茶っCの育児と温泉 たまに山と釣り

子供が生まれてから山と釣りは自粛中です

2008.5.18御所山

2008年05月25日 | 山形の山
御所山荘へ通じる林道は問題なく通行可能。
山荘先にある駐車場に7時前に到着。
軽トラが一台停まっているのみであった。


荒神コースを上り、クラビコースを下ることに決め、
荒神コース登山口へ向かう。


標識に従って砂防ダムのある沢へと降りてゆき、


沢を渡渉すると、桂の大木が生えている。


沢の左手斜面を登り、しばらく歩くと
沢沿いを進むようになる。


渡渉を繰り返しながら登って行くと、
沢を覆い隠すような雪渓が現れた。


雪渓を乗り越え先へ進む。
足場が悪かったり、道が不明瞭な所もあるが、
ひとまず上流を目指してひたすら登ればよい。


登って行くにつれ雪渓は消え歩きやすくなる。


問題は沢を離れる尾根への登り口だが、
標識がないので注意していないと通り過ぎてしまいそうだ。

なんとか道を見失うことなく標識のある尾根に辿り着いた。


荒神山をトラバースし石割桜へと至る道は
倒れた枝が邪魔で歩きにくい。


また、残雪ですっかり道が隠れたところもあって、


迷いそうになったが、なんとか石割桜に到着。
小振りではあるが桜は見頃を迎えていた。


クラビ分岐から先、道は歩きやすくなり


ブナ林の中アップダウンを繰り返し続く。




水場の沢が横を流れているキャンプ場を通り過ぎ、


御宝前追分に近づくと、
一面残雪となり夏道が途絶えてしまった。


樹間からは御所山が見え、
あと1時間も登れば山頂とは思われたが、


目印のテープや踏み跡がなく、
進んだものの帰り道がわからなくなると
翌日の仕事に支障がでるので、
山頂は諦めここで引き返すことにした。
GPS持ってくればよかったです・・

ブナの森で昼食をとることにした。


木漏れ日を浴び、小鳥のさえずりに耳を傾ける。


爽やかな風が森の中を吹き抜け気持ちいい。

帰りはクラビコースを下ってゆく。


木々の間からは御所山が見える。


残雪で道が隠れていることを心配したが、杞憂であった。
目立った残雪もなく、
順調に沢まで降りてきた。


続けて沢を渡る場所があり、増水気味ではあったが、
靴の中を濡らすことはなかった。




丸太橋を越え、


東屋のある林道終点に辿り着くと
後は落石でガレた林道歩きだ。
トンネルを抜け、


横の崖から滝の様に水が流れ落ちる林道を歩く。




無事駐車場に辿りついた。
行動時間は7時間ちょっと。
林道で山菜採りの人をみかけたものの
山中ではカモシカをみかけたのみ。
静かな山歩きが楽しめる良いコースです。

