人生論:「生涯発展途上」を目指して

消化器内科医になった起業家・弁護士・会計士、岡本武士による人生論や新たな視点の提供、身の回りの出来事に対するコメント等。

持つべき「3人の親友」

2005-12-12 02:13:18 | 人生論・閃き
「医者、弁護士、銀行員」の親友を持てと言われることがあります。また、父親が持っていた古い帝王学の本では、総理大臣は「ジャーナリスト、宗教家、名医」の親友を持つべきだと語るものがありました。

なぜ親友の数が3人に限られるのかは疑問ですが、これに合わせて「持つべき3人の親友」を考えてみました。

まず、「医者、弁護士、銀行員」について。

医者は何かあったときに自分や家族の命を救ってくれる。弁護士は何かあったときに法廷で守ってくれる。銀行員は何かあったときにお金を貸してくれる。こういった理論でしょうか。銀行員については「大金持ち」としてもいいのかもしれませんね。

「自己中極まりない!友達をなんだと思ってるんだ」というのが第一印象ですが、それを許したとしても、友人とは有事の際にのみ必要なものなのでしょうか?

次に、「ジャーナリスト、宗教家、名医」について。

総理大臣にもなると世論が耳に届かないようです。大企業の社長には消費者の苦情が届かない、ということと同じようなイメージでしょうか。なぜ宗教家が必要なのは忘れましたが、名医は、前述と同様の内容だと思います。また、総理が倒れたら不安や混乱を招く。株式市場も下がる。国際関係も鈍る可能性がある。よって総理に名医の親友がいることは国にとっても重要かもしれませんね。総理にもなったら国がなんとかしてくれそうですが。(以上は帝王学の本に書かれていた内容ではなく、私の勝手な考えです)。

しかし、専門家はいらないのでしょうか・・・みんな公務と全くといっていいほど関係ない。同伴の親友は?外国の首相は?

ということで、持つべき「3人の親友」の結論を出してみたいと思うに至りました。これは百人百様のはずですし、人生の段階によって異なるものだと思います。

ひとつ候補としてあげたのが、「追いたい人、同等な人、追ってくる人」。目標となり指導をしてくれる人がいて、競ったり深く理解し合える人がいて、自分を目掛けて全力疾走していて次のステップへと背中を押してくれる人がいる。そして、全員がこのような関係になっていたら、お互いのためになるはずです(反対の立場となるわけですから)。

ちょっと理不尽なことを除いた体育会系のイメージになってしまうかも知れませんが、成長を重んじる人にとっては候補になる考え方なのではないでしょうか。

しかし、優劣関係は固定されるものはないし、親友はホイホイ変えるものでもないですよね。このような役割を果たしてくれるのは、普通の友達でもいいし、ものによっては優劣が逆転するし、それぞれ大勢いるはずですよね。

ということで、「これだ!」という結論ではないのだと思います。私の「これだ!」と言える結論は:

「○○○○、○○○○、○○○○」(実名が入る)。

自信を持って、今の親友こそが持つべき「3人の親友」といい合える関係、これこそが理想なのではないでしょうか。私がこの○○○○を埋める名を持つ3人が、同じように私の名で埋めてくれることを祈りつつ。

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