あるひのあひる

sometimes"♯",sometimes"♭" ,and always"NATURAL”
猫とハーブと酒と音楽

にけねこ

2009-08-24 19:55:58 | 私見・雑感

昨日まで“あづ~ぃ”とボヤいていたのが嘘のような、今朝の涼しさ。
最高気温は変わらず30℃を超えてはいるものの、湿度がグンと低くなって、なんだか空気が軽~い。
夕方の虫の音も、秋メンバーへと交代してきているし、超短かった夏もいよいよ終わり、秋が来るのねぇ。

さて。相変わらず“はうすだっく”なワタシ、やはり変わらずちょくちょくベランダに出てはボーっと景色を眺めております。最近は、ちょっとしたお楽しみもあったりして。
2009_0824neko0002
早朝と夕方、運良くタイミングがあえば見られる、この猫。おそらく野良ちゃんでしょう。
今は亡き愛猫“ちゃっぷ”の面影を偲ばせる、白地に黒模様。
ベランダの6Fからデジカメの望遠を精一杯駆使してやっとこれだから、顔立ちまではっきりと確認することはできないけれど、おそらくかなりの美猫。

畑の雑草の中でひとり飛び跳ねたり、お家の屋根や塀にひょいっと身軽に上って散歩したり。その光景は本当に心和むのです。

あひるもあざらしも好きだけど、やはり動物の中で一番愛しいのは、猫。
“まんいちわがやにこーのとりさんがこなかったらぜったいかってやるんだー!!”
と、決意しているほど。

しなやかな身体。
自分勝手で気まぐれな性格。
餌欲しさに甘えて寄ってくるときのスリスリ。
ご機嫌なときのゴロゴロ音、ぷにょぷにょの肉球。
あぁー、猫。さわりて~っっ!!

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ダメダメふーふの初体験

2009-08-23 21:24:32 | 私見・雑感

夫、きょんくん50歳。その妻、あひょ42歳。
この、どこか似た者ふーふ、揃いも揃って本日、人生初の体験をした。

国民の権利の行使。
そう。
投票、である。しかも、期日前投票。

“生まれて初めての投票が期日前とは、渋いよね~!(どこが?)”などとうそぶきつつ、二人とも若干の緊張感を伴って区役所へGO。
来週の投票日は終日予定が入っていて行けないのだ。(実は単なる旅行)
区役所の投票所は、意外にも結構な人出。今回の選挙への関心の高さが窺えた。


ま、そりゃそうだよね。今まで無関心を決め込み、勿体なくも畏れ多くも棄権を続けていたダメダメの二人が、わざわざ休日に役所へ足を運んでしまうくらいなんだから。

福岡はなかなか面白いところで、実家では、あの太郎ちゃんが候補者だったりする。
候補者の一人として掲載されている現総理大臣というのも、滅多に見られるものじゃないから、きょんくんなどは結構喜んでいた。

来週の日曜日、果たしてきょんくんと私の清き2票の行方やいかに。
今から楽しみである。ふふふ。

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ひさびさのオーケストラ

2009-08-21 22:48:23 | 私見・雑感

昨夜は、久々にきょんくんとデート。
アクロス福岡のシンフォニーホールで催された、久石譲さんのコンサートに行ってきました。

もう、ものすんごい、良かった~っ!!!

ミニマリズム ミニマリズム
価格:¥ 3,000(税込)
発売日:2009-08-12

新譜“ミニマリズム”ツアーということで耳新しい作品が多く、しかも、“本当に作りたかった曲”と久石さん自身が言われたように、これまでの久石さんの曲調とはまた趣が異なり、とても新鮮なプログラム。
オーケストラに混声合唱団、ピアノ弾きつつ指揮をとる久石さんの三者が渾然一体となり奏でるメロディーは迫力満点。生の演奏の醍醐味を、思う存分堪能しました。