2008.5.17祝瓶山

2008年05月18日 | 朝日連峰
山形の自宅を4時に出発し、
針生平の登山口には5時半に到着。


身支度を調え、6時に登山開始。
一枚板の吊り橋を渡り、




大石沢小屋を通り過ぎ、
鈴振尾根にとりつく。


足下にはイワカガミが咲き始めており、
しばらく登ると
左手に西朝日や袖朝日がみえてきた。


後方にみえる山は巣戸々山であろうか?
存在感のある山容だ。


朝日連峰が見渡せるようになると山頂まであとわずかだ。


ここまで登山道に目立った残雪はない。
登り初めて2時間半で山頂に到着。


新潟方面


柴倉山


遮る物のない展望だ。
この日は風もなく穏やかな陽気で、
お湯を沸かしお茶を飲んでくつろぐ。

もと来た道を引き返しても面白くないので、
大玉山経由で下山することにした。


大玉山付近の縦走路には残雪が残っていたが、
アイゼンを使うほどではない。


縦走路から見た祝瓶


カタクリの白花が咲いていた。


分岐に到着


余裕があれば大朝日までと思っていたが、
雲行きが怪しくなって雨がぱらついてきたので
ここで下山。






川が眼下に見えてくると長い下りもあと少しだ


一枚板の吊り橋を渡り


見事なブナの森を歩く




角樽小屋を通り過ぎ


合計4つの吊り橋を渡って、無事下山しました。


吊り橋が壊れてないか少々不安だっだのですが、
問題なく渡れました。

ウド

2008年05月18日 | Weblog
好天の週末、
昨日は祝瓶、今日は御所山に行ってきた。
食べ頃のウドが生えていたので


数本採取し、


天ぷらとキンピラにして食べた。
新鮮なものはアクを抜く必要もなく、
生で囓ると春の香りがした。

2008.5.10神室連峰(神室山~水晶森)2

2008年05月13日 | 神室連峰
山頂でGearの撮影をしたりして小一時間過ごした後
下山を開始。


花はカタクリが主で
その他はまだまだこれからですが、


稜線上ではミネザクラがちらほら咲き始めていました。
5月下旬が見頃でしょうか?


前神室山頂に寄り道した後、
歩いてきた道を若干引き返し




現れた標識に従って、水晶森方面へと進んだ。


よく刈り払いされた展望のよい道を下ってゆく。






途中まとまった雪が残っている場所があったが、
道を見失うこともなく


じきに新緑が眩しいブナの森となった。




右手眼下にを雄勝町の集落を見下ろし
展望のよい尾根道を水晶森へむかう。


水晶森山頂にはこれといった標識もなく、灌木が生い茂っている。
マイクロ反射板を通り過ぎ、
有屋峠からは神室ダムへむかって急坂を下るようになる。
キタゴヨウの枯れ木が目立つ。


山ツツジ咲く道を下ってゆく。


沢まで降りてくると
道は沢沿いに続き
林床にシダが茂る森の中を歩く。




登り初めて8時間で水晶森口に到着。
ここから車のある有屋口まで30分の車道歩きのはずでしたが、
山菜採りを終えられた方に車で送っていただきました。
有り難うございました!

2008.5.10神室連峰(神室山~水晶森)1

2008年05月12日 | 神室連峰
神室強化月間
今回は、神室ダムの有屋口から神室山~水晶森を経て、
水晶森口に下山する周回コースを登った。
有屋口を7時半に出発。
いい雰囲気の沢沿いの小道を上ってゆく


途中何回か渡渉し、
沢を離れるとつづら折りの登りとなる。


ブナの原生林が美しい。




登山道を隠す残雪は山頂近くになって
ようやく現れるが、道に迷うようなことはない。


主稜線に近づくと見晴らしがよくなり
先日歩いた台山尾根越しに小又や火打が見える。


北西には前神室山と遠方に鳥海山、


東には高松岳や、栗駒、焼石が遠望できます。


レリーフピークを通り過ぎ




3時間かからずに神室山頂に到着。
山頂からはお馴染みの風景が広がっていた。


山頂には既に単独行の男性2名がいて、
役内や根ノ崎から登ってきたようです。

Ultralight Gear3

2008年05月11日 | アウトドア用品
超軽量グッズ第三弾は
End2End Trail SupplyのGram Weenie PROだ。
重量16gと超軽量なアルコールストーブで、
下の写真ではシェラカップの上に乗っているやつです。


本体が小さいので、バランスを考え、
小さいコッヘルしか載せられないが、
野外でちょっとお茶を飲むには十分です。


明るい屋外では炎が見えず、
火が付いているのかよくわからないのが難点ですが、


ガスストーブに比べ音が静かで、
使い終わったボンベの処分が不要なのがいいとこです。

GEAR Impression:Goat Adjustable Pole

2008年05月11日 | アウトドア用品
豪士と神室の山行にGoat Adjustable Poleを使った。


強度は全く問題なし。
下りで体重をかけても撓むことなく安心して使えた。
非常に軽いので、写真を撮るときに両手首からぶら下げていても
全く気にならない。
欠点というほどのことではないが・・
通行を邪魔する草木を払いのける時、
軽いのがあだになって力不足。
耐久性についてはまだ不明。
ただ、見た目が華奢なので
あまり乱暴には扱えません・・・(^_^;

GEAR Impression:HexaLite

2008年05月11日 | アウトドア用品
ここのところ山にでかける時は
Crazy Creekの折りたたみ座椅子:HexaLiteを持って行くようにしている。
軽量だし折りたたむとコンパクトになるので、
持ち歩くのに苦にならない。


景色のよいところで休憩するにしても、
これまでは地面にじかに座っていたため落ち着かず、
慌ただしく移動を繰り返していたが、
背もたれつきの座椅子があるとのんびり休んでいたくなる。


