たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

つかの間の夢の時間は終わりました

2019年09月14日 17時16分56秒 | 宝塚
 昨夜は眠剤一錠でたぶん4時間半ぐらいの睡眠。最初ベッドスペースにいったら自分の場所になぜか他の人がいて、スタッフに声をかけて再び入ったときにはいなくなっていました。よくわからないです。結局一時過ぎに横になったものの、しばらく寝つけず、気がついたときはお手洗いとすごいイビキで目がさめました。それからはまた眠いのに眠れない病、つらいですがこれで仕事する時だってあるのだからサ。とにかく日比谷を目指して電車に乗り朝食はミッドタウン日比谷になるコンビニでおにぎりとカフェオレ。かなりギリギリでしたが11時の開演に間に合いました。昨日は一回公演だったのでみなさん休めたかな。昨日よりも元気で最初から舞台も客席もノリノリに感じました。昨日の終演から同じ時間を過ごして11時からの舞台に立ち、今日は二回公演。よくこんなハードなスケジュールをこなしていると思います。自体がついてこないのなさけなくて残念ですがなんとか無事に観劇できてよかったです。

 
 芝居は今日もホンが「道場ださい、道場ださい」と突っ込んでました。「タンメンだけかい、かい、かい、かい」のあと「みろ、ぜんぜんうけとらんやないか」。(たしかに大劇場ではもっと大きな笑いが起きていたかも・・・)。客席が大きく拍手すると「ありがとう、気を使わせてしまって」と。ホーカーズでパラダイスプリンスが歌う時、大劇場では見逃していたと思いますが、ニコラスの顔を印刷したアイドルグッズをもって面々が応援しているんですね。ニコラスパパが団扇をふって盛り上がっていました。ホンが持っていたのはハンカチ?がオケボックスに落ちてしまい、あちゃーっていう表情でニコラスパパとホンが落ちていくのをみつめていました。そのあとどうなったのか気になります。シンガポールの、座ったままテクテク歩く場面は、先に歩いていたホンがくるっと右回りに回転してアイリーンを驚かせるというネタに変わっており、アイリーンはもうわかっていても毎回びっくりな感じなのかな。「なんでついてきたんだよー」、「ふん!」のかけあいがのってるのってる。そのあとまさかのやり直し。ライブビューイングで観た『Another World』で繰り出された必殺技に遭遇できるとは思いませんでした。ジャケットの中のホンのネクタイ?がクックパッドを検索しようとしているアイリーンにからまってしまったのかな? 舞台上で素に戻って手順を打ち合わせしていたのが自然に見えてしまったのは紅マジック。ホンの「やり直しますから」「どこからやり直す?」にリーが反応できないでいるとエリックが「満漢全席から」と助け船。ホンが「先輩すいません」って言ったあと、リーが「満漢全席で勝負だ」っていうところからほんとにやり直しでした。「満漢全席?!」「満漢全席!」でホンがリーの真似っこするところを一度の観劇で二度みることができました。リーがホンに限りなく近くによっていたのがなんとも可愛い。客席は大ウケ。紅さんだから許されるギリギリのところ。キティが登場して一緒にはけていくとき、「超超超端正」って言うところを、「色々とごめんねー」っていいながらはけていくホン。そのあとアイリーンがちまきを投げるところ、暗転がちと早すぎるかな。投球フォームをもう少しみたい。今日のアイリーンはおへそ出していなかったかな。どう変えているんでしょうね。最初にアイリーンが登場するとき、止めにきたニコラスの頭を何回もこづいていました。アイリーンもノリノリ。ラップ対決の場面は、後ろで魚持って踊っているの見逃せないし、銀橋のラップ対決もみたいし、目が足りないです。最後赤ちゃん背負った紅パパの笑顔がワイワイガヤガヤと賑やかな舞台を見渡しながらすごく楽しそうだったの、満足そうだったの、幸せそうだったの。パイナップルなく、牛魔王が背中の赤ちゃんをあやそうとしていました。おじいちゃんだよー、っていう感じかな。ホンがプンと怒った顔していたのはどんな台詞があったからだろう。目も耳に足りなさすぎます。こんな退団公演はお目にかかることはこれからもたぶんないでしょう。小林寺の官長にクソジジイベエみたいにしているところやミッキーにおっさんって言うところも紅さんオリジナル。白いブラウスがとてつもなく美しいところとのバランスがギリギリ。こういう個性をもったスターさんと出会えたことほんとに希少だなと思います。同じ時代に生まれてくることができてよかったです。
 
