外部弁護士による調査チームの報告書について | ニュース | 宝塚歌劇公式ホームページ (hankyu.co.jp)
宝塚俳優急死、劇団側に実態把握と謝罪求める 遺族代理人が会見 - 産経ニュース (sankei.com)
各紙に掲載された記事のひとつをようやく全文読みました。宝塚にはいったこと、そして宙組に配属されたことが自死を招いたとするご遺族の主張が事実ということになれば、かつてずんこさんが好きで宙組発足時から退団まで全作品を観劇した身としては非常につらいです。たかこさんトップスター時代は途中まで、10年以上離れて戻ってきてからは真風さんトップスター時代にライブビューイング、配信含めて、『ウエストサイド物語』以外の全作品を観劇しました。今まで数え切れないほど宝塚の舞台から心のエネルギーを、夢と希望をもらってきたという事実は変わりありません。
ご遺族がたてた弁護士の会見内容からすると週刊誌の記事内容がほぼ事実ということになってしまうのでしょうか。近々行われるであろう劇団の会見で知りたくないことも知らなければならないことになるのでしょうか。雪組の大劇場公演は始まっていくと思いますが、宙組は東京宝塚劇場公演から再開できるという少し先の未来を描くことができません。お名前が出てしまっている生徒さんたちがこのまま退団ということもあり得るのでしょうか。心中は非常に複雑です。
ご遺族の代理人、過労死弁護団の筆頭弁護士でこれまで過労自殺の訴訟でご遺族の勝訴を勝ちとった実績のあるやり手。弁護料がものすごく高いという話をきいたことがありますが、この弁護士に依頼したということは、ご遺族は劇団相手に損害賠償を求めて裁判を起こそうとしているということなのでしょう。何年もかかる終わりのみえない争いの沼へと突入していくことになるのでしょうか。劇団側の弁護士が誰なのか、裁判となれば弁護士同士の争いということになるので半ば弁護士次第で決まってしまいます。
10年前気がついたら労働紛争となってしまっていたとき、気がついたら日本労働弁護団の弁護士たちと関わることになり、過労死弁護団の集会にも行って過労自殺で訴訟を起こしているご遺族とも会い、この弁護士の講演もきいたことがあります。ご主人が勤め先の病院で飛び降り自殺し、病院を相手に最高裁まで争って勝訴を勝ち取った女性は、提訴から段階を踏むごとに弁護士から何百万と請求されもう勘弁してくださいというぐらいお金がかかって賠償金よりも弁護士費用が上回ってマイナスだった、それでもご主人の名誉のために裁判を続けたということを話してくれたことが忘れられません。自分が自死遺族ということもあり、応援傍聴としてご主人が働いていた会社ではなく労働局を相手取った女性の裁判を東京地裁で傍聴したこともあります。(双方の弁護士が膨大な資料を手に坐っていましたが裁判事体は前もってきいたいたとおり5分で終了、驚きました)。気がついたら労働紛争ということになっていなければ知り得なかった数々の経験をしたことになりますが、今振り返ると日本労働弁護団に利用されたのかもしれないという面もあり、弁護士と関わったことの是非は今もわかりません。ユニオンを代理人とした東京都労働委員会での係争によりわずかな和解金という終結。争いはこの小さい体の心身を涸れ尽くしました。裁判裁判とことばで簡単にいいますが不毛な争いは心の井戸を涸れ尽くします。これは経験しないとわかりません。
わたし個人の経験談に話がそれましたが、なにを事実とするか、すごくむずかしいだろうと思います。いじめだったのか、パワハラだったのか。宝塚が生徒さんたちの稼働時間をどう管理しているのかわかりませんが、一般企業とは違う特殊な世界。どこからどこまでを労働とみなして時間にカウントするのかもむずかしいですね。公演スケジュールがハードすぎるというのは改善されることがないまま課題としてずっと抱えてきているとは思います。
宝塚に労基を適用すべきかという点で、世間の目と私の目。 | mahalo-hokuのブログ (ameblo.jp)
OGさんがインスタライブで話されていたように今回のことがコロナ騒動により引き起こされたものだという感覚はわたしの中に強くあります。非常に残念ですが舞台全般も「もし何かあったら責任とれるのか病」に蝕まれ、過剰なカンセンタイサクを続けてきました。日本全体がすっかり狂ってしまい、あっけなくグローバリズムの波に吞み込まれようとしている状況の中で、宝塚もその波から逃れることはできなかったという感がものすごく強いです。コロナの位置付けが2類から5類へとかわり一応コロナ騒動は終結したかのようにみえるタイミングと宙組が新体制へとかわったタイミングが重なってしまったという巡り合わせの中、ひずみが最悪の形で現れてしまったのかと思うと非常につらいです。
「もし何かあったら責任取れるのか病」「気の緩み」
オンデマンド配信中の『エクスカリバー』ナウオンステージ、キキちゃんが宙組発足時の演目も『エクスカリバー』だったとすごく嬉しそうに話しているんですよね。ずんこさん、花ちゃん、たかこさん、わたるさんは今この経過をどのような気持ちで見守っているでしょうか、キキちゃんママと同期のけあきさん、ともちゃんを招いた宝塚ホテルのディナーショーにキキちゃんが贈ったお花をインスタグラムにあげてくれていました。同期の娘のトップスター就任を同期みんなすごく喜んでいるとありました。更新がほとんどなくなり、雪組OGコンサート中ですがどんな思いでいらっしゃるでしょうか。だいもんは大阪でのライブのアンコールで「すみれの花咲く頃」を歌いながら涙ぐんでしまったそうで、キキちゃんと2年ぐらいかな花組で一緒だったから言えない思いをいっぱい抱えているのでしょう。れーれとべーちゃんはインスタグラムの更新がぱったり止まっています。
国はメディアを使って隠蔽に走っていますが、コロナワクチンの被害が次々と明るみになってくるにつれて、舞台関係者は何回打たされているのだろうと気が気でないし、コロナ騒動で今まで信じてきたものの多くが幻にすぎなかったとわかりました。何が本当なのか、何も信じればいいのか、ますます混沌としています。ことばにするのが非常にむずかしいです。ツィーターの短いことば苦手でこうしてブログにだらだらと長文書き連ねました。
2023年10月31日(火)日比谷シャンテ、
小林一三翁がつくあげた世界、砂上の楼閣にすぎなかったとは思いたくありません。宙組を、キキちゃんをどうぞお守りください。
日比谷プロムナード、ダンスホールが入っていたビル後にできたのかな、こんなに日比谷へ行っているのにしびれもひどく歩ける範囲が限られているのでわかっていません。お高い東京會舘のマロンシャンテリー、井上芳雄さんが最後にモーツァルトを演じるときタイアップメニューで出来たもの、いまだに手がでませんがこの世を旅立つとき悔いのないよう一度だけ食したいとずっと思っています。
宝塚歌劇の殿堂より_宙組展(1)
宝塚歌劇の殿堂より_宙組展(2)
宝塚歌劇の殿堂より_宙組展(3)
1998年宙組『エクスカリバー』『シトラスの風』
1998年宙組『エクスカリバー』より-「未来へ」
なつかしの宙組『エクスカリバー』『シトラスの風』