室内で試用したときには座面が少々硬く感じたが、
地面におくと、凸凹を吸収し丁度良いあんばいだ。

山菜

2008年05月11日 | Weblog
先日神室山へ行った時、
登山道脇に生えていたコシアブラをとってきた。


これまで図鑑や、店で売っているものは見たことがあったが、
実際のところ木からどんな感じで生えているか知らなかったので、
これまで気づかず通り過ぎていたようだ。
何個かみつけてパターンを覚えてしまうと、
目が慣れてきて結構たくさん生えていることがわかった。


晩のおかずになる分くらいは簡単にとれた。

GEAR Impression:Marathon Magic 20(AARN)

2008年05月08日 | アウトドア用品
豪士山への山行では、
以前にNaturamで購入したAARNのザック、
Marathon Magic 20を久しぶりに使用した。


このザックは容量22L、重量715gと軽量で、
前胸部で十字を描くように固定するstrapのおかげで
まるで服を着ているような装着感だ。
背面には網目状のパッドがあり、見た目たよりない印象だが、
クッション性は悪くない。
内部のポケットにHydration bagを入れておくと
Water bedのようになりクッション性が増す。

前面にある2つの大ぶりのポケットに日焼け止めや帽子など、
使用頻度の高いものを入れておくと便利だ。

後面にはメッシュのポケットがあり、
ここに先日購入したCRAZY CREEKの座椅子HexaLiteを入れてみた。
写真ではわかりにくいが、緑色に写っている物がそれだ。

生地が薄いので耐久性にやや不安はあるが、
トレイルランニングを含め、軽量速攻登山に向いていると思う。

2008.5.6豪士山2

2008年05月08日 | 山形の山
江の沢山から豪士峠へ下り、
豪士山へと向かいました。


豪士山頂直下にまとまった残雪がありましたが、
ここまで登山道には目立った残雪はありません。
残雪が消えたところには
ショウジョウバカマがたくさん咲いていました。


吹きさらしの豪士山頂を越え、


休むことなくひかば越えへと下ってゆきます。


ひかば越えは草地の広場となっており、
キャンプするのによさそうです。


ここから先、駒ヶ岳にかけては新緑のブナの森を歩きます。




美しい森に心が洗われます。


駒ヶ岳を越えた先にあるやせ尾根からは
右手眼下に高畠の町並みを見渡せ


左手南方には粟子山が近くに見えます。


この後、見晴らしのよい尾根道を下ってゆき、




標識を頼りに尾根からはずれ、
水芭蕉咲く湿地帯を通り過ぎ


沢まで降りてゆきます。
沢沿いはニリンソウのお花畑となっていました。


沢沿いに下ってゆき林道に降り立つと、
あたりの山肌は萌葱色に彩られていました。


行動時間は6時間
山中で出会ったのは単独行の男性2名のみと
GW中にもかかわらず、
静かな山歩きが楽しめました。

2008.5.6豪士山1

2008年05月07日 | 山形の山
連休最終日、天気が持ち直したので
お気に入りの豪士山へ行ってきました。
今回は中ノ沢登山口を起点に中ノ沢峠~豪士山~駒ヶ岳を
周回するコースを歩くことにしました。
登山口の標識がある林道分岐を曲がり、


