美人の日本語幻冬舎このアイテムの詳細を見る |
昨年より「声に出して読みたい日本語」のシリーズ、ベストセラーによりテレビでも人気を博している斎藤孝さんから、美しい日本語が見直されているようだ。
言葉には流行語のような変わりゆく言葉と普遍的に残る言葉がある。その普遍的な言葉が美しい日本語ではないかと思っている。
最近、本屋さんでふとタイトルにひかれ、購入したのが「美人の日本語」だ。
この本、作者の美的感覚に基づいて、美しい言葉(熟語)を4月から365日ひとつずつ紹介した作者のメッセージ的一書だ。
また帯に記された言葉がまた粋だ。「一日一語、口にするだけで心が綺麗になる。一年365日の言葉」
その言葉は、今は懐かしい言葉から初めて知る言葉に、普段から聞きなれた言葉まで千差万別な言葉があり、言葉の小宇宙とも言うべき広がりをもっている。
せちがない世の中に身をおいていると、なぜか、下品な言葉や暴力的で汚い言葉だけがなぜか、耳にはいってしまうことが多い。
この本に載っている言葉が行き交うような世の中なら、心地よい安らぎの時が流れているんだろうなとふと思った。