第一部~第二部の初めにかけては重厚でシリアスなトーンの曲が多くて、楽しみつつも背筋がピンと伸び、思わず居住まいを正したくなるようなある種の緊張感すら感じることもあったけれど、後半はポニョの組曲があったりして、いきなりリラックス。顔がほころんだり、美しい旋律に涙が流れたりと、とてもメリハリがついていたように思います。

そして、風の谷のナウシカ。実は私、数ある宮崎アニメの中で、どーゆーわけか唯一、最後まで観たことがないのがこれ。何度トライしても何故かいつも途中で挫折してしまうという不思議現象のため、サントラも全く記憶になかったというのに、まぁ泣けて泣けて。“なんじゃこの美しさは”と胸がいっぱい。
会場のあちらこちらからも、演奏が始まると同時に溜息と少々のざわつきがあり、やがて鼻をすする音がちらほら・・・。やっぱり名作、なのですねぇ。

とまあ、とにかく。
とても素晴らしい演奏で、いつの間にか一体となった会場。
盛大な拍手はなかなか鳴り止まず、それどころか、やがてオールスタンディングの盛り上がり。
拍手に応え、何度も何度も舞台に戻ってくる久石さん。
数多くのファンの人たちからの花束も、一人一人腰を屈めて丁寧に受け取り握手。
久石さんの温かな人柄が伝わってくる微笑ましい光景がしばし繰り広げられたのでした。
その間も拍手は止む事無く続き・・・。お約束のアンコール曲目が終わって引き上げた後も同様の状態で。
本当にすごい盛り上がりでした。“福岡の聴衆も熱かねー”と密かに感動。

そして。その拍手(のしつこさ?)に、たくさんの花束を丁寧に指揮台の上にそっと並べた後、久石さんはついにピアノの椅子に腰かけたのでした。“おぉっ!!”喜びにどよめく会場。
ピアノソロで聴かせてくれたその曲は、とてもとても美しく心に染み渡りました。


“もし寝たらごめん”なんて言っていたきょんくんも、隣で夢中になって聴いていて、もちろん、ちょっとの居眠りもありませんでした。
やっぱり音楽は最高!
美しい音を聴くと、しみじみと思う。
あぁ、良いステレオが欲し~いぃぃぃぃ!!!

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夏のしっぽ

2009-08-20 11:00:00 | 私見・雑感

昨日19日、あひょの実家で花火大会があった。
デジカメで、三脚もなしに撮影すると、写真はこんな感じ。ブレブレである。
2009_08200014_2
2009_08200011_2

遠賀川(おんががわ)河川敷で毎年行われるこの花火大会は、実はかなりの穴場である。
全長1kmの巨大“ナイアガラ”をはじめ、7,000発の花火が夜空を彩る。
そこそこ大きな規模でありながら、河川敷は広くてかなりの余裕があり、大きなビニールシートを広げ、頭の真上に大きく広がる花火を寝転んで楽しむことができるのだ。しかも、隣のグループとは結構離れ、のんびり広々開放感。
今時、ビール片手にゴロリと寝転がり、真上から降りかかる光のシャワーをゆったり拝める花火大会など、そうはない。

打ち上げ場所が、川の流れを隔てたすぐ目の前にあるから、迫力も半端じゃない。
スボッ、シュルシュル、ヒューヒュー・・・・と、打ち上げ時の音もしっかり聞こえるくらい近いから、花開く時の音はもう雷鳴級(?)である。ドォーン、ドォーン、とズンズンお腹の底に響いてくる。
連続花火の時などは、あまりの光の洪水に、まるで自分が夜空に吸い込まれていくかのような錯覚を覚えるほどだ。
色とりどりの光のシャワーを存分に浴びたい御仁は、是非来年足を運ばれては。なかなかですぞ。


さて。その実家近くの公園で、カブトムシのメスが仰向けにひっくり返ってじたばたともがいていたので、保護した。
2009_08200083_2
外羽が少々色あせ、艶もあまりなくややコフキ系ではあったが、脚の力の強さはさすがカブトムシ。
あひょママ特製の“樹液風ジュース”(黒酢と蜂蜜を薄めて混ぜたもの)をティッシュに含ませて与えると、すぐに飛びつき、顔をうずめたままティッシュをひしと抱きしめて動かなくなった。よほど飢えていたのだろう。

