2019年5月30日共同通信、
父親の性的虐待は、なぜ無罪になったのか 逃げ場ない被害者の心理、司法はもっと知って (1) | 47NEWS (nordot.app)
一部引用
「LGBTアクティビストで、自身も父親から性的虐待を受けた経験を持つ東(ひがし)小雪さん(34)は、心が大きく乱れた。特に強い憤りを覚えたのは「抵抗不能だったとは言えない」という判決理由だ。
東さんは3歳から中学生まで被害を受けた。しかし、当時の被害の記憶はずっと失われていた。そのせいか、家族仲は良いと思っていた。家族から離れる発想もなかった。「父と母に嫌われたら、雨に濡れておなかがすいて死んでしまう
一方で、心身はずっと悲鳴を上げていた。小学生の時に視野狭窄や拒食になり、不登校に。成長してからもリストカットや薬の過剰摂取を繰り返した。
▽自己肯定感、ゼロ
長年苦しめられた不調の原因が性的虐待にあると気づいたのは20代後半になってから。カウンセリングを受けていたときのことだ。「性的虐待を受けていたんじゃない?」。とっさに「お父さんは絶対にそんなことしません」という言葉が出た。
カウンセラーが「虐待をするのはお父様に限りませんよ」と話すと、東さんは大きく動揺した。この時の心境を「しまった。言ってはいけないことを言ってしまったと、記憶がないはずのになぜか思った」と振り返る。
被害の記憶がずっとなかったのは、医学的に「解離」と言われる状態だったからだろう。解離とは、つらい体験を自分から切り離そうとするために起こる一種の防衛反応と考えられている。
カウンセリングで記憶のふたが開くと、東さんの頭の中には、風呂場での父親の性的虐待を示す「画像」がたくさんあった。自分を「おぞましい過去を抱えた、インクの染みみたいな存在」と思った。「自己肯定感はゼロでした」
一度だけカウンセリングに同席した母親は、被害の事実を受け入れてはくれなかった。何度もフラッシュバックに襲われながら、信頼する当時のパートナーと友人、カウンセラーに伴走してもらい、乗り越えてきた。
被害の公表を決めたのは「なかったこと」にしたくないからだ。秘密にしておくことは、加害者である父の片棒を担いでしまう気がした。」
花組OGとしてあちこちのテレビに出て、自分も宝塚の構造に取り込まれていたと話しているようですが、ウィキペディアをみるとほとんど舞台に立つことのないまま短期間で退団しています。当時の上級生からきびしく指導を受けるほど関わりがあったとは到底思えません。ツィーターで宝塚ファンにおしえてくれているかのような方たちの投稿を読むと、近年は東京都から流れた資金の使用用途が不明とされる団体の代表者をつとめるフェミニズム活動家の女性やその団体の弁護士との関わりが深いようです。退団後は左寄りの活動家になった?この方をテレビに出して喋らせることで、メディアは劇団になにがなんでもいじめがあったという印象を一般の視聴者に植え付けたいということでしょうか。ご遺族代理人弁護士は劇団が開示した報告書を全面否定しているわけではなく、冷静に認めるところは認めています。生徒さんが亡くなられたという事実以外はなにが本当なのか外からはわかりません。劇団への批判の眼はもちろん必要ですが宝塚歌劇団の存続を望むのであれば、いたずらに現役生や直近で退団したOGの名前を出して誹謗中傷ともとられかねないことを書くのは、メディアの煽動に加担することになるので控えた方がいいと思います。気持ちが離れた方は静かに去るべきでしょう。
どちらか一方が全面的に黒でどちらか一方が全面的に白ということではないはずです。もし裁判となってしまえば白黒の決着が着くまで争わなければならず泥沼です。何年もかかり、宙組公演はもうできなくなるかもしれません。ご遺族はまだ劇団の弔問を受けいれていないとのことなので、気持ちが落ち着かれるまで時間かかるでしょうが、示談が成立するよう祈りながら冷静に経過を見守りたいと思います。
昨日公開された報告書、『パガド』『スカイファンタジー』は新生宙組の門出としてキキちゃんを中心に最下級生までひとりひとり見せ場があるよう、よかれと思って演出をつけたのだろうとと思います。振付師は演出家の求めるものにこたえるべく振付をつけたのだろうと思います。それが下級生にとっては求められるものが高すぎてスキルが追いつかず、スタッフさんとの間も含めてさらなる不協和音を奏でることになったという話もつらすぎます。ご遺族代理人弁護士のもとにはこの概要版の倍ある報告書が渡っているわけですが、わたしはこれ以上の話もう耐えられそうにありません。