踏まれっぷり、いろいろ～特別展「九州仏」～

いらっしゃいませ
ご訪問、ありがとうございます　

先週土曜日、行って参りました。福岡市博物館。
特別展「九州仏～1300年の祈りとかたち～」を観に。



お天気も良く、博物館周りの木々の紅葉も美しかったですよ～。



久しぶりの仏浴なので、できるだけ静かにゆっくりと堪能したいと
開館時間の9時半に到着。
最初の内は、思った以上に人が少なく
心地よい静寂の中、ゆ～ったりと時間をかけて仏様と対話ができました。



あひょ的に印象深かったものを挙げてみると・・・

入場して間もなくの3番目の展示、
パッと見、円空仏かと思いました。年を経て朽ちてしまったのかと・・・。
そのくらい、言い知れぬ力を感じたのですが
なんと、不空羂索観音の塑像の「心木」でした。




展示前半では、結構ウルウルきてました。
特に阿弥陀如来、十一面観音。
観音様はやっぱりお優しいですね・・・。

中でも、出口近くの承福寺の如意輪観音様は
眩いばかりの金色のお姿でニコニコと微笑みかけて下さいました。
如意輪観音様は、あひょにとって特別な存在なので、伝わったのかしら(笑)

そして後半は、やっぱ天部のいかついイケメンの方々。
特に、佐賀県円通寺の持国天・多聞天立像。
あまりの美しさに唸ってしまいました。
（邪鬼の踏まれっぷりにもなかなかの躍動感がありますよねー。お見事！）


個人的に天部はかなり好きなのです。
神だけでなく、邪鬼まで楽しめるから、一体で二度美味しい的な(笑)

踏まれている姿や表情もさまざまで
「うーん、参った・・・」てな表情で全面降伏的に無気力っぽかったり
若干抵抗してるっぽかったり
モロに悔しそうだったり
かと思えば
ホントにあなた天に踏まれてるの？って聞きたくなるくらい、のどかでにこやかな表情に見えたり・・・。

今回も、グッとくる邪鬼に会えました。
残念ながら展示番号がわかんなくなっちゃいましたが
不敵な笑みを浮かべ
「おー、おー、気の済むまで好きに踏んでくれぃ」
と言いたげなふてぶてしい表情で踏まれていました。クールでしたわ～。


最後に。ちょっと驚き。
あひょ的にどーやら11月22日は仏浴をしたくなる日らしく。
ずいぶん昔、有給休暇を取得して東京国立博物館に仏像を観に行ったことがあるのですが
なんとその日も同じ11月22日でしたー。8年前です。
リンク貼るため何気に調べてその偶然にびっくしでしたー。

久々の博物館、やっぱいいですねー。
次は、コレだな

アンニュイな黄金イケメン観音

はい。行ってまいりました。
『スリランカ　輝く島の美に出会う』　東京国立博物館です。

爽やかな風と眩しい陽射しを心地よく感じながら。

私の目当てだった
“黄金のイケメン”観音菩薩様です。

やはり会場でも、ひときわの存在感でした。
それほど大きくはないのですが、
その姿の美しさ。

でも、ちょっと笑っちゃったのは、その表情。
ポスターではわりと優しい悟り顔だという印象を受けてたのですが
実際見ると。
確かにかなりのイケメン君だったのですが、結構物憂げというかアンニュイというか、少々“拗ね”入ってな～い？というようなお顔で。

他のお客さんが“如意輪様に似てるよね”って話をされていて、“おっ！確かにそうかも・・・！”
私の永遠の『カレ』、願徳寺の超イケメン如意輪観音様と少し似た雰囲気はあるかも。
でも、カレの方が、やっぱり正統派って感じだな。

その他にも、やはり予想通りのガネーシャ神像。
石像ですが、全体的にずんぐりと丸い可愛らしいフォルム。
ネズミくんも、ねずみっぽくないけど、なかなかプリティ♪でした。

全体的に、腰を右か左にくねらせた観音様が多かったな。ちょっと色っぽいの。
面長の目元涼しいお顔立ちが多くて、なかなか素敵でした

あ、そうそう。
博物館に向かう途中の府中駅で、なかなか珍しい車両を目撃。

もちろん、お客さんは乗ってませんでしたが。
思わずパチリ。

ちょっと鉄子入ってる？