茶っCの育児と温泉 たまに山と釣り

子供が生まれてから山と釣りは自粛中です

2008.6.28飯豊本山1

2008年06月30日 | 飯豊連峰
3時起床で5時には大日杉の登山口に到着する腹づもりであったが、
目が覚めたのは4時半。
慌てて飛び起き、なんとか6時には登山口に到着。


数台の車が停まっていたものの、
路駐を強いられるような混雑はなし。
結構軽装の人もおり、皆ヒメサユリ狙い?
登山届けを記入し6:20出発。
鎖の垂れたザンゲ坂を登り、


ブナの並ぶ道を登る。


このコースはザンゲ坂を除き四つ足歩行となるような急登はなく、
細かくステップも刻まれ、登りやすい。
ただ、当日は妙に蒸し暑く汗がだらだらと流れ落ちる。
長之助清水で水を補給。
水の流れに勢いはないが、冷たい水が崖から湧き出ている。


樹間からは青空の下、三国岳?が望める。


路傍にはイワカガミが咲いていた。


地蔵岳に近づくと飯豊の主稜線が展望できるようになった。
ここまで来ると標高が上がった分
吹き抜ける風も涼しくなり随分楽だ。


地蔵岳から御坪にかけての稜線は、
ヒメサユリが見頃を迎えていた。


目洗清水から先の登山道は草が刈り払いされていたが、
ヒメサユリだけは刈り取られず残っており、
丁寧な作業に頭が下がる思いだ。


飯豊本山を横目に先を急ぐ。


御坪を過ぎ、


御沢別れを雪渓コースに進む。
切合小屋に向かって雪渓は続いており、


最後のところだけ急傾斜となるが、
4本爪の軽アイゼンでも問題なく登れた。
この時期、切合小屋では小屋前まで水は引かれていない。
雪渓の登り口に水を汲むのに丁度良い沢があったので、
ここで水を確保しておくとよさそうだ。
途中にあった地蔵清水や目洗清水、そしてこの先の水場も
いずれも融雪水のようで、
まだ雪が豊富に残っている時期は、
水が流れ出る下端まで危険を冒して降りるか、
雪そのものを溶かして飲用にするかを強いられる。

ヒメサユリ

2008年06月29日 | Weblog
梅雨の中休み
昨日は飯豊にヒメサユリを見に行ってきました。
大日杉から飯豊本山まで登り、途中
地蔵岳から御坪にかけてはヒメサユリ街道になっていました。
歩いているとユリの芳香が漂ってきます。
蕾もまだまだたくさんあったので、
あと一週間程度は見頃が続きそうです。

2008.6.21神室連峰(土内から周回)2

2008年06月23日 | 神室連峰
小又方面へ向かい縦走路を南下する。


雲がでてきたおかげで暑さにバテることなく歩けた。
次第に神室が遠ざかり、


天狗森を越え、小又に近づくと
突然、道が刈り払いされ歩きやすくなった。


非常に丁寧に草刈りされており、
まるで林道が高速道路に昇格したかのようだ。
皇太子でも登りにくるのだろうか?


花まで刈り取られてしまったのは残念だが、
おかげで足下を気にせず歩けるようになった。


刈り払いは砂利押沢の分岐まで続いたが、


ここから先、火打までは再び草が生い茂る道となった。


藪は嫌だが、少々草が生い茂っているほうが神室らしくて好きだ。


火打山頂からは火打新道を下った。


このあたりで水が底をつきかけ焦ったが、
西火打岳を越えた先にある水場の標識をたよりに、
数十メートル下ると、沢の源頭とおぼしき水の流れが現れた。


写真では落ち葉に埋もれてわかりずらいが、
ちょろちょろと水が流れている。
あまり雰囲気はよくないが、背に腹は代えられない。
味はまずまずだ。
その後は、ひたすら下り、
行動時間11時間で吊り橋に辿り着いた。

道中、目立った花は、
縦走路では、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ、ニッコウキスゲ、タニウツギ
神室山頂付近の雪渓周りで、シラネアオイ、ヒナザクラ、イワカガミ、ハクサンチドリ
といったところです。
この時期花の数はあまり多くないので、
花狙いなら飯豊や朝日、月山、鳥海あたりがいいかと思います。