2009_08200086_2

本当は飢えを癒したあとは元いた自然に帰してやるつもりだったが、たまたま遊びに来ていた姪(4歳)が飼いたいと言い出し、止む無く近所のホームセンターで飼育セット一式を購入した。
逃げ出し防止用ロックのついたプラスチックのケースにくぬぎマット(土)を敷き、止まり木を置き、ゼリー状の専用エサをセッティングした後カブトムシを放すと、すぐにそそくさとマットの中に潜り込み、姿が見えなくなってしまった。
飢えを満たしたら次は昼寝、か。

子どもの頃、カブトムシをはじめとするあらゆる甲虫類、蝶、蚕、バッタやコオロギ、鈴虫、カタツムリ、果ては蟻、とあらゆる虫を飼育した。羽化させたり、餓死させたり、手に負えなくなって自然に帰したりしながら、きっと子ども心にいろいろなことを学んでいたのだろう。
初めて対面する、小さな“死”、そして生まれくる“命”。
人生においてとても大切な感性、その、いろはのい。

自然の生き物たちと直に触れあうことによって幼い頃に学ぶモノは、大人になってからのそれとは比べ物にならないくらい貴重で大きい。幼少時代の経験は宝、だ。

このカブトムシが、今後どのような生活を送るのかはわからないけれど、心が柔らかく純粋な姪たちの小さな記憶の欠片として刻みこまれることを期待しているオバチャン(ヨーコねーね)なのである。

そして、願わくは、カブトムシが雄の伴侶を購入してもらい、健やかに生きて卵を産み子孫を増やさんことを。

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心揺さぶられる音色

2009-08-19 07:46:39 | 私見・雑感

初めて耳にした瞬間から、ぐっと心を鷲摑みにされる音楽がたまにある。
洋楽・邦楽、ジャンルも問わない。
そのメロディーラインが、乾いた砂に沁み込む水のごとくにじゅわわわーっと入り込んできて、心の柔らかいところがぶるぶる震える。

一番最近のそんな曲のひとつがこちら。
もう、いきなり泣きたくなってしまう。買い物に寄った店のBGMで流れていたりすると、ぐわーっときて涙ぐみそうになるほど。全く困ったもんだ。



街やTVCM、映画やラジオなどでふと耳にしたフレーズが忘れられず、アーティストを調べ、CDを聴きまくって曲を探し当てることもごくたまにある。
まさにその出会い方をしたのが、この曲。実はカラオケの十八番でもある、ラルクの『pieces』
何度聴いても心がじんじんする。その上、このPV、映像も最高に美しく芸術的だ。泣ける泣ける。まさに絶品。


この曲は、その美しく繊細なメロディーラインのみならず、歌詞も素晴らしい。
今まで、大切な人に、お別れの時にメッセージとして贈ってきた。(あひょのカラオケでね
根底に流れる大きく深い愛。
元気を失ってしまった時の、なによりの特効薬だ。


音が心理的にもたらすものって、たっくさんある。
人工的な音楽だけでなく、自然の中にも。
渓流のせせらぎ、森の中の鳥たちのさえずり、街中で聞く蝉の声、お腹に響く花火の音・・・。
中でも、聞こえるとなんとなく避暑地に来たようで幸せになる音色に、ひぐらしの鳴き声がある。
ちょっと涼しい地域で、朝夕、ちょっとはかなげにどこからか聞こえてくる“カナカナカナカナ・・・”という声を聞くと、“あ~、ノスタルジーだぁ”といつも嬉しくなる。

小さい頃に誇っていた絶対音感は、加齢の影響か?だんだん心もとなくなってきているけれど。
音楽に対する感性のアンテナだけは、鈍らせることなく、いつも感度良好でいたいな

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