 流れ星が落ちたあと紅さんが銀橋に登場してスタートするショー。二階席からだと全体がよくみえてやはりフォーメンショーが美しかったです。「ひとり星の上で」を歌う場面、オケの音色が、なんていう楽器かわかりませんがすごくきれいでした。オケと紅さんとのデュエットみたいに感じました。ボレロは紅さんの宝塚人生を称えているのかな。みんなと同じ衣装から最後はひとり階段の上でスパニッシュな衣装に着替えて踊る。少しずつ違う緑色の衣装が最後縦線によって配色が濃かったり黄色味だったりしてすごくきれいでした。足踏みと手拍子が響く静かなる場面、オケもデリケートに緊張していました。これは二階席からの映像もぜひ残してほしいです。階段から娘役さんたちがドレスを裾を持ちながら次々とおりてくる場面だけでもほんとに美しくて鳥肌ものでした。何回みてもいい場面。極楽鳥の場面で使われている歌の歌詞がすごく気になる。毎回紅少年が儚い夢を歌っているように感じて何気に沁みます。燕尾服の場面、桜の花びらの娘役さんたちが最後散ってしまう感じも二階席からだとよりフォーメーションが美しくぐっとせまってくるものがありました。紅さんを真ん中に退団する麻央さんと漣さんの三人で踊る場面、紅さんが漣さんの足を踏むと大劇場では麻央さんが漣さんをリフトしていましたが東京ではお姫さまだっこして群舞のなかに戻る流れに変わっています。麻央さん、燕尾服のあと愛理さんが男役さんたちを次々とふっていく場面で愛理さんをリフト。横から紅さんが現れて愛理さんをかっさらうとツンデレだった愛理さんがすごく嬉しそうな表情になるのいいですね。グンバンチェロのあと、昨日に続き前髪パッツンのかつらでした。聴かせる歌声、退団は惜しいなあと思ってしまいました。紅さんは大劇場卒業を経て今日もよりいっそう艶っぽく、きらきらと輝いていました。特にグンバンチェロと極楽鳥の場面がちょっと髪が出ている髪型も含めて気になります。ボレロの場面で最初みんなと同じ衣装で登場するとき髪をきっちりと固めているのも男役としてのこだわりなのかな。場面場面でみせる顔が違う。きらきらのない燕尾服で大階段に立ち、客席に背中をみせてさっと両手を高く上げるとたちまち劇場がオーラに包まれる、これがトップスターなのだという納得感と満足感、胸がいっぱいになりました。幕が降りていくとき、きらきらの笑顔でおもいっきり手を振ってくれて、ライブビューイングわかりませんが生で男役紅ゆずるをみるのは最後でした。万全の体調でなかったの残念ですが無事観劇できただけよかったよね、ありがたいです。せおっちが娘役さんたちをしたがえてマシュケンダラを歌う場面、せおっちがどんどんキラキラしてきているし娘役さんたちのドレスさばきが見事。可愛い娘役さんか揃ってるし、退団後誰よりも早く星組の舞台に紅さんはかけつけますよね、きっと。

 12月に日生劇場を予約したので日比谷を訪れる機会はまだまだあると思いますが、東京宝塚劇場の中に入るのは今度こそ本当にこれがもう最後だったかもしれません。色々と尽きませんが今帰る場所は、わたしには活気がないとしか感じれない車ビュンビュンの田舎町、火曜日は電話当番でまた吐きそうになりながらの現実、明後日から考えましょう。明日はこだまの指定席でのんびりいくかな。二日連続の観劇はなかなかに忙しい。よくがんばったよ自分。今夜もたぶん眠れない、あかすりぐらいやっていきたい。夢の時間は待っている間すごく長いのに終わるのはあっという間。わかっていてもさみしいですな。