たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

心に沁みる言葉たち

2016年08月05日 22時42分22秒 | 日記
若松英輔 ‏@yomutokaku · 8月3日

何かを成し遂げたいと強く願う。だが、よく考えてみると一見華やかな成果も時間と共に過ぎ去る。それは相対的な、比較可能なものだからだ。しかし道程は消えない。誰も見ていない所でひとり、苦悩した記憶はその人のなかで生き続ける。懊悩は永遠に連なり、苦しみの経験は人生の意味へと続く扉になる。

若松英輔 ‏@yomutokaku · 7時間7時間前

幸福とは何であるかを考えることなく、どうやって幸福を探すことができるのだろう。誰かが決めてくれた、あるいは、誰かが言っていた幸福を手に入れたとして、一体何の意味があるだろう。私たちに必要なのは、固有の、しかし、けっして他を傷つけることのない、「私」の幸せなのではないか。

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 今日もムシムシな夜、金曜日。なんとか無事に就労開始から半年経過をクリアすることができました。よくやったきているさ。誰にも話すことはできませんが、労働紛争によりずたずたにすり減り気力が失せてどうしようもなく、社会から孤立して涙するしかなかったところからここまで回復してきたのはわたしにとってすごいこと。これで一応経歴書に書くことができます。残念ながら応募したい会社なんてありませんけどね。ただ、この身をけずるような思いで会社で働きながら会社の中では一言も話すことなく、どうにか合格した精神保健福祉士という資格。なにかわたしにできることはないのだろうかという気持ちがうずきます。合格したのは2009年だったかな。乳幼児精神保健学会のセミナーに参加しているだけでも勉強ですが、いろいろと忘れてしまっているし変わってきているので勉強しなおす必要ありです。前職の在職証明書の提出を求められるようなことがあるならもうそれで道は閉ざされますけどね、どうなんでしょうか。クソみたいな会社に使い捨てられて、このままでは終わりたくないという気持ちもうずきます。

 妹の分まで生きたいという想いはもう十分に果たしたのでそこはもういいのかもしれません。自分のために幸せになりたいです。苦労に苦労を重ね続けた日々が、若松さんの書かれている、「人生の意味へと続く扉」になっていくことを心から願っています。若松さんの言葉には嗚咽するほどの哀しみや苦労を経験した人がもつ強さと優しさがあふれているように思います。断捨離が落ち着いたら『悲しみの秘儀』を読みたいです。

若松英輔エッセイ集 悲しみの秘義
若松 英輔
ナナロク社