2008.6.21神室連峰(土内から周回)1

2008年06月23日 | 神室連峰
真夏日となった6/21土曜日は、
土内を起点に、土内渓谷から神室山、
そして、小又山、火打岳の各山頂を踏んで、
火打新道を下る周回コースを歩いた。

下山する土内の吊り橋たもとに駐車し、
5時前には登山開始。
林道を上流にむかうと、手の込んだ作りの標識が現れる。


さらに奥に進むと、林道は荒れた感じとなるが、
車の通行には問題なさそうだ。
林道終点は数台は駐車できるよう広くなっている。


ここから先は渓谷沿いに登山道が続いており、
眼下に美しい渓谷や滝を眺めながらの歩きとなる。


途中、水場があるのでここで水筒を満タンにしたい。


渓谷を離れると、台山尾根にむかっての本格的な登りとなる。


見晴らしのよい露岩地帯では火打岳が望めた。


台山尾根の分岐に到着し、神室方面へと向かう。
しばらくは展望のないなだらかな樹林地帯を歩く。


樹林帯を抜けると展望のよい尾根歩きとなり、
正面には神室山が見える。
この日はやたら蒸し暑く、汗がだらだらと流れ落ちる。


神室山頂付近の水場で水を確保できるか心配したが、
小屋から数十メートル下ったところには残雪が残っており、
残雪の下端から冷たい雪解け水が流れ出していた。
恐らくこの水場が利用できるのもあと一ヶ月くらいだろう。


約4時間で山頂に到着。
山頂には誰かいるだろうと思っていたが誰もおらず。
残雪で冷やしたルービで喉を潤し、
やかんの撮影などをして時間をつぶすが、
誰も登ってこない。


雲は多いがまずまずの天気だ。

夏到来

2008年06月22日 | Weblog
土曜日、予報に従い天気のよさそうな神室へいってきました。
この日の山形県内は真夏日となり、
新庄は32.3度まで気温が上がったそうです。
どおりで暑かったわけです。
こんな日に山に登る物好きは少ないようで、
元気よく飛び回る虫の大群以外に
山中出会った人は誰もおりませんでした。



空には積乱雲が立ち上がり、
疲労困憊で山形市の自宅に戻ると夕立が降ってきました。

やかん

2008年06月22日 | アウトドア用品
今までチタンコッヘルを使っていたが、
どうせお湯を沸かすだけなので、
ネット通販で買ったGSIのTEA KETTLE HAEに
ガスバーナー等一式を詰め込んで山行に持って行った。

ガンメタ色のツヤ消しボディーにオレンジの取っ手がアクセントになって、
なかなかスタイリッシュだ。


OptimusのガスストーブCruxとEPIガスカートリッジ110、


さらにライターと手ぬぐいが全て中に収まる。


夏の山行はルービで決まりだが、
肌寒い季節はこいつでお湯を沸かして
コーヒータイムとしたい。

2008.6.15飯豊(石転び沢~梶川尾根)2

2008年06月22日 | 飯豊連峰
思ったより早く石転び沢を登り切ったので、
ハクサンイチゲを見物しながらのんびり梶川尾根へ向かった。


北股岳を登ってゆくと、烏帽子岳の先に飯豊本山が姿を現した。


北股岳山頂を越え、




ギルダ原へ下ってゆく。


あたり一面ハクサンイチゲが咲き乱れ極楽浄土のようだ。


黄色いのはミヤマキンバイだろうか?







門内小屋を通り過ぎ、


天狗平を流れる玉川を眼下に梶川尾根を下る。




まとまった残雪があるのは上の方だけで、
ほとんどは露出した夏道を歩く。


しかし、ところどころ残雪が残っていて、
五郎清水分岐のところで、下山路と勘違いして清水へ至る道に迷入。
誤りに気づき元来た道を登り返し、雪に埋もれかけたた道標を発見。

滝見場からは石転び沢が展望でき、


結構急斜面であったことを改めて実感。
その後はトラブルなく下山。
飯豊温泉川入荘で汗を流して帰途についた。

2008.6.15飯豊(石転び沢~梶川尾根)1

2008年06月19日 | 飯豊連峰
途中撤退となった三面コースの翌日は、
最近購入したピッケルのテストもかねて飯豊の石転び沢を登ることにした。
石転び沢はその名の通り落石が多く、
落石が登山者を直撃し亡くなったとの新聞記事を以前目にして以来、
二の足を踏んでいたところだ。
前日のうちに天狗平の駐車場に移動し車中泊。
5時前には登山口ゲートを出発。
温身平から先は川沿いの登山道を上ってゆく。
直に川は全面的に残雪で覆われるようになった。


