たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

2015年2月『地球投五郎宇宙荒事』

2016年08月14日 17時09分52秒 | ミュージカル・舞台・映画


2015年2月19日のブログ記事「元気をもらっています」
http://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/a1bfb22f4730ecf0535b35245c862285

 2月3日から18日まで、六本木のEXシアターで上演された『地球投五郎宇宙荒事』に清史郎君が出演したことを書いていますが、読み返すとわたし、自分が観劇したことには触れていないですね。2月17日(火)、夜の部18時-21時を観劇しました。携帯で撮った劇場内の写真をようやくアップ。フォトチャンネルでも公開しています。よろしかったらご覧ください。


 真冬の雨がしのつく極寒の日でしたが劇場内は熱く盛り上がっていました。スター・ウォーズのパロディ版のような舞台。笑いにあふれていました。歌舞伎って本来こういうものなんでしょうね。荒唐無稽な荒事を魅せる。それでいてどこか人の世の真実が隠し味のようににじみ出ている。拍手喝采しながら観劇できるのは楽しいひとときでした。


 二階のボックス席にあたるような席には演出を手がけた三池監督のお姿。喫煙室付近でもお見かけしました。赤いパンツとサングラスがよくお似合いでした。さすがなオーラ。清史郎君とは2011年公開の映画『忍たま乱太郎』でも一緒でした。二階席正面あたりで小さい子供さんの泣き声がしたのは海老蔵さんのご家族だったみたいです。振り返ればこの頃すでに病との闘いは始まっていたんですね。心静かに応援したいと思います。


 プログロムには歌舞伎役者にまじって清史郎君の名前が。
 二幕でお犬様の着ぐるみの中から現れた与駄役の清史郎君、可愛かったです。舞台の幕をあけるのも、これでおしまい、と幕をひくのも清史郎君の役目。歌舞伎の舞台では通常カーテンコールありませんが、最後に海老蔵さん、獅童さん、清史郎君の三人が客席からの拍手にこたえて登場しました。正座して客席に頭を下げてくれた時与駄の大きな手をくっつけたままで舞台に手をつく姿もまた可愛いかったです。泣き虫与六のあどけなさを残しつつ大人の役者へと凛々しく成長していく姿に出会えたのは幸せでした。わたしは前日労働紛争の調停で強烈な毒にあたって満身創痍のふらふら状態。どんな結末にたどりつくのがわからず、終わりがみえそうだったのにまたみえなくなって極度の緊張感で、ほんとに頭がどうにかなりそうでした。心身をすり減らしながら気力でなんとか生き延びていた日々でした。清史郎君から心のエネルギーをたくさんもらいました。こういう時間がなかったら、こうやって心のエネルギーをチャージする方法をもっていなかったら倒れてしまっていたと思います。チケット代安くありませんでしたが、倒れるよかったです、ほんとに・・・。現実を忘れて逃げ込む場所と時間は必要。

 
 明日は久しぶりに13時半からのお昼休憩。きついことですが、地味に今の自分にできることをやるしかないのだと言い聞かせます。














写真の撮り方がまずいのでわかりにくいですが、歌舞伎メイクの顔になっています。どなたが贈られたのでしょうね。









イルミネーションが贅沢すぎるほどに華やかでした。

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