高いので、以東岳まで散歩することにした。


途中、以東から狐穴方面へむかう複数のパーティーとすれ違う。


以東小屋が見えてくると山頂まではあと少しだ。


山頂から振り返ると大朝日への長大な主稜線が一望できる。


大鳥池方面


オツボ峰方面


いずれも山頂付近は紅葉が見事だ。
素晴らしい光景にすっかり満足。
以東山頂ですれ違ったALPツアーの団体20数名が
以東小屋へ向かうのを見届け、狐穴へと引き返した。


小屋に戻ると、以東を往復している間に状況は一変し、
小屋はすし詰め状態。
どうやらALPツアーの団体のせいで、
以東から狐穴行きを勧められた登山者が押し寄せたようだ。

よりによって紅葉シーズン+連休と混む条件が揃っている時期に、
避難小屋を営利目的にツアー会社が利用するのは
問題大ありと思うぞ。

既に確保しておいた自分の寝場所に戻ると間もなく
遅い時間になって小屋入りしたグループ客が、
多少の不自由を受容できずに寝場所のことで騒ぎ出した。
40歳前後と思われる自分の娘をちゃん付けで呼ぶ
アカウアカリによく似た顔の気色悪いおっさんとその連れ。
最後は男気ある登山者に一喝され、
しゅんとなっていたのが何とも見苦しい。
人の良い管理人さんが気の利いたギャグで笑いをとるのが
せめてもの救い。

利用者が増加した高速ではマナーの悪いドライバーも増えているが、
同じ事が登山者が急増している山小屋でも起こっているわけだ。

寝苦しい一晩を過ごし、翌朝
三面へ下山。


天気は良好で、月山の左隣に鳥海山も見えた。


また、相模山の左手遠方には飯豊連峰もくっきり見える。




喧噪の主稜線を離れ、どんどん下ってゆく。




眼下に三面小屋と吊り橋が見えるようになると、
長い下りも後少しだ。


三面川にかかる吊り橋は今は鋼鉄製の頑丈なつくりだが、
かつては前の写真に登場したような木製の吊り橋であったそうだ。


落差20mはあるかと思われる渓谷を、
不安定な吊り橋で長い距離渡るのはさぞ肝を冷やしたことであろう。

下りで出会ったのは、6名ほどの団体一組と単独男性一人、
そして、マムシ2匹のみ。
メインコースを外れれば、
例え最繁期であってもこんなもんである。


2009.9.19-21朝日連峰(三面から以東岳へ)2

2009年09月22日 | 朝日連峰
20日朝、天気は良好。6時に小屋を出発。
三面川に架かる吊り橋を渡り、尾根に取り付く。
吊り橋から尾根に取り付くまでは一部足場が悪いので、
設置されている鎖を利用して慎重に歩きたい。

直に先行した二人連れを追い抜き、ひたすら登ってゆく。
道陸神峰のシェルターそばに水場があるが、
1.5L持参した水に余裕があるので、寄らずに先に進む。


大上戸山に近づくと見晴らしもよくなり、


右手には以東岳が迫る。


また、道脇の木々も色づき目を楽しませてくれる。


大上戸山を越えると、
神室の尾根道のようなアップダウン繰り返す道が続く。








相模山を越え、草紅葉が美しい草原地帯を歩く。


この時期目立った花はないが、


善六池のあたりは花の時期に是非再訪してみたいものだ。


三方池までくると主稜線上に狐穴小屋が見えてくる。


北寒江山にむけて一登りすると右手には大朝日のピークも姿を現す。


ここまで、出会ったのは追い抜いた二人連れと、マムシ3匹のみ。
静謐とした山歩きを楽しめるこのコースを選んで正解であった。


北寒江山から三方境にかけては紅葉が美しい。


約6時間かかって今宵の宿、狐穴小屋に到着。


小屋の中はまだ5-6人の登山客がいるのみで、
今日はゆったり過ごせそうと、この時点では思っていたのだが・・・

2009.9.19-21朝日連峰(三面から以東岳へ)1

2009年09月22日 | 朝日連峰
白馬から下山した翌日はシルバーウィークの初日。
立山・剣あたりにも行きたかったが、
連休は激混みと予想し、
まだ人の少なそうな東北の山に移動することにした。

案の定、朝の6時頃に通り過ぎた白馬の道の駅は、
早朝にもかかわらず車が溢れ、
駐車場にテントをはっている人もいたりして難民キャンプの様相。

その後、新潟中央JCT付近の高速であやうく渋滞につかまりかかったが、
なんとか回避。あと1-2時間遅かったら完全につかまっていたか?