前方には朝日を浴び輝く山並みが見え期待が高まる。


上からみて雪渓の状態が安定していると思われる所で雪渓に乗る。


しばらくは傾斜もなだらかでアイゼンをつけずに進む。


傾斜が急になってきたところでアイゼンを装着。
ところどころ直撃されたらだたですみそうにない落石が転がっている。




次第に急登となり、トレッキングポールをピッケルに持ちかえ
一歩一歩登って行く。


眼下に雲海が広がるようになる頃


ようやく目の前に山小屋が現れた。


後を追う人に抜かれることなく、4時間ちょっとで梅花皮小屋に到着。


辺りにはハクサンイチゲが咲き乱れ、目前に大日岳が望める。


いい眺めです。
残雪で冷やしたルービを飲んで至福の一時を過ごした。

Ultralight Gear6

2008年06月16日 | アウトドア用品
Ultralight Adventure Equipment(ULA)のHPで
ザック購入ついでにピッケルも購入した。


雉打ち時の穴掘りや杖代わりにも使えるというのが売り物で、
シャフトがカーボン製で、全長55cmで130gと超軽量。
国際規格をクリアしてないようで、
強度耐久性に一抹の不安ありだが、
ハードな状況での使用は想定していないので、
軽さ優先でAdd to the Cartしてしまった。
先日の飯豊石転び沢山行に使ったが、
なにより存在を忘れさせるほど軽いのがいいです
ただ、軽い分雪面への刺さりが今ひとつですが・・
残雪期の山行には十分じゃないでしょうか。

2008.6.14朝日連峰(三面コース)

2008年06月16日 | 朝日連峰
地震があった土曜日は
三面から相模山経由で狐穴小屋一泊を狙ったものの、
倒木で進路を阻まれ途中で引き返す羽目となった。
蕨峠を通る三面林道は問題なく通行でき、
登山口には6時前に到着。
小雨がぱらつくなか、登山開始。
一年ぶりの一枚板の吊り橋は、
相変わらず冷や汗ものだったが、
よく見ると真新しいワイヤーが張ってあったりして、
それなりに補強はされているようだ。


三面小屋まではブナの森が傘代わりで
雨も気にならず歩けた。
三面小屋で雨宿りも兼ねて小休止。


雨が小降りとなったところで、
三面川に架かる立派な吊り橋を対岸に渡る
どうやらこのあたりで地震があったようだが、
吊り橋の上にいたせいか全く気づかず・・


去年訪れた時の記憶によると
吊り橋を渡って数メートル登ったところから、
斜面をトラバースしながら右手のほうに進んで、
尾根にとりつくはずだが、
倒木が道を塞いでいる!
下の写真ではワイヤー基部の上方の倒木です。


ただでさえ足場の悪い急斜面
雨で滑りやすい上に
複雑に絡み合った倒木に通行を邪魔され戦意喪失。
ここで敢え無く撤退となった。

2008.6.1豪士山

2008年06月01日 | 山形の山
土曜日は生憎の雨。
日曜は天気が持ち直し、
予報で晴れマークのついた県南に向かうことにした。
県南の山といえば豪士山しか思いつかず、
今回は、豪士峠への登山口から登って、
ひかば越えから下山する周回コースをたどることにした。


前回5/6に登った時は新緑が見事であったが、
6月ともなるとセミが鳴き初夏の趣だ。


残雪は沢沿いに残っているくらいで登山道にはない。
予報どおり晴れて日が照りつけるが、
適当に風が吹き暑くはない。


登山口と豪士峠には熊の存在を知らせる真新しい標識が
設置されていた。


5月に訪れた時、
熊の落とし物と思われるものを登山道で目撃しているので、
確かに熊はいると思う。
それだけ自然が豊かな証でもある。
道沿いにズダヤクシュがたくさん咲いていた。