杉林に囲まれた沢沿いの林道を奥へと進みます。




20-30分ほど歩き、林道歩きに飽きてきた頃、
登山道の標識が現れ、道は山道へとつながります。


しばらくは美しい沢沿いを歩き、


沢を離れるとつづら折りの登りとなります。


道沿いにはスミレが咲いており


ブナの新緑が綺麗です。


木々の切れ間から眼下に高畠の町並みが見渡せるようになり


ブナの森をさらに先に進むと、水場が現れました。




1時間20分程度で中ノ沢峠に到着。


峠からは新緑の山々と、
遠方には飯豊連峰も望め天気は上々ですが、


低気圧通過後のためか強風が吹き荒れており
のんびり休む気分ではありません。
稜線上に刻まれた道を豪士山へ向かいました。


次に到着した江の沢山の山頂も
丁寧に草木が刈り払われており、よい眺めです。


北東には残雪を抱いた蔵王連峰が見えます。


風さえなければ
日だまりの山頂でのんびり昼寝するのも気持ちよさげです。

2008.5.3神室連峰3

2008年05月07日 | 神室連峰
神室山頂でこの日5個目のおにぎりを食べて、
台山方面へ下山を開始。
あとは下るだけで精神的に楽だ。


山頂小屋の脇を通り過ぎ下ってゆく。
使用禁止となった小屋は朽ち果てつつあった。


台山尾根は日当たりの関係か
主稜線に比べ残雪が豊富である。


雪面の下りは足への衝撃が軽く助かる。


水が残りわずかとなり、
雪で口の渇きを癒し、水を節約する。


次第に神室山が遠のいてゆく。


台山に近づくと残雪が少なくなり、
残雪で倒されていた木々が道を塞ぐようになり
歩きにくい。


台山山頂には文字が薄れた標識があるだけで、
傾いてきた日に急かされ先を急ぐ。


台山を越え、残雪がなくなると
明瞭な登山道が現れ、歩きやすくなる。


このあたりはブナの森が綺麗だ。
土内への降り口を見つけられるか心配していたが、
ちゃんと標識があり、


ここから、杉林の中を下っていきます。
杉林の中は荒れた感じですが、
目印のテープのおかけで迷うことはなく、
直に沢沿いを下っていくようになる。
この沢には水場の標識があったが、
夏になっても枯れずに流れているか気になるところ。

神室山頂から約4時間、
ようやく林道終点に到着!


林道終点には何台か駐車できるスペースがあり、
神室山・台山登山口との標識あり。
ここから朝に車を停めた吊り橋まで直線距離はあとわずかですが、
車道を辿ってゆくと大分遠回りとなります。
林道の分岐地点でショートカットを狙い、杉林をつっきって進むと
うまい具合に車の近くに出ることができました。
行動時間は11時間、
疲れはしたものの充足した山行でした。

2008.5.3神室連峰2

2008年05月06日 | 神室連峰
神室の主稜線はアップダウンの繰り返しで、


ピークを越してもまた次のピークと、
距離はたいしたことなくても結構しんどいです。






適当に風が吹いたおかげで。
暑さで参ることはなかったものの、
思ったほどペースがあがらず、
火打山頂から2時間かかって小又山頂に到着。
残念ながらコースタイム短縮とはならず。




腹ごしらえをしながら先の道程を調べると、
神室山まで約3時間、
神室山から台山尾根を下山すると約5時間、
併せて8時間のコースタイムで
11時半現在、日没までに下山できるか
雲行きが怪しくなってきました。
のんびりしている暇はなしと
先を急ぎます。


縦走路はキクザキイチゲやカタクリで埋め尽くされ、
花を踏まないよう歩くと足のやり場に困ります。


南東には禿岳、


北東には虎毛、栗駒と、


いい眺めです。
天狗森を越え、最後の登りにとりかかります。


根の先への分岐まであがってくると
右手後方に小さく火打、中央に小又・天狗森と
辿ってきた山々が見渡せます。


随分歩いたもんです。
小又から約2時間半
ようやく神室山頂に到着。



2008.5.3神室連峰1

2008年05月06日 | 神室連峰
土内集落奥にある吊り橋の脇に車を停め、
Ospreyのザックにアイゼンなどを詰め込み
7時出発。


吊り橋を渡り、道なりに左手の方に進むと沢にぶつかる。


立木に火打岳登山口の標識がぶらさがっており、ここが登山口だ。
沢を渡渉し、杉林の中を進むと、直ぐに急な登りの始まりだ。
バテないよう抑え気味のペースで登る。
ブナの新緑が朝日を浴び輝いている。


林床はイワウチワの大群落で埋め尽くされ、
珍しい八重咲きのイワウチワが道脇に生えていた。


しばらく登ると左手遠くに神室山が望めるようになった。


カタクリ咲く道を登り、


火打山頂に近づくと
灌木は残雪の下となり展望が広がる。


後方には残雪を抱いた鳥海山が聳えている。


アイゼンが必要となる所はなく、
山頂手前で早々と下山してくる単独行の男性とすれ違い
約2時間で火打山頂に到着。


山頂は360°の展望で、
北方には小又~神室への縦走路


南方には先日登った八森山方面への縦走路と
彼方に月山が見えました。


素晴らしい眺めです。
これで下山するには惜しくなり、
日の出ている内に下山できるか一抹の不安はありましたが、
台山尾根経由で下山するつもりで、
神室方面への縦走路に足を踏み出しました。