日比谷がわたしを呼んでいる

　昨夜も脳みそ疲れすぎと緊張のせいか、眠剤半錠にさらに半錠でも寝つくことができず、眠れないときついので一錠までにしてほしいと主治医から言われているのに、さらに半錠のんでしまいました。結局トータル一錠半、のどの渇きがひどいし、口の中が気持ち悪くて仕方ないです。ほんものたちがのんでいるのに比べたらたいしたことないのだろうけれど体にいいわけはなく、こんな生活を続けていたら死んじゃいますね。がんばって生きていることが結局死を呼んでいるのかなって思います。いやいやまだそんなことはない。今わたしを呼んでいるのは日比谷のはず。週末は日比谷が待っているから、脳みそいっぱいいっぱいで吐きそうになりながら、今日もつらいつらい一日を生き延びることができたのです。まだ死ぬわけにはいかない。あの世から呼ばれるとき、観ておけばよかったと後悔したくない、だからなんとか生き延びてまた大好きな日比谷に行きたい。今はそれだけ。

　今日も長い一日でした。幸い、お昼の電話当番の時にまったくわからないむずかしい電話をとることはなく、なんだかんだいいながら隣でお弁当食べながら教えてくれたりもするだけ幸いでした。午前中とった電話はむずかしかったです。まったくちんぷんかんぶんではなくなったけれどそこまで脳みそがまわらずむずかしいと思いました、自分ダメだなあって思いました。でも職員もダメなのよね、足をひっぱりあっているのか助け合っているのか、ほんとに不思議。それはわたしじゃありませんが先にきてそればっかり強くてそう言われても電話の向こうで待たせているのにわたしはどうすればいいですか、っていう感じになったり、職員同士の関係性がよくないことや職員がわかっていないことのあおりを随所で受けます。知らねーよ、かんべんしてくれよー、って思いますが、ここにいるならあきらめるしかないのだろうなと思います。月半ばはわりと書類が減ってくるのでほとんど処理を残すことなく、終業時刻を迎えることができました。明日と明後日お休みいただきますと言ったら二人ともわりと機嫌よかったです。実は自分もみりおちゃんが好きなのですっていうひとりは締めに間に合えばなんでもいいとの返事。もう一人の好きなアーティストのライブに行くために休みをとる人は、そのための働きなのだからお金使ってください、と機嫌よかったです。みりおちゃんの卓上カレンダーをいっとき机においたのでなんのために休むのかバレバレになってしまいましたが、説明いらずなので、別にまあいいですかね。こうして休めるだけまだわたしはマシなんですかね。休み明けいきなりまた電話当番。おそろしいです。月曜日に予習と復習するためパンフレットを持ち返ってきましたが、日曜日までは現実逃避します。まだなにも準備していません。明日の午前中荷物をつくって午後あまりおそくならないうちに新幹線に乗らねば。ノープラン。スパはいびきすごい人が必ずいるので眠れないのですが広いお風呂、炭酸水のお風呂にミストサウナとたっぷり余分なものを洗い流すことができます。十数年にわたり煮詰まってくると通っていたスパ。あかすりもやりたい。またお金使うから収入は必要。そのために苦しい毎日を生き延びています。こんなに毎日つらいの苦しくって仕方ないですが、観劇のためにお金は必要。だからこらえ続けています。昨年の11月半ばまでは、苦労して家賃を払いながら電車に乗れば1時間余りで辿り着くことができた所に暮らしをしていたのが、人口わずかな田舎町に引っ込んでしまった今は夢の中にいたように思えます。夢の国に出かけるような気分です。昨年5月昼間は宙組を観劇して夜は『モーツァルト』、この上もなく幸せ感に満たされた一日でした。一年4カ月前のことなのにすごく遠い日のように思えます。

　同じ演目を東西で観劇するのはたぶん最初で最後。大劇場からいろいろと変わってきているようなので楽しみです。公演デザート食べたいし、またノンアルコールドリンクもいただきたいし、終演後はゆっくりめにキャトルレーヴみたいしカフェに入れば出待ちも見られる。シャンテのステージ衣装展と『ラ・マンチャの男』展もね、そのために苦しい日々をしのいでいるのですよ、そのために。まずは無事明日中に新幹線で移動しなければ・・・。

　東京宝塚劇場の向かいにはシアタークリエ、お隣は日生劇場、少し歩くと帝国劇場のある日比谷がいいの、友の会で退団公演のチケットが当たるなんて、大好きな日比谷がわたしを呼んでくれているのだと勝手に思っています。当たらなくても旅行会社手配で新幹線片道分捨てて行くつもりでしけど当たりました。12月は日生劇場に行くつもりでチケット予約しました。だからまだ死ねない。死ぬわけにはいかないです。明日が無事でありますように・・・。