山頂にはドウダンツツジの木があり


釣り鐘のような花が鈴なりになって咲いていた。


座椅子に座って一休みする。
初夏の爽やかな風が通り抜け気持ちいい。
山ツツジ咲く道をひかば越えへと向かう。


ひかば越えを右折。


最初のうちは細かく刻まれたつづら折りの道が続くが、


直に沢にぶつかり、沢沿いを下っていくようになる。


一部土砂が崩れ道が埋もれてしまった所もあったが、
迷うようなところはない。


あたりはミズがたくさん生えており、
山菜採りで登ってきた人と何人かすれ違った。
熊じゃなくてよかったです

Ultralight Gear5

2008年06月01日 | アウトドア用品
明るくて軽いヘッドランプが欲しくて、
Zebralightの”H30-Q5"と”H50-Q5"を買った。
下の写真は”H30-Q5"で


ライト部のみを取り外して使用することも可能。




付属品として着脱可能なクリップや
首からぶら下げられるような紐付きのブランケットなどがついており
多様な使い方ができる。

電源はCR1213Aリチウム電池一個
大きさは直径21mm、長さ56mm
重さはバッテリー込みで40g、ヘッドバンド込みでも62gと
軽量、コンパクトにも関わらず、
光量は最大80Lumenと明るい!
pushボタンを押すことで、
High(80Lumen)、Medium(20Lumen)、Low(4Lumen)の3段階に
切り替え可能。
照射は近くを広範に照らすワイドビームで
スポット照射はできません。

これまで使っていたPetzlのティカプラスに比べると
・62gと軽い(ティカプラス 78g)
・コンパクト
・Max 80 Lumenと明るい(ティカプラス Max 35Lumen)
・電池の持ちが長い(最大輝度で150hr、ティカプラスは100hr)
・作りがよくて、防水性も高そう
等々良いことずくめです。

”H50-Q5"の方は”H30-Q5"に比べ、
やや細身な作りですが、重さは大差なし。


写真では付属のクリップをつけてみました。


ヘッドバンドに装着すればヘッドランプとして使用できます。
”H30-Q5"との大きな違いは電源に単三電池を使っており、
最大光量は66 Lumenとやや劣るが、体感的には大差なし。
テイルキャップを捻ることでOn-Offするが、
この方法だと両手で操作する必要があり、
スイッチ方法に関してはH30の方が優れている。
    
操作性で選ぶならH30
電源のランニングコストで選ぶならH50
といったところでしょうか。
いずれも$49、送料は$5
ティカプラスの定価が4987円ですから、
H30/H50どちらにしてもこれは買いです!

Ultralight Gear4

2008年06月01日 | アウトドア用品
Ultralight Adventure Equipment(ULA)のザック"RELAY"を手に入れた。
"Sewn In My Garage"とのタグが付いているが、作りは悪くない。
かえって家内工業的でいい感じだ。



ULAのHomepageから発注し、1週間以内に届いた。
internal Stash Pocket、Hydration Sleeve、Hipbelt Pocketsを
optionにつけて、合計$125。
容量35Lで、option込み重量600gと、超軽量とはいえないが、
一応着脱可能な背面パッドもついている。



topはドローコードで締め上げ、ストラップで留めるだけ。
Granite gearのVapor trailのような作りだ。



両サイドのメッシュポケットは入り口部の締めつけを
クッションコードで調節できるようになっており、
なかなか良いアイデアだ。
背部は背中に密着するので暑い時期は蒸れそう。
夏場はOsprey Stratosに出番を譲ることになりそうだ。

GEAR Impression:Montrail "HURRICANE XCR"

2008年06月01日 | アウトドア用品

昨年夏に購入したMontrailのトレランシューズであるが、
10数回は履いたであろうか?
1年もたたないうちに水が侵入するようになってしまった。
ゴアテックスを使用し防水性があることになっているが、
いつの間にかファブリックが傷ついてしまったようだ。
一旦水が侵入してしまうとかえって乾きにくいので、
この手の布製シューズは割り切って濡れることを前提に
通気性を優先したものを選び、
ソックスで防水性をクリアしたほうがよさそうだ。
防水ソックスなるものが売られているので、今度試してみたい。

一般的な山道でのグリップ感は非常に良好だが、
横方向のグリップ力に一抹の不安あり。
濡れた木や岩では一般的なビブラムソール以上に滑るように思います。
また、雪渓のトラバースも滑って危険です。
残雪期の使用は想定していないのかもしれませんが・・・