65オヤジのスタイルブック

ソチオリンピック・竹田発言に見る負の連鎖

ソチオリンピック日本選手のメダル獲得が遠のいています。本命と言われ、金メダルに意欲を見せていた長島、加藤両選手出場のスピードスケート500Mでも、オランダ勢の勢いの前に屈した結果となりました。

一部では、敗戦後の選手の言動や結果に厳しい批判を浴びせるジャーナリストや政治家が見られます。今回も明治天皇玄孫の竹田氏が、選手の言動や国家斉唱に対して批判する話題が注目されています。

東京オリンピック誘致成功後の冬季オリンピックだけあって、選手のメダル獲得に注目が注がれるのは当然ですが、勝利至上主義の機運だけが高まると、オリンピック精神とは別の方向に進むことを危惧します。オリンピックは、ナショナリズムの前にアマチュアリズムが根本にあるはずです。

僕は、オリンピックには如何ともしがたい負の連鎖が存在すると思います。そうした負の連鎖は、大会中に出されるマスコミや一部ジャーナリストの発言が起因するのではと感じてしまいます。国の代表として参加する選手に対して、選手の発言や行動に対して批判するのは、お門違いで役員やコーチが間違っていれば正せばいいわけで、まして竹田氏の父親はオリンピック関係者であり、親子の間で意見を戦いあわせればいい話です。

ともあれ、まだメダル候補と言われる選手の競技は続きます。結果にとらわれず日本人として全力で応援することが負の連鎖を断ち切る唯一の方法ではないでしょうか。


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