茶っCの育児と温泉 たまに山と釣り

子供が生まれてから山と釣りは自粛中です

2007.11.10祝瓶山

2007年11月20日 | 朝日連峰
午後から気圧の谷が接近し雨との予報であったが、
午前中は晴れとの予報を信じ、祝瓶に行ってきた。
歩いたのは祝瓶山荘から山頂を目指し、
赤鼻尾根から下山する周回コースである。
山形市の自宅から白鷹経由で山荘までは約1時間半。
ダムから先、非舗装の林道が少々長く感じるが、道路状況は悪くない。
紅葉の盛りには混雑したであろう山荘前の駐車場も、
キノコ採りと思われる軽ワゴンが一台停まっているのみで、
閑散としていた。


予報に反し生憎の曇り空だが、雨が降ってないだけよしと考え、
山荘前の林道を奥に歩き出した。
傾いて不安定な吊り橋を渡ると、


ブナの森が広がる。


落葉の進んだ木々の間を歩いてゆくと分岐が現れ、


山頂方面へと左折。
ここから先は、神室を思わせる急登が続く。


冷たい風のおかげでたいして汗をかくこともなく、
ぐんぐん標高をあげてゆく。
足場の悪いやせ尾根にでると見晴らしがよくなり、
眼下にブナの森、遠くにはダム湖が見える。




山頂に近づくと勾配は一段と急になり、
両手をつかっての登りとなる。
赤いペンキを目印に岩場を登ってゆく。
下りには使いたくないコースだ。
2時間ちょっとで到着した山頂は風が強く、立ち止まると凍えそうで、


そのまま針生平方面へと風を避け下ってゆくことにした。
休憩に適した場所がないまま大朝日への分岐が現れ、
大朝日方面へと右折。
遮るもののない稜線では体を吹き飛ばす勢いの強風が
吹き荒れている。
これで雨など降ったら疲労凍死間違いなしだ。
この時期、手袋や防寒着は必須で、
不意の降雪に備えて軽アイゼンなども持っていた方が安心に思う。
黙々と下ってゆき、森林地帯に入って一息ついた。


稜線の鞍部から少し登ると、再び分岐が現れ、


右折し山荘方面へと下る。


見晴らしのよい歩きやすい道を下り、




朝に左折した分岐へと辿り着いた。
ここから朝来た道を引き返し、




山頂から2時間程度で登山口へと戻ってきた。
駐車場には車が一台増えていたが、
山中、他の登山者に会うことはなかった。
短時間で気軽に周回できる割には、美しい森と、
天気がよければ展望も期待でき、なかなかよいコースだ。
来年の初夏にでも再訪してみたいものだ。
帰り道、長井の「桜の湯」で冷え切った体を温め、
白鷹の「千利庵」で蕎麦を食べ帰途についた。

2007.11.4豪士山~駒ヶ岳

2007年11月12日 | 山形の山
御所山の翌日は
高畠町郊外にある豪士山から駒ヶ岳の周回コースを歩いてきた。
まずは豪士山を目指し登山口を出発。


盛りは過ぎているものの、登山口から水場までの間は
まだまだ紅葉が楽しめる。


厚く積もった落ち葉を踏み鳴らしながら登る。




晴れの予報ではあったが、豪士峠に近づくとガスがでてきた。


秋晴れのもとの素晴らしい展望を期待していたが、
山頂はガスにつつまれ、冷たい風がふきつけていた。


吹きさらしで体を冷やさぬよう歩き続ける。
ひかば越えへと下り、


ブナの森を登り返し


高畠町最高地点までくると


ようやくガスが切れ、歩いてきた山々が見渡せるようになってきた。


ブナ林の中、コンロでお湯を沸かしカップラーメンを食べる。


二匹のカモシカが追い掛けっこしながら直ぐ側を駆け抜ける。
迫り来る冬を前に繁殖の季節を迎えたのだろうか?
展望のない駒ヶ岳山頂を越え、岩場のやせ尾根にでた。


眼下には紅葉に染まる山と高畠の町並みが見える。


見晴らしのよい尾根道を下ってゆく。




秋光にきらめく雑木林の森を下り、


沢まで降りてくると登山口まではあとわずか



このコースは5時間程度で周回でき、
森は美しく、静かな山歩きが楽しめます。
新緑や紅葉の季節はお勧めです。



2007.11.3御所山(荒神~クラビコース)2

2007年11月11日 | 山形の山
賽の河原というガレ場地帯まで登ると
展望は一気にひろがり、
眼下に船形連峰の山々が見渡せる




御来光岩から山頂までは急に人が増え、
皆さん宮城側から登ってくるようだ。
5時間近くかかって到着した山頂は、


天気は良いものの寒風が吹きすさんでおり、
すぐに避難小屋へと逃げ込んだ。


小屋の中でも吐く息は白く、かなり冷え込んでいるようだ。
日の暮れない内に登山口まで戻らなければならないので、
休憩もそこそこに、元来た道を引き返した。


すっかり葉の落ちたブナの森を


落ち葉を舞い上げどんどん下ってゆく。


クラビ分岐で休憩中のキノコ採りの人に出会って、
下山路を途中まで同行し、
キノコ採りの極意をいろいろと教えてもらった。
今年は出が遅いものの、この時期はナメコがとれているようだ


取り残しのナメコをお土産に採取し、


何回か沢を渡り、




東屋のある林道終点まで辿り着いた。


ここから駐車場までは1時間の林道歩きだ。




林道脇は渓谷になっており、
川までは目の眩むような高さだ。


道が崩落した所を通り過ぎ、


15時、無事駐車場にもどってきた。

2007.11.3御所山(荒神~クラビコース)1

2007年11月07日 | 山形の山
紅葉シーズンも終盤をむかえ、
最近めっきり寒くなってきた。
冷え込んだ朝は布団からでるのが辛いが、
先週末、早起きして御所山に行ってきた。
山形市内から鶴子ダム奥の登山口まで1時間ちょっとで到着。
御所山荘の先にある駐車場には既に数台の車が駐車しており、
いずれもキノコ採りの人のようだ。


6時半に登山口を出発し、案内板に従い林道を歩いていくと、
荒神コース入り口の標識が現れた。


ここから道は沢へ下ってゆく。


色づいた木々が美しい。
砂防ダムの手前を桂の大木がある対岸に渡渉し、


踏み跡をたどっていく。
川の左岸をしばらく歩いたのち、再び沢を渡渉。
祠で登山の安全を祈願し、


沢沿いを登ってゆく。


沢を離れつづら折りの道を登りきると尾根にでた。
直に分岐が現れ、


直進すると荒神山、右折すると御所山のようだ。
荒神山に寄り道することにして直進。
山頂付近の岩峰帯に近づくと、道は不明瞭となり、
最後は藪をかき分けるようにして、見晴らしのよい岩場に辿り着いた。
黒伏山方面や


尾花沢方面など


なかなかの展望である。
荒神山の山頂はもう少し先のようだが、道がはっきりしないため、
もと来た道を引き返し、御所山へと向かった。
水場では巨岩の下から水が流れ出ているが、湧水ではなさそうだ。


落葉の進んだブナの森を歩く。


石割桜を過ぎ、


落ち葉の敷き詰められた道を進む。


クラビコースへの分岐を過ぎ、


道は緩やかなアップダウンを繰り返す道し御所山へと連なる。


キャンプ場の標識がある広場はテントを2-3張れる広さがあり、


近くには水場もあり居心地がよさそうだ。
森林地帯を抜けると眺めが良くなり、


正面には御所山が間近に迫ってみえた。