連休にもかかわらず、静寂の山歩きが楽しめる所として
選んだのは朝日の三面コース。
昼過ぎにあさひ湖奥の登山口に到着したときには、
5-6台の車が停まっているのみで、恐らく半分は釣り目的。

スタートが13時と遅れたので、今日の目的地を三面小屋に決め
歩き出した。
小川を超えると、しばらくは夏草に覆われた道が続く。


朝早い時間に通過する際は、
朝露対策として上下雨合羽を身につけたほうが無難。

樹林帯に入ると、道は明瞭となり歩きやすくなる。


「ファイト一発」にでてきそうな吊り橋の袂には、
以前訪れた時にはなかった警告が掲示されており、
しきりに自己責任を強調していた。


後に登場するが、世の中には常識を欠いた人も存在するので、
このような掲示で自衛に走るのも致し方ないとは思われる。

1時間半程度で到着した小屋には、既に二人連れの先客がおり、
明日は狐穴まで登られるとのこと。


その後、他に訪れる人はおらず、
静かな夜を過ごした。

2009.9.16-18 五竜~白馬岳3

2009年09月22日 | 日本アルプス
白馬山荘の受付で宿泊の手続きを済ませ
部屋に荷物をデポし、白馬岳の山頂まで登る。


開山者の石碑を通り過ぎ、


10分程度で山頂にたどり着く。




北方には朝日岳へ連なる稜線と日本海が見える。


展望を堪能し、部屋に戻った。
この日は同室者はおらず個室を独り占め。
掛け布団も2枚重ね。


布団のうえに寝転がって談話室にあった文庫本を読む。
ゆったりとした時間が流れる至福の一時だ。


18日朝も快晴。


雲海の上に峰々が浮かぶ。




白馬岳山頂を越え、蓮華温泉方面へと下ってゆく。


小蓮華山から見える白馬岳は、主稜線から見るのとは異なり
荒々しい雰囲気だ。




白馬大池へ下る雷鳥坂で雷鳥との再会を期待したが、姿を現さず。


白馬大池の畔ではチングルマの枯れ補が風に揺れていた。


蓮華温泉の露天風呂で汗を流し、


バスと電車を乗り継いで、五竜麓の駐車場まで戻った。

2009.9.16-18 五竜~白馬岳2

2009年09月22日 | 日本アルプス
17日は朝から快晴。
かなり冷え込んだようで霜柱がたっている。
昨日はガスに覆われ見えなかった五竜のいかつい姿に惚れる。


唐松岳山頂から望む白馬への縦走路は、岩だらけで手強そう。
昭文社の登山マップにも危険のマークあり。


覚悟を決め下ってゆく。


降りてきたところを振り返ると、
何処を歩いたのかわからないような難所だが、


適所に鎖やハシゴが設置されており、
時間をかければ問題ない。

不帰嶮を抜けると、
見晴らしのよい尾根歩きとなり、
左手後方に立山連峰、


後方には歩いてきた唐松・五竜、
そして、遙か遠くには槍ヶ岳のとんがりが見え、
全く素晴らしい展望だ。


天狗山荘を過ぎると前方に白い山が見え、
これがてっきり白馬かと思ったが、鑓ヶ岳であった。


鑓ヶ岳山頂からの眺めも素晴らしく、写真を撮るのに夢中。


南方(五竜方面)


北方(白馬方面)


東方


あまりの好展望に歩みは遅れがちとなり、


結局6時間近くかかって白馬山荘に到着。


閑散とし静かなスカイプラザで、
早速生ビールを味わった。 極楽・・


2009.9.16-18 五竜~白馬岳1

2009年09月22日 | 日本アルプス
鹿島槍を下山後は青木湖畔でキャンプ+バーベキュー。
翌16日は朝から晴れて、予報も良かったので、
五竜とおみスキー場のゴンドラを利用して、
再び主稜線へあがることにした。

