今日は小平の十周忌にあたる。新華網は主に春節のニュースがほとんどで、小平関係は数えるほどしかない。
それもほとんどは外電を受けた形になっている。
新華網オリジナルは↓くらい。
小平死後10年、中国は発展の新段階を迎えた(中文、新華網)
http://news.xinhuanet.com/politics/2007-02/18/content_5752425.htm
この記事にも書かれている内容(おそらく良識をもった中国人は全員気にしていることだと思うのだが)対策を後回しにしてきた、それを否定する事で中共が成立している筈の「近代化とはなじみにくいアジア的なもの」、が小平モデルを進めるうちに腐敗の度合いをより深めている。
そもそも小平モデルは「近代化には多少目をつむった上で経済建設を優先する」ものなので、80年代末のように上が弱腰のように見えれば直ぐに下の方が騒ぎ出す。また伝統的にそれをくりかえしてきた民族でもある。
歴史的にみると、共産党王朝は伸張期を過ぎて爛熟の最盛期にあるといえよう。
民主的な政体であれば、痛みを伴った自己改革も可能なのだろうが「新中国」がどうするのか、縁浅からぬ隣国人として見守ろうと思う。
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