ゴンドラで標高1515mのアルプス平まであがると、
麓は晴れているようだが、


山の方はガスで展望はイマイチ。


ゴンドラに850円払ったので、
とりあえず五竜の頂は踏むことに決めハイピッチで登る。


健脚の単独行者に抜かれまいと頑張ったこともあり、
3時間で五竜山頂に到着。


展望ゼロでモチベーションは上がず、日帰りという選択肢も頭をよぎったが、
天気は上向きとの予報に、明日に期待して唐松山荘まで移動、宿泊とした。

小屋で夕食を食べていると空が錦に染まり、


雲海のうえに立山連峰の峰々が浮かんだ。


明日の好天を夢にみて眠りについた。

2009.9.14-15鹿島槍ヶ岳

2009年09月22日 | 日本アルプス
長期予報をみると好天がしばらく続きそうなので、
1000円高速を利用して久々に北アルプスへ遠征することにした。

扇沢の市営駐車場に車を駐め、柏原新道の登山口を11時頃出発。
天気は上々で登山道からみえる針ノ木岳の姿に期待が高まる。


しかし、種池山荘に到着する頃には、
ガスもでてきてあまりぱっとしない空模様。


鹿島槍もガスの中で全貌はみえず。


爺ヶ岳に登る途中、雷鳥親子に出くわす。


2匹の雛は親の2/3大まで成長し、


餌を食べるのに夢中で、ちょこちょこ足下を歩き回り、
なんともラブリー。


雷鳥相手に大分時間を浪費したが、




今宵の宿である冷池山荘に16時前に到着。
平日ということもあって、一人布団一枚を占拠して眠ることができた。

翌朝は雨がぱらつく生憎の空模様。
当社は白馬まで縦走する腹づもりであったが、
相棒の体調が今ひとつであったこともあり、縦走は諦め
鹿島槍の山頂まで往復後、扇沢へ下山した。

2009.9.9会津朝日岳

2009年09月12日 | その他の山
花が終わり、紅葉にはまだ間があるこの時期は
あまり登山への意欲が高まらないが、
家でごろごろしていても体が鈍るので、
会津の未登の山を攻めることにした。

登山口では綺麗な朝焼けが見られたので、
快晴の好展望を期待したが、
いざ登ってみると曇りがちで今ひとつの空模様。


山頂はガスで覆われ展望ゼロ。


咲き残っていた花がせめてもの慰め。




早々と下山し、
近くの渓流で渓魚を狙う。


綺麗な川であったが、釣れたのは20cm程度の山女魚一匹のみ。


冴えない空模様と釣果に気力も萎え、
湯巡り+食べ歩きに方針変更。




「すずや食堂」のソースカツ丼は超美味で


撫で虎も大満足。

湯治の旅(秋田、青森)

2009年09月06日 | 温泉
7月、8月と海外旅行が続き遊び疲れたので、
湯治に行き鋭気を養うことにした。
車にキャンプ・釣り道具を積み込み、
飯豊山行帰りに買った日本酒を手に、
1000円高速を利用して秋田にむかった。


太平山に寄り道し、夜は男鹿半島の海辺でキャンプ。


路地売りしていたサザエを炭火で網焼きし酒の肴とす。
サザエを10数個食べて腹一杯。


翌日は天気が今ひとつで、
温泉に寄り道しながら矢立温泉まで移動。


湯上がりのルービは格別だ。


早々と布団に寝ころび、本を読んで過ごす。


恐ろしい人食い熊に震え上がる。


3日目は岩木山の麓でキャンプ。
酒の肴は、青森名産の嶽きみ(トウモロコシ)とホタテ。
トイレに行った隙にカラスに嶽きみを喰われた。


4日目は蟹田からむつ湾フェリーで下北の脇ノ沢へ。


網の中の天然記念物が涙を誘う。


夜はかわうち湖畔でキャンプ。


5日目は漁港で海釣りしながら北上し大間崎へ




途中綺麗な渓流に寄り道し、


ルアーで渓魚を狙うも、釣れるのはちびヤマメのみ。


夜は下風呂温泉に泊まり、


魚介類三昧。


最終日は恐山で参拝し、1000円高速で宮城へ戻った。




以下は入浴した温泉の一部。
すっかり心も体もふやけてしまった。





2009.8.30太平山

2009年09月06日 | 秋田の山
湯治旅行ついでに秋田の太平山に登った。
スタートが10時と遅くなったこともあり、
旭又キャンプ場の駐車場は既に満車で、道路沿いに路駐。

涼しげな渓流を渡り、


よく整備された道を登ってゆくと、直に水場が現れ、
早速ククサで清水を飲む。
金属のカップに比べ口当たりが柔らかく感じられる。


うっそうと茂る木々の中を軽快に登ってゆく。


あたりは秋田杉の美林となり、




小一時間ほどで石仏のある御手洗に到着。


さらにブナの森を登ってゆくと


やがて見晴らしがよくなり、小屋の建つ山頂が見えてきた。


山頂には神社の社殿や宿泊所があり、


なかなかの展望だ。


特に日本海と男鹿半島方面の眺めが素晴らしい。


昼食をとり、しばし休憩の後、下山を開始。




登りとはコースを変えて、赤倉コースから下山。


歩く人が少ないのか赤倉コースはやや荒れた感じ。


登山開始から4時間で登山口に戻った。